NASCAR Cup Series

Toyota 500

Darlington Raceway 1.366miles×228Laps(60/65/103)=311miles

competition caution on Lap 25

winner:Denny Hamlin(Joe Gibbs Racing/FedEx"Delivering Strength" Toyota Camry)

 

 NASCAR Cup Series、ダーリントンその2。ぶっつけレースとはいえ日曜日のデータが役に立つ、はずが

雨上がりの条件になってしまい、また路面状況がリセット。スタート前のパレード周回を増やしてとりあえず

走りながら路面を乾かします。そして今回のスタート順位は上位20台までは日曜日のリバース、

おかげで1列目はライアン プリースとタイ ディロンという珍しい並びです。先週より荒れそうw

 スタートではディロンがジョーイ ロガーノからのプッシュを受けてリードを奪いました。

3周目、先週大活躍だったジョン ハンター ネメチェックがスピンしてコーション。左リアにダメージ。

さらにこの影響で11周目に再度バックストレッチでスピンしてしまいました。

 リーダー争いは2度目のリスタートでロガーノがリードを奪い、クリント ボイヤーが追いついたところで

25周を終えてコンペティション コーションとなりました。今回はモディファイではなく通常の

コンペティション コーションで、ここでボイヤーが先頭でピットを出ます。ボイヤーは日曜日も速かったですが

「日曜日より調子が良い」そうで期待を持たせる内容です。

 

 31周目、ステイアウトのバッバ ウォーレスを先頭にリスタートもボイヤーがすぐにリーダー。

そのままステージ1勝利となりました。

 

 

 ステージ2、72周目にクリス ブッシャーがマイケル マクダウルに軽く当てられてスピン。

また雨が迫っているようで天候も気にしながらの展開です。今季、レース成立条件は

「ステージ2終了かレース距離全体の半分のうちの早い方」に改められたため、このレースでは

114周を完了するとレース成立です。ステージ制導入の時点から考えると、ステージ1、2がレース距離に

占める割合がかなり大きくなってましたからね。

 

 

 リスタート後、ボイヤーをマーティン トゥルーエックス ジュニアが激しく追い上げるも、83周目に

リッキー ステンハウス ジュニアがウォールにヒットしたようでコーション。ここでトゥルーエックスと先ほどの

コーションでピットした組の多くがステイ アウトを選択しました。

 87周目にリスタート、ボイヤーはピットに入ったので6列目からのリスタート。トゥルーエックスは

クリーン エアーを得てしばしリードを守りますが、100周目にケビン ハービックがパス、これにボイヤーも続きます。

ハービックは日曜日と同じ車体を使用しているそうです。

 その後108周目にコール カスターがウォールにヒットしてコーションとなり全車ピット、ボイヤーが先にピット アウト。

ドローンの映像を着る限り小雨は降り始めている模様。113周目にリスタートし、ボイヤーがそのまま

ステージ2も制して、今季初めてステージ1・2をスイープしたドライバーとなりました。

 

 

 ファイナルステージ、ニューマンとブッシャーが雨による終了を期待してステイアウトし1列目、

ハービックは1番ピットを生かしてせっかく先頭で出たのに、ステイアウト組がいたせいで、

不利な2列目インサイドです。

 ブッシャーは一瞬で後退したものの、ニューマンがうまく走って粘った結果、ボイヤーと争っている隙をついて

なんとエリック ジョーンズがリーダーに。ニューマンはこの後も古いタイヤで粘りの走りを披露。

実況のマイク ジョイによれば、以前デニー ハムリンに「どのドライバーがいちばん厄介・・・」まで聞いたら、

まだ最後まで質問してないのに「ライアンニューマン」と答えたそうですw

それぐらいニューマンを抜くのは難しいみたいですね。変な動きもしないのにタフな相手です。

 

 昨年のサザン500勝者であるジョーンズはリーダーを維持しますが、軽く右リアをウォールに当てた影響も

あるのか車がタイト方向になり、残り68周でチェイス エリオットがかわしていきます。

 残り54周、カイル ブッシュがピットに入るとそれをきっかけにほぼ全車ピットへなだれこみますが、

ブラッド ケゼロウスキーはステイアウトしてコーション待ちの戦略。すると、マット ケンゼスのスピンで

コーションが本当に出て状況が一変しました。ケゼロウスキー、ブレナン プールの2人と、ピット組の中で

既にラップ バックしていたチェイス エリオット、ハムリンのみがリードラップ車両でした。

カイルがフリー パス獲得、20台以上がウエーブ アラウンドを受けた結果、隊列整理が混乱してしまいました。

 チェイス、ケゼロウスキー、プール、ハムリン、カイルのオーダーで残り42周でリスタート。

本来なら隊列の後方に下げられるはずのラップダウンが混ざっていてカオスです。

チェイスがリードしますがケゼロウスキーが襲い掛かり、争ってる間にハムリンも加わっての争いになります。

 しかし残り34周、ボイヤーが右リアタイヤの破損からスピンしたようでコーション。ボイヤー、好調だったのに

運が向かず結局22位でした。

 

 このコーションではハムリン、マット ディベネデトーがステイアウト、このレースはタイヤが9セットの規則ですが、

ハムリンはおそらくもう新品タイヤが残っていないようです。

 引き続き小雨が見えるダーリントン、残り29周でリスタート。マットDはイン側リスタートで失速する一方、

ハムリン、チェイス、カイルの3人がトップ争いを展開した矢先でした。

カイルとチェイスが接触。カイルは外のライン、チェイスと背後から来るハービックの間に入ろうとしましたが、

距離を測り損ねて見事にぶつけて回してしまいました。お客さんがいたら大ブーイング間違いなし!

たぶんChaseファンさんの自宅からも大ブーイング間違いなし!w さすがのチェイスもこのアクション

オブラートに包んでおきましたw

 

カイルもさすがに自分のミスを認めていました。ここまで、場面によってはアクセルを戻して自分から引いて絶好調とは言えない車できちんとレースを組み立てていたのでさすだなと感じていたんですが、思わぬミスが

最後に出てしまいました。そしてここでいよいよ雨が強くなってしまい、コーション周回からそのまま赤旗へ

一応しばらく待ってみますが回復する様子は無し、しまいには

キツネさん登場。FOXの中継にFOXが出てきておしまい♪

もちろんレースは成立していますので、ハムリンが勝利を手にしました。

マスクも手が込んでますねw そのうちマスクもスポンサーの広告枠になるんじゃないだろうか。

 

 カイル自身は結果は2位ということになり、これまたチェイスファンが怒りが爆発しそうです。

ハービック、ケゼロウスキー、ジョーンズ、ハービックというトップ5。ズルズルに落ちたMatt Dでしたが、

すぐにコーションになったので9位と結果的には好成績でした。

 日曜日はせっかくカップ戦に初参戦したのにエンジンが壊れて13周でリタイアしてしまったB J マクラウドは

今回は走り切って36位でした。一瞬前にいたプールは結局トランスミッションが壊れたらしく、37位となっています。

 

 次戦はコカ-コーラ 600です。メモリアルデー、自宅でNASCARで祝う日となりそうです。