Monster Energy NASCAR Cup Series
リアル顔車登場!w
これは給油無理だな、うん(´・ω・`)
Daytona 500
Daytona International Speedway
2.5miles×200Laps(60/60/80)=400miles
(オーバータイムにより207周に延長)
winner:Denny Hamlin(Joe Gibbs Racing/FedEx Express Toyota Camry)
いよいよ、というかもう、というか、2019年の
Monster Energy NASCAR Cup Seriesが始まりました。
開幕戦デイトナ500、規則変更により次戦から
従来リストリクター プレート レースと呼ばれていたものも、
通常のそれ以外のレース トラックも、全てテイパード スペーサーへと
吸気制限装置が一本化されて、スーパースピードウェイ専用の
プレートは無くなるため、とりあえず
『最後のプレートレース』となります。
そんな最後のレースは盛大な花火大会となり、
生き残ったデニー ハムリンが優勝、ジョー ギブス レーシングが
1-2-3フィニッシュとなりました。
亡きJDに捧ぐ・・・
ウイリアム バイロンとアレックス ボウマン、
ヘンドリック モータースポーツの2人が先頭で始まったレース。
たいがい我々もGT SPORT上で顔を貼った変なネタ車で
参戦しますが、上には上がいました。32号車コリー ラジョーイの車

序盤戦はいつもながらそこそこ静かなもので、
ステージ制レースになってからおなじみ、ピットにいつ入るかの
戦略で順位は変わるものの、トラブルによるコーションは
3回でステージ2までを終えました。
ステージ1はカイル ブッシュ、ステージ2はライアン ブレイニーが
勝ってポイント加算。大事なのは最後の最後です。
しかしファイナル ステージになると予想通りレースが荒れます。
159周目、ピットに入ろうとした面々の後方で接触発生、
滑ったタイラー レディックがピットに入っていた他の人を
巻き添えに破壊^^;
ザ クラッシュをある種荒らしておいて勝ったジミー ジョンソンも
ここで巻き込まれて

それ以前に、ジョンソンはチームメイトとピットのタイミングがズレて
単独で入っており、コミュニケーションミスでは?と
解説のジェフ ゴードン。だとしたら、どえらい運命の分かれ道でした。
ボウマンは序盤に無線トラブルがあったという話で、
ヘンドリックはあまりツイてませんでした。
状況はさておき、このコーションでまだピットに入っていなかった人も
入って給油し、これで全車基本的にもう入る必要が無く、
ここから先はいかに最後に先頭になるかをコース上でレースを
組み立てないといけません。残り40周を切っていよいよ
本当のデイトナ500です。
ここまで大健闘していたのが、今季からトヨタへ変更した
リバイン ファミリー レーシングのマット ディベネデトー。
ちょうどレース前日に当ブログに応援コメントも届いた
カリフォルニア出身の27歳が『もしや』の好走。
ポール メナードもクラッシュに引き続きノッているようです。
ここにバイロンやハムリンといった面々も加わっていますが、
経験の浅い人が前にいると事故原因になったり、勝負所で
ものの見事にドラフティングから外されて裏切られたりしますから
最後の数周まで全く分かりません。
181周目にカイル ラーソン、187周目にはブラッド ケゼロウスキーが
それぞれ単独でスピン。いずれもタイヤがダメになったかな?
という感じでしたが、巻き添えもなく残り10周でリスタート。
もうここからは友達なんていません(。∀°)
で、どうなったと言えば、、、
191周目、リスタート→クラッシュ( ゚Д゚)
195周目リスタート→クラッシュ(;・∀・)
199周目リスタート→クラッシュ(´・ω・`)
最初のクラッシュはメナードがディベネデトーを変に押しすぎ。
インに下りるかと思ったらそうでもなくて、、というメナードですが、
合計21台が巻き込まれる大惨事。
ザ クラッシュでは被害者だったメナード、今回はどちらかといえば
加害者側で、結果的に2度ともすごい台数を巻き込みました^^;
2回目は動きが重なった、とは言え、「そこは入れんだろう」という
ところにリッキー ステンハウス ジュニアが入ったのが主因。
そして3回目は、クリント ボイヤーが抜いたはいいけど
抜き切ってないのにラインを変えたのが主因。
いずれも、正直カップシリーズのドライバ―としてはやや軽率、
どっちみちクラッシュはまあ起きるか起きないかで言えば
間違いなく起きるんですけど、どちらかと言えば『いらん接触』
で立て続けにコーションになったので、個人的にはむしろ
多発で面白さを削がれた感がありました。
結局NASCARオーバータイムとなり、ハムリンとカイルを
ジョーイ ロガーノが捕まえに行く展開。
ロガーノはファイナル ラップに仕掛けてハムリンの背後に迫り、
ハムリンが進路変更しまくって鬼ブロック。
最後はこの因縁もある2人が絡むのかと思いきや、カイルが
ロガーノに対してサイド ドラフトを浴びせかけてロガーノ失速。
カイルがチーム プレーに出たおかげでハムリンが逃げ切りました。
JGRでは、チームの共同オーナーであり、ジョー ギブスの息子である
J D ギブスが1月11日に他界。
脳に関する病気を数年前から抱えて闘病していたんですが、
年明け早々の訃報でした。
そんなJDに1-2-3フィニッシュで弔い星をあげた形となり、
チームとして素晴らしい週末になりました。
デイトナ500でのチームによるトップ3独占は1997年の
ヘンドリックモータースポーツ、ジェフ ゴードン、テリー ラボンテ、
リッキー クレイブン以来の快挙です。
事故多発によりリード ラップでフィニッシュしたのはたった14台。
みんなサイドドラフトを使いに行くんですが、その際に
距離を詰めすぎて不用意に接触したり、あるいは、抜いた後今度は
自分がサイドドラフトを受ける側になるにもかかわらず、
ドライバ―やスポッターがそこを十分織り込めずにラインに戻ろうとして
角が引っかかる場面が増えたような印象があります。
ケゼロウスキーなんかや距離をきっちり取りつつも効果的に
サイドドラフトを使っているように思えるので、使うならもっと
みんな技術を高めていかないと、単純に
「近寄ると抜けるしみんなやってるから」という感じで
接近すると、お互いに痛い目を見ます。
次戦から新しいパッケージでのレースが始まり、理屈と構想では
集団でのレースになりそうですから、1.5マイルなんかでも
サイドドラフトを使っての抜いた抜かれたは増える可能性があります。
そこでつまらん接触が増えないことを願いたいところです。
さあ、運営が考える通りのレースになるんでしょうか、
次戦はアトランタです。