Monster Energy NASCAR Cup Seriesのプレイオフが現地時間で
プレイオフポイントはプレイオフ中も発生するので、今までだと
『ステージ勝利の10点とプレイオフポイント1点獲得』だったのが、
ここからはもうプレイオフに入っているので『11点獲得』になってきます。
つまり、ここからは単純に1レースで最大67点取ることができます。
今までと意味合いは同じでも、感覚としてはより重要度を増してきます。
今日のシカゴランドでの1戦から始まります。
改めて、プレイオフ開始時のスタンディングスを見ておきます。
1 Martin Truex Jr. 2053
2 Kyle Larson 2033
3 Kyle Busch 2029
4 Brad Keselowski 2019
5 Jimmie Johnson 2017
6 Kevin Harvick 2015
7 Denny Hamlin 2013
8 Ricky Stenhouse Jr. 2010
9 Ryan Blaney 2008
10 Chase Elliott 2006
11 Ryan Newman 2005
12 Kurt Busch 2005
13 Kasey Kahne 2005
14 Austin Dillom 2005
15 Matt Kenseth 2005
16 Jamie McMurray 2003
トゥルーエックスがものすごく有利ですw
改めて確認しておくと、プレイオフは4つのラウンドに分かれており、
3戦ごとに下位4人が脱落、次のラウンドに進むごとにポイントが
リセットされますが、昨年までと違って、獲得したプレイオフ ポイントは
持ち越すことができます。
プレイオフポイントはプレイオフ中も発生し、
獲得したプレイオフポイントは次ラウンドに進出した際に有効となります。
ラウンド内でのスタンディングスはあくまで通常のドライバー ポイントのみで
争われるため、1レースでの最大獲得ポイントは60です。
ということはラウンド オブ 8ではプレイオフポイントは存在価値が
無くなりますね。
(プレイオフ圏外の人が獲得すると即座に失効ということになります)
※NBCの中継の説明書きを見て私の規則解釈が間違っていたようなので
内容を訂正しました。
リセットはそれぞれ
ラウンド オブ 16=2000+プレイオフポイント
ラウンド オブ 12=3000+プレイオフポイント
ラウンド オブ 8=4000+プレイオフポイント
最終戦 =5000ポイント(プレイオフポイントは無効化)
となります。なお、プレイオフから脱落した場合のポイントについては、
従来通り、2000+プレイオフ期間中に獲得したポイントがベースになりますが、
脱落したラウンドまでに得たプレイオフポイントは加算されます。
脱落以後のラウンドでステージ勝利、優勝しても、そのプレイオフポイントは
無効となります。
さて、これだけでは面白くないなと勝手に思い、
Racing-Reference.infoの数字を基に、レギュラー シーズンでの
いくつかの数字で上位の人を取り上げてみようと思います。
・勝利数
Truex 4 Larson 4 Johnson 3
ジョンソンの3勝はなんか昔のことのようですね・・・w
以下2勝の人が4人、1勝が7人続き、ジョーイ ロガーノが唯一、勝ったのに
プレイオフに出ることができません。
・トップ5 フィニッシュ
Larson 11 Keselowski 11 Hamlin 11 Truex 10 Ky.Busch 10
・トップ10 フィニッシュ
Truex 17 Ky.Busch 16 Harvick 16 Larson 15 Hamlin 15
ハムリンがトップ5回数で最多タイというのは意外でした。トップ10は
順当な名前でしょうか。この後14回でチェイス君とケゼロウスキーが
続いています。
・ポール ポジション
Ky.Busch 6 Harvick 4 Larson 3 Kenseth 2 Keselowski 2
NASCARではあんまり興味がわかないPP獲得回数。やっぱりカイルです。
ハービックがポール4回は、決勝でうまく行ってないことを考えると
本人も興味ないでしょうね。彼は通算で平均スタート順位より
平均フィニッシュ順位が0.5以上低下したことは一度しかないんですが、
今年はここまで2.2も落としています。
ただ、その最も一度しかなかった年がチャンピオンを獲った2014年で、
この年はPP8回獲得。今年の4回はそれに次ぐキャリア2番目に多い数字です。
・周回数
Mcdowell 7347 Newman 7262 Larson 7259 Hamlin 7245 Allmendinger 7239
・走行距離(単位=マイル)
Mcdowell 9927.50 Allmendinger 9830.19 Menard 9812.16
Newman 9810.58 Blaney 9810.58
単純な周回数と走行距離ランキングの1位はなんとマイケル マクダウルでした。
周回数は短いトラック、距離はスーパー スピードウェイで走り切れば
かなり稼げますが、両方できちんと走れている証です。
彼はリード ラップでのフィニッシュは10回しかありませんが、DNFは
一度しかありません。これも全ドライバー中最少、選手権でも25位と
結構健闘しています。予算のないLFRとしたらありがたいドライバーだと思います。
ブレイニーが距離で5位というのは結構意外、メナードは周回数でも
6位になっています。速い人が必ずしも距離を走っているとは限らないですねえ。
さあ、プレイオフでは番狂わせはあるでしょうか。
ジョンソンはシカゴランドで急に目が覚めるのか、今年こそダメなのか。
ブレイニーには8人ぐらいまでは残ってほしい!