こんにちは、結城です
最近
ドラムトラック制作は
digidesign社の「strike」に
たよりっぱなしです
SCHEVECARSの新譜も
全部これでやってます

digidesign strike1.5
これは何かというと
簡単に言えばドラムマシンです
コンピュータ上で動く、、、
ドラムマシンなんてものは
80年代から(実は70年代から)
あるのですが
これは
それらとどこがどう
ちがうのかというと
簡単にいうと
とてもリアルな
音がします
そもそも
生のドラムキットというのは
大きな音がする
太鼓やシンバルが
畳2枚分くらいのスペースの中に
並べられているのですが
その太鼓のひとつひとつを
分離させて録音するのは
事実上不可能で
たとえば
スネアドラムを拾う
マイクのトラックには
かすかにバスドラの音が
かぶさっていたりします
神経質なエンジニアは
そのバスドラの音を消そうと
ノイズゲートをかけたり
イコライザーをいじったりと
いろいろやるわけですが
あんまりやると
音が不自然になったり
副作用も出てくるので
適当なところで妥協しておきます
つまり
スネアのトラックから
バスドラを消すことは
できないのです
そこに登場したのが
ドラムマシンです!!
これは本物の
ドラムが鳴っているわけではないので
スネアやバスドラ
タムなどが
完全に分離した状態で
録音できます

つまり
スネアの低音を上げたら
バスドラの音が大きくなってしまった
なんてことにはならないのです
これはとても
画期的なこと
、、、
のように思われましたが
機械としてのリズムを
意図するような場合はいいのですが
人が叩くことの代用としては
いささか不自然である
というのが
多くの人の一致した見解でした
(つづく)