NASCARというと基本的には=スプリント カップ シリーズとなりますが、
NASCARは組織の名前でその下にピラミッド形に多数のカテゴリーを抱えている、
というのは以前に書いたお話。
私もそこまではもちろん全く見ないわけですが、下部カテゴリーの中でも
カップ戦とほとんどを併催するXFINITY SeriesとCamping World Truck Seriesは
カップ戦と並んで『3大ナショナル シリーズ』とも言うべき
全米を転戦するカテゴリーで、テレビ中継も行われています。
NASCARはSCSと共にXFSのフル動画もYoutubeで配信しています。
例えばこんな感じ

 ちゃんとピット リポーターも4人います。

 下部のレースにはカップのドライバーも練習がてら出たりして勝ったりするので、
若手のタイトル争いの邪魔になってしまうので、確か2011年あたりからだったと
思いますが、『ドライバーは出場するカテゴリーを1つに絞り、
それ以外は出場しても順位とオーナー ポイントは有効だがドライバー選手権には
加われない』ことになりました。それでもスポンサーの絡みもありますし、
オーナーもポイントがほしいし、カイル ブッシュみたいにとにかく
走りまくって勝ちまくりたい、という人もいるので相変わらずカップの
ドライバーが結構勝っていきます。
ちなみに今季のXFSは全33戦中
カイル ブッシュ、オースティン ディロン、ジョーイ ロガーノ、デニー ハムリン、
カイル ラーソン、ケビン ハービック、ブラッド ケゼロウスキー、
ポール メナードのカップ組8人で23勝を挙げています。つまりレギュラー組は
ほとんど持って行かれたわけです^^;

 まあそんな中ではありますが、せっかくなので名前だけ紹介しておくと、
XFSのチャンピオンはクリス ブッシャー(Roush Fenway Racing)23歳。
今年カップ戦にもデビューして6戦に出場しました。
XFSでは2勝を挙げ、これはレギュラー組では最多タイでした。
ただ来季カップにフルで昇格するかどうかはまだ分かっていないようです。

 一方CWTSのチャンピオンはエリック ジョーンズ(Kyle Busch Motorsports)19歳。
今年カップ戦にも何度か代役出場した超新星は今年3勝を挙げました。
オーナーであるカイルが怪我をした際に代役でカップ戦に出た
マット クラフトンが最多の6勝を挙げましたがシリーズ3位でシリーズ
3連覇はなりませんでした。もちろんなぜそうなったかは知りません。
単に数字だけ追いかけていますw

 ジョーンズはXFSでも2勝を挙げ、チームが良いとはいえ、カップ戦でも
なかなかの走りを見せていました。ロガーノやカイルは10代から
カップに出場して数々の年少記録を作りましたが、彼もそういった
存在になっていくかもしれません。

 トップ チームはドライバーの顔ぶれがなかなか変わらず、かといって
下位チームはお金の問題もあるし戦闘力的にも、あるいはチームとして
下のカテゴリーに留まることになっても囲っておきたい、という要素もあるので
ここで活躍してもなかなか上の椅子が空かないところもありますが、
ジェフ ゴードンが去り、来季はトニー スチュワートも去るだけに、
新たなスターが待ち望まれます。