今日は一日どこにも出かける予定もないので、雛人形を出しました。

 

チビ子がもっと小さかったときは、立春が過ぎるのを待ちわびるようにして出していたのですが。

年々、出すのが遅くなってしまっています。

 

親王飾りだけなので、あっという間に飾れるのですが。

いざとなると、なかなか腰が重くて、、、。

 

しばらくの間、部屋の一角がちょっとだけ華やかになりました。

今日は出かけたついでにユザワヤに寄ってみました。

すると。

「クロスステッチ × 脳トレ」というポップを発見。

 

細かいところまで見たわけではないのですが。

まぁ、ざっくりと想像するに、刺繍のような細かい手作業、さらにはクロスステッチのような目数を数えるものは、脳の活性化によろしい、、、という事のようでした。

詳しく確認したわけではなく、通りすがりにはこのように理解される内容であった、ということで。

 

脳トレ。

気になるキーワードではあるものの。

刺繍してボケないなら世話ないよなぁ、という下世話な感想が浮かんでしまったのも事実です。

もちろん、認知症に効果があるとは一言も言っていないところが、とっても良心的であるなぁ、とは思っています。

 

母は、刺繍とか編み物とか。

手仕事はとっても得意です。

今でも、息するように針仕事をしています。

でも。

それでも。

ボケてます。

 

日頃、そういった手仕事をしない人にとっては、多分脳の活性化につながる部分もあるのだと思います。

ただ。

これが日常の人にとっては、新しい刺激ではないですからねぇ。

楽器がボケ防止に良い、と言う話を聞いたこともありますが。

一定の年齢に達してから、未知の領域を頑張る事には意義があるのだと思うのですが、きっと若いころからずっと演奏してきた人にとっては、呼吸するようにできること。

認知症予防という観点からは、どうかなぁ、と最近思うようになりました。

 

ちょっとひねくれた見方をしてしまっているかもしれません、、、ね。

 

専門の先生に相談しても答えのない認知症。

母が楽しいと思える時間。それをどうサポートしていかれるか、これから時間をかけて考えていかなければ、ですね。

先週末、久しぶりにテニスをしました。

 

両親と妹と4人でコートを取って2時間。

なんちゃってゲーム形式で楽しみました。

 

一応中学時代はテニス部だったのですが、大昔だということに加えて、やっていたのは軟式テニス。

ラケットを振り切ると、ほぼ全てが大ホームランになってしまうため、チョコンと当てて対応。

日頃から体は動かしている方だと思うのですが、コートを走るのはまた別物で、、、。

 

両親はここ何年も仲良くテニス教室い通っていたのですが、体力の衰えを感じたのか、なんとなくクラスについて行かれなくなってきたことが気になるようで、先月末で退会したとのことでした。

このご時世、少しでも体を動かした方がよい!という妹の判断で、テニス大会となりました。

 

実は母の認知症は少しずつ進んでいるのですが。

テニスをしている時はとても楽しそうでした。

 

おかしい!と気づいたのはチビ子が受験生だった2年前。

病院に行こうと勧めたのですが、「人をぼけ老人扱いする!!」と母が激怒。

なんとか説得して、認知症外来の門をたたくまでに1年かかりました。

そして、通院が始まってから1年ちょっと。

投薬も開始していますが、話がかみ合わないことがどんどん増えてきています。

 

今のところ、日常生活は大きな問題なく過ごせているのですが、先のことを考えると不安しかありません。

 

ともあれ。

少し現状を受け入れたのか、イライラして怒ってばかりいた以前とは変わって、穏やかに暮らしていることがせめても、かな。