Monster Energy NASCAR Cup Series
Toyota Owners 400
Richmond Raceway 0.75miles×400Laps(100/100/200)=300miles
winner:Martin Truex Jr.(Joe Gibbs Racing/
Auto-Owners Insurance Toyota Camry)
MENCS at リッチモンド。LJTさんの話ではアメリカだと
このレースとF1中国GPがぶっ続けだったそうですが、
こちら生では見れませんので後日のんびり見ておりますw
選手の記事の締めで私は
次戦はリッチモンド、そろそろトゥルーエックスの
ショートトラック初勝利が見たいですね!
なんて書きましたが、本当にそうなりました。
マーティン トゥルーエックス ジュニア、ようやく
カップ シリーズでショート トラック初勝利、そして
ジョー ギブス レーシング移籍後の初勝利です。
テロップが無いレースにも慣れてきましたw
今回大量8台が車検に引っかかって後方スタート&
ピット位置選択権はく奪のペナルティー。
PPはケビン ハービックで、そのまま逃げるのかなと思ったら
カイル ブッシュが異様に速く、コンペティション コーションを
挟んでステージ1を制圧。
クリス ブッシャーがステージ8位と健闘を見せます。
ステージ2開始直後にはカイル ラーソンが接触から左リアを
傷めてしまい緊急ピット。しかしフェンダーが干渉したか、
その後派手にクラッシュしてリタイアとなります。
今季新たにチームメイトとなったカート ブッシュがここまで
堅実に上位を走るのに対し、ラーソンはトラブルもありますが結果が出ず。
解説のダレル ウォルトリップも
「フラストレーションを感じているのではないか」と指摘。
これはラウシュ フェンウェイのリッキー ステンハウス ジュニアにも
同じ事が言えますし言われていましたね。
で、このコーション中のピットでカイルさんなぜか速度違反。
これでトゥルーエックスがリーダーになりレースを引っ張ります。
しかしステージ終盤にトゥルーエックスはものすごいルース、
加えてクリーン エアーでないと不安定なようで、
周回遅れを抜けずもたもたしている間にジョーイ ロガーノに
先に行かれてしまいました。ロガーノがステージ勝利です。
ブッシャーはここでも9位に入りました。
ファイナル ステージ、243周目にマイケル マクダウルが
クラッシュしてコーションとなり、ピットでトゥルーエックスが
先行して再びリード。
ルース気味の車ではありましたが、元々前夜に雨でラバーの
影響が大きく、そしてナイト レースでもあるために
時間とともにリアが食いつくようになってタイト方向の
路面になる傾向がありますから、ひょっとして計算通りか?
と思ったりもします。
が、この後速かったのはブラッド ケゼロウスキー。
265周目にリードを奪います。それにしてもJGRと
ペンスキーしか出てきませんが、何せここまでの8戦全て
このどちらかのチームが勝っており、開幕からの8戦で
2チームのドライバーしか勝っていないというのは史上最少。
SHRがどうも絡んできそうで絡まないですね。
抜かれたトゥルーエックスですが再びケゼロウスキーを
捉えて293周目に再び前へ。
ケゼロウスキーは前のブレーキが真っ赤で、酷使しすぎてしまい、
熱がタイヤの内圧を挙げてタイトがひどいのでは?との
解説でした。
一方のトゥルーエックスは前はほどほど、そしてリアが
他のドライバーより赤くなっており、そうとうリアにバイアスを
振り分けていることが窺えます。
このころからクリント ボイヤーがトゥルーエックスを上回る
速いペースで追い上げてきますが、ピット作業で突き放す
トゥルーエックス&JGR陣営。
終盤とうとう真後ろに来たボイヤーに対し、今度はタイトに
なっているトゥルーエックスは外ラインで防御。
ボイヤーがインではあまり速くないことを生かしてきました。
最後には「ウォールに当たった」とボイヤー、攻めすぎたのか
徐々にペースを失い、トゥルーエックスの最後の対戦相手は
結局ロガーノに。
トゥルーエックス vs ロガーノ、そしてショートトラック、
というとやはり昨年の秋のマーティンズビルが
頭に浮かびますが、それはトゥルーエックスも同じなようで、
今度は突き飛ばされないようがっちりインをキープ。
そしてそのままチェッカーを受けました。
あまりにショートトラックで勝ちに恵まれないため、
ショートトラックで勝ったことがないドライバーとしては
それらのトラックで記録したラップリード数が史上最多、
という珍記録保持者になっていましたが、ようやく
終止符を打ちました。
小規模チームのファニチャー ロウと大規模なJGRでは
仕事の進め方などで違いがあったと思いますが、
今季最上位の5位スタートからの優勝で、いよいよ
波に乗りだすのではないかと思います。
次戦はそんな波を粉砕することもあるタラデガです!