こんにちは、結城です!!
さて、前回
7thより上に
3度づつ和音を積み重ねたコードのことを
テンションコードと呼ぶ
というはなしをしましたが
7thの3度上の音は
9thです
9thは2度と同じ音ですが
ルートから1オクターブ以上高い音を使う
という意味で
2ndではなく9thと命名されています
ところで
2度には
短2度(半音)
と
長2度(1音)
とがあります
なので9thにも
ルートの1オクターブ上から
半音高い音
と
ルートの1オクターブ上から
1音高い音
とがあります
これらは、通常
♭9th(半音高い)
9th(1音高い)
と呼ばれます
たとえば
C♭9
の場合は
ド ミ ソ シ♭ レ♭(=ドより半音高い)
という構成になりますし
C9
の場合
ド ミ ソ シ♭ レ(=ドより1音高い)
という構成になるわけです
なので
ルートより半音高ければ ♭9th
ルートより1音高ければ 9th
と、覚えておけばいいと思います
実は
もうひとつ
厄介な9thがあります
♯9th
というコードですが...
これは
長2度の半音上の音を加える
ということなのですが
この音は
短3度と同じです
つまり
C♯9 の場合
ド ミ ソ シ♭ レ♯(=ミ♭)
という構成となり
長3度(ミ)と短3度(ミ♭)が同時に鳴る
ことになります
メジャーだかマイナーだか
わからないコードなんです!!
このコードは
ブルースなどでよく使われるコードですが
短調と長調の間を行き来する
ブルースでは
これもありなんだと思います
ちなみに
C♯9th はあっても
Cm♯9th というコードはありません
ミ♭は短三度なので
もともとCmの構成音だからです
♯9thはジミヘンがよく使っています
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