先週の冒頭、理研改革委・岸委員長の提言予告に関連して、下に引用した③と④)を述べました。図星であったようです・・・・と言うより、研究者がこの提言予告を見れば、「背景に何があったのか」がほぼ分かってしまう、ということです。

一方、マスコミ、評論屋、文化人気取りのタレント・・・といった連中が、この問題に対して垂れ流してきたことは当たっていましたか? 私が危惧しているのは、政治、経済、外交、防衛等々の重要問題に対して、この連中が「STAP問題の実態が顕わになる前の状態」で、例によって例の如く、無根拠・無責任な情緒的ヨタや出鱈目を垂れ流し、善男善女が「何となくそのような気分」になっているのではないか、ということです。 
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③「客観性に基づかない安易な採用」をしたのではないか?」、また「選考過程は3~4段あるはずなのに、なぜ各段のチェックが働かなかったのか?」、「そこに至るまでの過程に組織的な問題があるのではないか?」と言うことで、当然なすべき検証です。組織として、非常に問題があると思われる点です。

④同業者から見て、理研が「調査せず」としたことが極めて不思議です。上記①~③の事項と現在までの経緯からして、取り下げ論文の内容の調査は信頼性の再構築に不可欠です。