ヘンドリック モータースポーツは、
脳震盪の症状で欠場が続いているデイル アーンハート ジュニアについて、
今季残りも欠場することを発表しました。
ジュニアは
「シーズン中にNo.88のチームに戻りたいと思っていました。
残念だとしか言いようがありませんが、長い目で健康とキャリアを考えた時に
これが正しい選択だと理解しています。
今は回復に100集中し、医師の判断に従います。
検査結果は良化していますし、自身でもそれを感じています。
2月のデイトナには元気になって戦える予定です。そこに向けて努力しています。」
と声明を発表しました。
残りのシーズンはジェフ ゴードンとアレックス ボウマンが
わけあって88号車をドライブすることになり、スケジュールは
このように発表されています。
ゴードンが4戦、ボウマンが8戦ですね。
想定外に長引く状況に、たとえその場その場のダメージは大きくなくとも、
蓄積すると危険なんだな、と改めて思い知らされました。
脳震盪に関してはNFLが言い方は悪いですが件数が圧倒的に多くて
実験台のような状態で、この研究が脳震盪に対する対処、予防に
つながっていたり、あるいは後遺症による裁判等も起こっていますが、
NASCARも、恐らく世界の主要なモータースポーツの中では最も
脳震盪に対するリスクが日常的に高いカテゴリーでしょう。
ジュニアが無事にデイトナに帰ってきてくれることを願います。