Monster Energy NASCAR Cup Series
Camping World 400
Chicagoland Speedway 1.5miles×267Laps(80/80/107)=400.5miles
winner:Alex Bowman(Hendrick Motorsports/Axalta Chevrolet Camaro)
MENCS at シカゴランド、先週はマット ディベネデトーの4位に沸きましたが、
今週はアレックス ボウマンがなんとキャリア初勝利を挙げました!!、、、
なのにNASCAR公式YouTubeチャンネルでこのレースがブロックされたまま
(カナダ、イギリスの方も同じこと言ってるのでたぶん全域)なので見れない!
以前も同じ事がありましたが、その時は翌日には解除されてて
ミスっぽかったですが、今回は待てど暮らせど解除されず。仕方ないので
15分のハイライトだけ見ました。次戦のデイトナも同じなら
日テレG+と再契約します。しょぼーん(´・ω・`)
どんよりした空模様の下、オースティン ディロンを先頭にレース開始、、、
11周を終えていきなり雨でコーション(´・ω・`)
ハイライトだけで把握できませんが、恐らくステージ1はここで
ピットに入った後、64周という燃料ウインドウギリギリのランを賭けで
燃費走行した人と素直にピットに入った人で分かれた模様。
結果、ステージ残り2周でクリント ボイヤーのタイヤが壊れてコーション、
その直前までケビン ハービックがリードしていましたが、タイヤの問題で
緊急ピットしており、デニー ハムリンがステージ1勝利となりました。
デービッド レーガンがまさかの3位(。∀°)
ハービックは結果的にチームメイトの事故で周回遅れを免れたものの、
同じチームの車が立て続けにタイヤを壊すとちょっと怖いですね。
ハービックはステージ2でも終盤右前タイヤの不安を訴えていたようですが
チェイス エリオットを退けてステージ勝利。
ボウマンはステージ1を9位、ステージ2は4位と上り調子、
ジミー ジョンソンも4位、5位とヘンドリックは調子が良さそうです。
そしてファイナル ステージ。カイル ラーソンとバイロンの1列目で
リスタートし、171周目にボウマンがリードを奪います。
カイル ブッシュはジョーイ ロガーノとの接触でタイヤを傷めて緊急ピット、
このレースは22位フィニッシュ。
さらにハービックも壁にこすってしまい本日5度目のコーション。
ハービックは14位に終わりました。
この後ボウマンが一時独走状態になりますが、コーションが出ない中
ラーソンがレース終盤にかけて接近。
259周目、とうとうラーソンがボウマンをかわし、これでラーソン勝ちかな、
ボウマンまた2位ね、となるかと思いきや、ボウマンがここから
踏ん張って背後で機会を伺い、261周目に再逆転!
このまま残る6周を逃げ切ってチェッカー、カップ戦通算134戦目、
2~43位の全ての順位を既に経験している26歳が歓喜の優勝です。
実況を聞いて初めて知りましたが、ボウマンは16歳の時に出場した
USACのミジェットのレースで、両鎖骨骨折、肺損傷、右側の全ての
肋骨を骨折、という重傷で7日間集中治療室に入るという
死亡寸前ともいえる大事故に見舞われました。
しかし、医者への第一声は「先生、僕はいつレースに戻れるんですか?」
だったとのこと。
実際、彼はすぐにレースの場へと舞い戻り、地道に結果を積み重ね、
21歳だった2014年にBKレーシング、翌年はトミー ボールドウィン レーシングで
フル参戦。しかし2016年はシートがなく、JRモータースポーツから
Xfinityにスポット参戦。厳しい立場かと思われましたがこれが思わぬ転機に。
体調不良で参戦継続ができなくなったデイル アーンハート ジュニアの代走として
10戦に出場し、フェニックスではPPを獲得して終盤までトップ争いを見せて、
「むしろジュニアより速いのでは?」と思わせる好走。
2017年はジュニアが復帰したので開発ドライバーとして過ごすものの、
この年限りで引退するジュニアの後継者として2018年から88号車の
ドライバーとなりました。
その昔阪神タイガースの掛布 雅之は、ドラフト下位指名、あまり期待されても
いない無名の選手でしたが、オープン戦でたまたまレギュラーだった
藤田 平が知人の結婚式のために欠場することとなり、代役の選手として
推薦されて出場するとその試合で活躍、これが後に主軸として
”ミスタータイガース”と呼ばれる第一歩となりました。
もし藤田が結婚式に出ていなければ、あの試合で結果を出せなければ、
という話題はタイガースファンで語った人は多いでしょう。
ボウマンもどことなく似た雰囲気を感じます。この勝利はいわば
一軍公式戦で初めて中軸として決勝打を放ったようなもの。
チェイスとウィリアム バイロンが若いのでつい忘れてしまいますが、彼もまだ
26歳の若手ドライバーです。
スター性、話題という点ではどうしてもチェイスが最前面に出てしまいますが、
この勝利をきっかけにボウマンが飛躍していくのではないか、
そんな期待を感じました。。。。なのにそのレース見れてないわけです(´・ω・`)