コードについて(その16)9thコード | SCHEVECARSのフォークレゲエでスカ!?

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こんにちは、結城です!!



さて、前回
7thより上に
3度づつ和音を積み重ねたコードのことを

テンションコードと呼ぶ

というはなしをしましたが


7thの3度上の音は
9thです


9thは2度と同じ音ですが
ルートから1オクターブ以上高い音を使う
という意味で
2ndではなく9thと命名されています


ところで
2度には

短2度(半音)



長2度(1音)

とがあります


なので9thにも

ルートの1オクターブ上から
半音高い音




ルートの1オクターブ上から
1音高い音


とがあります



これらは、通常

♭9th(半音高い)

9th(1音高い)

と呼ばれます



たとえば


C♭9

の場合は

ド ミ ソ シ♭ レ♭(=ドより半音高い)

という構成になりますし



C9

の場合

ド ミ ソ シ♭ レ(=ドより1音高い)

という構成になるわけです



なので

ルートより半音高ければ ♭9th

ルートより1音高ければ 9th


と、覚えておけばいいと思います



実は
もうひとつ
厄介な9thがあります


♯9th


というコードですが...


これは

長2度の半音上の音を加える

ということなのですが


この音は
短3度と同じです


つまり

C♯9 の場合


ド ミ ソ シ♭ レ♯(=ミ♭)


という構成となり


長3度(ミ)と短3度(ミ♭)が同時に鳴る


ことになります


メジャーだかマイナーだか
わからないコードなんです!!


このコードは
ブルースなどでよく使われるコードですが
短調と長調の間を行き来する
ブルースでは
これもありなんだと思います



ちなみに

C♯9th はあっても


Cm♯9th というコードはありません


ミ♭は短三度なので

もともとCmの構成音だからです


♯9thジミヘンがよく使っています


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