バギーでの事故により脊髄を骨折、開幕戦Daytona 500の欠場が確定し、
復帰時期も未定のトニー スチュワート。
同行していた人たちのコメントから事故の状況が分かってきました。
スチュワート達はアリゾナの砂漠でバギーを運転しており、
仲間にはNHRA(ドラッグ レース)でかつて4度の王者に輝いたドン プルドーム、
元NASCARドライバーのラスティー ウォーレス、ジェフ ゴードン、
ゴードンのかつてのクルー チーフとしても知られるレイ エバンハムらがいました。
プルドームがシリウスXM NASCARラジオに語ったところによると、
スチュワートを見失ったと思ったら、他の人から
「おい、君の仲間が丘の反対側で怪我してるぞ」と言われ、
駆けつけると垂直にたったバギーと、その脇の横たわるスチュワートがいたそうです。
その後救護に至る課程等を語ったプルドームは
「1つ明確にしておきたいのは、トニーはヘルメットをしていて、
シート ベルトをしていて、無茶な運転はしていない。
ジャンプで背中に不運な衝撃を受けただけだ」と、スチュワートが
無謀な動きで事故を起こしてはいないとしました。
同じくこの場所でバギーを楽しんでいた現役ドライバー、砂漠をバギーで
走るのが趣味だというグレッグ ビッフルも、
砂丘では時に予想外のことが起こるためこうしたことはあり得ると、
同じくシリウスXM NASCARラジオで語っています。
ビッフルはこの中で、恐らくコース外での怪我が多いことを聞かれた上での返答
なんでしょうが、
「我々はモータースポーツに情熱を持っているしリスクが有ることを理解している。
みんなと同じようにスキーにも行くし、バイクにも乗る。みんながみんなコース外でも
エクストリーム スポーツ愛好家だとは言わないけど、ジェット スキーにも
ボートにも乗る。ナイトロ サーカス(アメリカで放送されていた危険な
スタントに挑戦する番組)やクレイジーなことをしてるわけじゃない」
「ボビー ラボンテ(2000年のカップ王者)はバイクで手首を骨折した。
ジミー(ジョンソン)やマット(ケンゼス)もバイクに乗っている。
それぞれが最適な判断で気をつければいい。私はそうしている」
「砂丘にいる時、純粋な天国だと思える。安全には配慮しているが、
それでも事故は起こるかもしれないんだ」
とはいえ、チームとしては所属ドライバーがコース外で怪我されて
出場できないのは大きな問題。
他競技では契約で競技外の活動を縛ったり、仮に競技外で怪我をした場合契約を
破棄できることもみられますが、NASCARはそうでもなさそうな感じ。
ましてや共同オーナー圏ドライバーのスチュワートにそんなことは
ほとんどあり得ないわけですが、既に過去に2度も趣味の活動で
大きな代償を払った人物だけに、物議をかもすのも仕方ないでしょう。
それにしてもこの案件、日本語で検索しても全然ヒットしないんだが
誰か英語をさらさらっと翻訳してくれてるありがたい人が一人ぐらいおらんものかw