Monster Energy NASCAR Cup Series
Folds of Honor QuickTrip 500
Atlanta Motor Speedway 1.54miles×325Laps(80/80/145)=500.5miles
winner:Brad Keselowski(Team Penske/AutoTrader Ford Mustang)

 MENCS 第2戦 アトランタ。ここから2019年の新しいパッケージでの
レースが始まります。
どう変わったかはこちらをご覧いただくとして
ざっくり言うと、高速オーバルではパワー↓ダウンフォース↑で
接近戦を無理やり作ることになります。
さて、そんなにうまく行くのかな(´・ω・`)

 そんな新パッケージ初のレースは、ブラッド ケゼロウスキーが
僅差で勝利、新登場のマスタングに初勝利をもたらしました。

とりあえず外観に違和感
 エリック アルミローラとリッキー ステンハウス ジュニアの
並びで始まったレースは、前夜の雨が降ったため
35周でコンペティション コーションを設定。
アトランタはタイヤへの負荷が大きい上に、初の新パッケージ、
そこにラバーが流れて、決勝はこの週末で一番の好天と
タイヤへの不安が山積です。
 とりあえず、性能が変わったので出足がすごく鈍重になりましたね^^;

 予選スピードを見ると、昨年より3マイルほど遅くなっています。
方式が違うので単純比較できませんが、Gen-6導入初期と比べると
10mph近く遅いようですね。
 解説では、ターンでの速度が15mph以上速くなっているようですが、
そこから考えてもいかに直線で伸びていないかが分かります。
バイザーカメラから得られる情報では、エンジンの回転数は
最大で8200rpmほどまでしか回っておらず、
従来よりかなり低回転になっています。
 故に、外からサウンドを聞いていても、リスタート直後の
タイヤが元気な状態で、既にタイヤがヘタって遅くなったような
のんびりとしたエンジン音が聞こえてきています。
正直この加速感のなさと9000rpm回らないのは寂しい(´・ω・`)


 さてレースの方は、コーションまではアルミローラが
引っ張ったものの、リスタート以後はカイル ラーソンが速く
ステージ1を勝利。
 この規則が発表された際に、大外走りのラーソンに有利に働くかも、
と思っていたので予想通りでした。

 ステージ2では18位スタートからじわじわと上がってきていた
ケビン ハービックがラーソンとリーダー争い。
ロング ランとトラフィックでのバランスにやや難がありそうな
ラーソンを捉えたハービックがステージ2を制します。

 今年のパッケージではスプリッターも延長されましたが、
取り扱いは結構大事です。ハービックはアトランタで
インの黄色い線にタイヤを引っ掛けるようなラインを
得意にしていますが、これをやるとスプリッターもガシガシ
路面に当ててしまいます。
イメージ 1
 わずかとはいえ、削れたりめくれあがったりして空力性能にも
影響が出てきます。
 これ、昨年オフにはSUPER GTでLC500も直面した課題だった
そうなんですが、走行時間とともにだんだんバランスが狂って
ダウンフォースが減ったりするので、実は壊さないでいるのも
大事な要素になってくる可能性があります。
LCはテストしてるうちにだんだんアンダーがひどくなって、
取り替えたら直った、というぐらいハンドリング悪化しました。

 ファイナル ステージもラーソンが速いですが、
ここにマーティン トゥルーエックス ジュニアが追い付いて
さすがのアジャスト力を見せます。しかし彼らがリーダー争いを
しているさなかにコーション発生、カイル ブッシュの
タイヤが壊れたようです。
 すると、このコーションのピットでラーソンは速度違反で自滅。
リスタート後は地味~に頑張っていたライアン ブレイニーが
リーダーとなりレースを引っ張ります。
 お、ひょっとしてブレイニー行けるんじゃねえの?
と見ていて思い出したんですが、ピットサイクルとなって
彼がちょうどピットに入った273周目、ピット内で
ライアン プリースがB J マクラウドに追突。
 マクラウドは自分のピットを見失って急ブレーキ、
一方ちょうど作業を終えたばかりのプリースは、
速度違反しないように視線をメーターに落としたところで、
目の前に急減速した車がいることを完全に見落としたようです。
プリース、良いレースをしていただけに残念でした。

 これでプリースのフロント大破でオイルも撒いてコーション。
この時点でピットに入っていなかったジョーイ ロガーノと
カート ブッシュだけがリード ラップ車となっており、
ケゼロウスキーがフリー パス、以下かなりの台数が
ウエーブ アラウンドとなって残り43周でリスタート。

 ケゼロウスキー、実はこの週末にウイルス性胃腸炎にかかっており、
オースティン シンドリックが代役で交代できるよう待機し、
500マイル走り切れるか正直怪しかったそうなんですが、
ここからレースをリードしていきます。
 そこに対抗馬として上がって来たのはやはりトゥルーエックス。
レース終盤、チームメイトのブレイニーを含めタイヤのトラブルが
続発し、ケゼロウスキーは大丈夫なのかと思わせる中で、
トゥルーエックスが猛烈に追い上げていきます。
 チャンスがあれば狙える位置まで迫ったトゥルーエックスでしたが、
ケゼロウスキーはなんとか逃げ切って勝利。
今日の祝勝会はおかゆがいいかな^^;

 プリース同様良いレースをしていたルーキー・
ダニエル ヘムリックも終盤にタイヤが壊れて脱落、
新人たちはただ速く走るだけではこなせないカップ戦の洗礼を
浴びた形となりましたが、期待させてくれる内容でした。

 期待と言えば、デイトナ500でもしやの活躍だった
マット ディベネデトー。当ブログにも大ファンだという
las vegasさんからコメントをいただくなど注目度急上昇ですが、
GT SPORT仲間のkei-rcさんもその一人のようで、ゲーム内で
早くもこんな車を作成されました。

よ、よだれがでるほどカッコいい( ゚Д゚)

 一方、顔車で話題をさらったコリー ラジョーイ、
開幕で話題になったからか、スポンサーのold spiceさんは
顔車続行を決めたようで、今回もまた走ってましたw
今回も追突したっぽくて顔がすこし凹んでました。
イメージ 2
顔車@車検場 ゆっくり入ってくるのが怖いw

 新パッケージ、解説のダレル ウォルトリップは褒めてましたが、
個人的には、うーん。まだ1レースなのでもうちょっと
様子を見たいと思います。次戦はラスベガスです。