Monster Energy NASCAR Cup Series
Food City 500
Bristol Motor Speedway 0.533miles×500Laps(125/125/250)=266.5miles
winner:Kyle Busch(Joe Gibbs Racing/Skittles Toyota Camry)

 MENCS at ブリストル。前回も書きましたが、
FOXスポーツ解説のダレル ウォルトリップが今季限りでの
解説者引退を表明。DWはブリストルで史上最多の12勝を
挙げるブリストル職人。ということもあってか、今回スタートの
フラッグを担当。

 おじいちゃんちょっと怖いよ(;・∀・)

 そんなレースで、現役でブリストル最多の7勝を挙げている
カイル ブッシュがレースを制したのは何かの縁でしょうか。


 ドライバーもDWが気になってしまったわけではないでしょうが、
開始早々に接触でエリック アルミローラがスピン。
それを見て減速したカイルにリッキー ステンハウス ジュニアが追突。

 アルミローラはクラッシュの修復にもかかわらずなぜか
ガレージへ車を持っていったので強制リタイア(。∀°)
 ステンハウスもボンネットが壊れ大打撃、カイルもリアの
クオーターパネルを失いますが、走行に支障はありませんでした。
むしろ速くなったという話も^^;

 ケビン ハービックは車検で3回も引っかかったため、最後尾からの
スタートに加えてピット通過のペナルティーも背負う重罰。
ここは1周が15秒しか無いのでいきなりすんごい周回遅れになります。

 その後もレースは荒れ模様、ポールシッターでリーダーの
チェイス エリオットでしたが、目の前でライアン プリースが
スピンしてしまい、減速したら追突されてスピン。

 これ自体は順位を下げるだけでしたが、この後
パワー ステアリングが壊れて長い長いレースになります。

 エリック ジョーンズはせっかくリードしたのに
ルース ウィールでピットへ(´・ω・`)
 これでライアン ブレイニーがリーダーになったものの、
車がタイト方向でクリント ボイヤーが接近。
しかしステージ残りわずかでまたコーションとなって、
ブレイニーはピットへ入ったのに対し、ボイヤーは
ステージ ポイント狙いでステイ アウト。
 残り2周のステージを狙い通りボイヤーが獲る、はずが、
伏兵・タイ ディロンがなんとリスタートからボイヤーを抜いて
僅差で先着、キャリア初のステージ勝利を飾ります。
彼はブリストルとかドーバーとか妙に速いんですよね。
 ステージ2はペンスキーの争いとなり、ブラッド ケゼロウスキーを
抜いて行ったジョーイ ロガーノがステージ勝利、
一旦荒れたレースは収まりました。もっとも、
マーティン トゥルーエックス ジュニアがルースウィールで
最後の最後に緊急ピットした事態を除けば、ですが。

 ファイナル ステージは先にピットを出たブレイニーが
リーダーでしたが相変わらず走れば走るほどタイト。
前がクリアな間は良かったんですが、周回遅れが外にいると、
インのラインでは走れども走れども抜くことができず
ウィリアム バイロンに詰まってしまい、その間にロガーノが
再びのリード、ボイヤーも続いて、『今日はブレイニーの日では
ないな』と私は諦めムードw
 で、そんなロガーノよりも、周回遅れのハービックが
タイヤの履歴差もあるのか圧倒的に速くて抜いて行ったものの、
攻めすぎてタイヤを壊したのかほどなく壁に当たり、
行く手を阻まれたロガーノをボイヤーがパス、直後に
コーションとなります。ロガーノにとっては
嫌がらせでしかなかったですねw

 383周目のリスタートはボイヤーとカイルの並び。
ステージ1最後のリスタートでまさかの逆転を許してしまった
ボイヤーですが、ここでもカイルにやられてしまいます^^;
 ただロングで速いボイヤーは慌てず抜き返し、たところで
またコーション発生。ここでデニー ハムリンが2タイヤ交換で
先頭に出ますが、速度違反でしょっぴかれました(´・ω・`)

 423周目にリスタート、ボイヤーはまたロングの良さを
生かしたいはずでしたが、順位を争うさなかに接触で
タイヤを傷めてまさかのクラッシュ、チェイスもほぼ同時に
クラッシュしまたコーション。

 440周目のリスタートからはカイルをペンスキー2台が
抜いて、またもケゼロウスキーをロガーノがパス。
ペンスキーはチーム オーダーなんて単語を微塵も感じない
接触ギリギリの争いをして、しかも当たりそうで意外と
当たらないので大したもんだと思います。
 

 この頃トップ6圏を走り、シボレー勢トップだった
クリス ブッシャーはルース ウィールで無念のピット、
そして、どうも波に乗れないカイル ラーソンが本日2度目の
壁ヒットで478周目に本日11度目のコーションとなりました。
 レース終盤になると、いつも解説のラリー マクレイノルズが
『過去10回のこのレースでの最終コーションの平均周回は・・・』
と教えてくれるんですが、今回は
「あと半周で過去10戦の平均の479周だったのに(苦笑)」
今から言うつもりだったんですねw

 で、運命の分かれ道のピット。カイルとカートのブッシュ兄弟が
ステイアウトを選択、ペンスキーは3台ともピットへ。
ケゼロウスキーは2タイヤ、ロガーノは4タイヤと戦略が分かれ、
ステイアウトはたったの4台とブッシュ兄弟にとっては
ちょっと悲しいお知らせ、だったはずでした。

 さあ、残り14周、守り切れるか!?
イメージ 1
4列目がおかしいぞ!!!w

 どうもケゼロウスキーが位置を誤り、オフィシャルから
指摘されて入れ替わろうとしたものの、いかんせん0.5マイルしか
ないので直らないうちにもうリスタート位置まで来てしまい、
特に止めなかったのでこのおかしな状態からそのまま開始。
これ今年2回目か3回目だと思うんですけど。。

 よりによって、タイヤ交換組の先頭であるペンスキー2台が
おかしなことになってペースを失ったため、カイルが
その間にとっとと逃亡。兄が追います。
 弟はブリストル通算7勝、兄も6勝、7対7になるか、
8対6になるか!という兄弟闘争になり、勢いは間違いなく
兄にありましたが、攻めすぎたのかカートがミス。
 これで勝負が決まり、カイルが早くも今季3勝目となりました。
また、開幕から8戦連続でのトップ10となり、これは
1992年のテリー ラボンテ以来だそうです。

 われらの期待の星(?)マット ディベネデトー、今回は
NASCAR Heat Pro LeagueというNASCAR公式のe SPORTSの
スキームで、途中トップ5も狙える位置を走行していましたが、
最後のピット~リスタートで集団に埋まってしまい12位。
 チーム力を考えれば立派な成績なんですが、もっと
上位を狙えただけに惜しいと思える結果です。
 チェイスはパワステの壊れた車に慣れたらしく11位。
ハービックは最後のコーションでリード ラップに復帰して
13位で終えました。

 ハービックといえば、来季の大規模日程変更により、
最終戦がなんとISM(フェニックス)となることが発表されたので、
一番喜んでいるかもしれません。
といいつつ最近勝ってないですが。

 次戦はリッチモンド、そろそろトゥルーエックスの
ショートトラック初勝利が見たいですね!