NASCAR Sprint Cup Series
Axalta 'We Paint Winners' 400
Pocono Raceway 2.5miles×160Laps=400miles
winner:Kurt Busch(Stewart-Haas Racing/
Monster Energy / Haas Automation Chevrolet SS)
NSCS第14戦、三角形のポコノ。
そういえば昨年の夏のポコノはwindows10がスポンサーでしたね。
この記事は10化されたノートで書いています。まだ調整途上なのでその話は後日。
ポコノは200mphを超える速度からの強いブレーキが必要で、しかも
普段4速ホールドのオーバルにおいて珍しく3速も使うので、ブレーキやシフトの
技術も必要、なおかつレイアウトも特殊なので、車のセットやドライバーにおいて、
ハマる人はハマるし、ダメな人は結構ダメなトラックです。
優勝したカート ブッシュ、ここ10年での平均スタート順位7.1は全ドライバー中2番目、
同フィニッシュは13.4で8番目、トップ10率63%も4番目と、やはりここは
得意な部類に入ります。
雨で日曜日から月曜日に順延されたレース。
日本だとまず無いですね。先日の岡山でのスーパーフォーミュラも8周SCランやって
そのまま終了でハーフ ポイントでした。日程、予算等々問題はあるでしょうが、
純粋な競技・選手権として考えたら、走らずに終わって優勝が記録されるというのも
どうかなと思います。
1列目はペンスキーのブラッド ケゼロウスキーとジョーイ ロガーノが
1・2位と専有。
15周でのコンペティション コーションまではロガーノ、ケゼロウスキーの順位でしたが、
しかしケゼロウスキーは後ほどペナルティーを受けます。
クルーが作業に紛れてさり気なく車体に体当たりをかまし、変形させて空力的に
有利になろうとしましたが、ちょっと露骨過ぎて怒られましたw
一方のロガーノも後に接触で車体が傷だらけに。こっちはわざとじゃないね、
と解説にイジられますw
ポコノは1周が長く、ピットに入っても周回遅れにならないことから
『ロード コース戦略』とか呼ばれる考えが必要で、残りの周回数から
逆算してピット回数を減らすか、いつも通りコーションごとにピットに入るかで
いくつかの考えに分かれ、見た目上の順位が必ずしもその時の優劣を表しません。
今回、ずれた戦略の筆頭はどうやらカイル ラーソンになりそうな感じ、
一方主流派ではレース中盤、気づいたら新人のチェイス エリオットが
先頭に立っており、しかも抜群の速さで勝てそう感があります。
昨年まで24号車に乗っていたジェフ ゴードン大先輩はポコノ通算6勝、
平均着順9.8と抜群の成績でしたから、陣営の持つ実績が寄与しておると思われます。
93周目、リスタート直後にトニー スチュワートがスピンし、自分の部下の
ダニカ パトリックが巻き添えに(-_-;)スチュワートもここは得意組で
いい位置を走っていましたがこれでサヨウナラ。チェイス入りは厳しそうです。
この後はコーションが増加傾向、結局残り43周と燃料的にあと1回コーションが出れば
走りきれそうなタイミングで9回目のコーション発生、みんなピットに入って
作戦の差はなくなってしまいます。
ただ、数台は2回ピットに入ってギリギリまで燃料を注ぎ足し、燃費レースに備えます。
そして残り38周でリスタートしますが、今度はジミー ジョンソンが即スピン。
またもポコノ得意組が消えました。燃料足した組としてはありがたくないコーションです。
残り33周、デイル アーンハート ジュニア、エリオットの並びでリスタートし
ジュニア先輩が先行。エリオットは仕掛けに行って逆に失速、その隙を利用して
カートが前に出ます。さあ、燃料を節約しないと(^_^;)
各陣営、何周足りない、とか、○○メートルのリフトをしないといけないとか
指示が飛びまくり、そんな中で4位走行のブラッド ケゼロウスキーに真っ先に
GOサインが出ます。彼は燃費走行が大得意です。
一方なおも節約が必要なカートは終盤になるとターン1でエンジン音がしなくなります。
クラッチを切ってエンジンを半分殺してまでも節約!
これ、ケゼロウスキーも得意にしていてよくやりますが、
315km/hから減速しながら旋回して、225km/hで無駆動状態って、
あまりにも非常識なレースですw
ケゼロウスキーは2位のジュニアに追いついたものの、なかなか抜けない模様、
カートは後ろを見ながら節約できたのか、結局ガス欠することなくフィニッシュ。
というか、レース後にドーナツできるぐらい燃料余っとるw
カートは前戦でレース後にナット違反があって、今回クルー チーフが代役の
ジョン クロースマイヤーでしたが、うまくカートを導きました。
エリオットは勝てそう感があったものの展開が味方せず、それでも4位は立派な数字。
そして、後方でも特にガス欠した人はいませんでした。
次戦はミシガン、さらなる低ダウンフォース仕様がお試し導入されます。
ダレル ウォルトリップは「ノー ダウンフォース仕様」って言ってましたが果たしてw
また、ミシガンのXfinity Seriesのレースは解説にジュニアが登場とのこと。
デイル ジュニア好きの皆さんは、後日配信される動画を見てみると
貴重なジュニアの解説が聞けるかもしれません。