Monster Energy NASCAR Cup Series Go Bowling 400で
クラッシュに見舞われたリチャード ペティー モータースポーツの
エリック アルミローラ。
 5月19日、アルミローラは会見で状況の説明を行いました。

 アルミローラは第5脊椎を骨折しており、復帰まで8~12週間かかる
見通しであると説明。
ひとまずはリーガン スミスが代役としてNo.43のシートにおさまります。

「(リプレイ映像は)見たいと思ったけど、あの夜は見たくなかったんだ。
 自分に起こったことについて知りたかったからリプレイが見て、よく状況を理解した。
 全てが一瞬のうちに起こったから、どんな風になっていたのか確信はあったけど
 全体は分かっていなかった。リプレイを見てすべてが明確になったよ。
 一番驚いたのは、自分の車がすごい高さまで上がっていたことだった」

「減速もしないし、曲がらないし、何もできなかった。事故現場の右側に滑ったんだ。
 できることは何一つなかった。事故を見てすごい無力感だった。
 すぐにぶつかると思ったから身構えて、直後にジョーイの車に衝突して
 誰かが背中にナイフを突き刺しているような感じがしたんだ。

「そうしたら車が宙に浮いて着地して、背中であのナイフを誰かが抜いてひねったような
 感じがした。そして、背中に熱いものを感じたんだ」

「とにかくウインドウ ネットをすみやかに外してステアリングを外したんだ。
 ステアリングを投げたら、既に背中にすごい痛みがあって、それが手や
 体の前方にまで広がって行ったんだ。僕は周囲を見回して、火が出ていないから
 背中の熱さが背中から来る猛烈な痛みだと分かったんだ」

「そしてただそこに座ってメディカル チームが外へ出してくれるのを待っていた。
 自力では出れないと理解していたからね。ひどい痛みだったんだ。
 彼らは最善の方法で僕を外へ出して背骨を固定して他にダメージを与えなかったから、
 素晴らしい仕事をしたと思っているよ。」

 アルミローラはまだ日常生活でも痛みがあると言い、医師によると、
5ポンド(約2.2kg)以上のものは持ち上げることができないとのこと。

「僕は8歳からレースをしていて、何度もゴーカートでクラッシュしてきた。
 レイト モデルでもクラッシュした。トラック シリーズでも、エクスフィニティ―
 シリーズでもカップ シリーズでもだ・・・でも土曜日はそれとは次元が違った」

 医師によると、回復にはトレーニングが大事で、アルミローラは
その点で非常に優れていると言います。

「ドクターが最初の日に言ってくれたんだ。君はいい体格をしている。
 よく体がケアされているし健康的で筋肉質だ。君の体は回復に
 大いに貢献してくれるだろう、ってね。」

「でもまだ確証はないんだ。彼は90%の確率で手術なく回復できると言った。
 でもそれは手術の可能性が10%あるってことだ。」

「でも、とにかく休暇が与えられたと思って、やれるだけのことをやるさ。」

 今回の事故で対応に関わってくれた人たちへ感謝の言葉を述べたアルミローラ。
ただ背骨というのは脊椎動物にとっての要であり、致命的な損傷は
生命の安全にも及ぶだけに、慎重な復帰をしてもらいたいものです。

 余談ですが、yahooでアルミローラを検索しても

もしかして アルミローラ―ではないですか?

 って言ってきて、このクラッシュに関する話題が全然ヒットしないこと。
知名度な差すぎだろ、せめてレース系情報サイトは扱ってくれよ。