NASCAR スプリント カップ シリーズ 第26戦 Federated Auto Parts 400。
1周0.75マイル、旋回時間が長くてステアリングを切っている時間が長い
リッチモンド インターナショナル レースウェイでのレギュラー シーズン最終戦です。

 チェイス争いは点差が開いているのでポイント17位以下の人が勝たないかぎり
特に面白みがないわけで、実際にそれをできそうな人がいるように思えないので
消化試合感が満載です。
 一方既に確定している人たちはそんなこと知ったこっちゃないのでいつも通り
勝ちに行くわけですが、今回圧倒的な速さで優勝を持って行ったのはマット ケンゼス
(Joe Gibbs Racing/Dollar Generalトヨタ カムリ)
実に400周のうち352周をリードする無敵のレース運びで今季4勝目を挙げました。

 ケンゼスのハンドリングはレースを通じて完成されており、リスタートで順位を
一度落としても、外だろうと内だろうとどのラインからでもあっさりと抜き返すほど。
当然周回遅れをさばくのにも苦労せず、後続と差が付いているのでコーションが出ても
ピットに入るときにも十分な差を保有。故にピット作業も慌てる必要一切なし。
グリーン-ホワイト-チェッカーにでもならないかぎり彼に勝つのは誰一人不可能でした。

 チェイス争いで結果的に最後まで頑張ったのはエリック アルミローラ。
レース中盤の長いグリーンで着実に順位を上げて4位にまで登りつめ、
最後のリスタートで大逆転を狙いましたがケンゼスが早過ぎる上にちょっと
反則気味に早くアクセルを開けたので及びませんでした。ただ4位は今季最高、
ここまでトップ10はわずか1回しかなかったので、ここまでのレースで
たとえあと2~3回でもこういうレースができていれば楽々とチェイスに出れていたはず。
遅きに失しました。

 これでチェイスに進出する16人のドライバーが決定。
彼らは点数が「2000+勝利数×3」にリセットされ、ここから
4ラウンド、10戦の真の戦いが始まります。


pos
driver
team
makes
points
1
ジミー ジョンソン
ヘンドリック モータースポーツ
C
2012
2
カイル ブッシュ
ジョー ギブス レーシング
T
2012
3
マット ケンゼス
ジョー ギブス レーシング
T
2012
4
ジョーイ ロガーノ
チーム ペンスキー
F
2009
5
ケビン・ハービック

スチュワート-ハース レーシング

C
2006
6
デイル アーンハート ジュニア
ヘンドリック モータースポーツ
C
2006
7
カート ブッシュ

スチュワート-ハース レーシング

C
2006
8
カール エドワーズ
ジョー ギブス レーシング
T
2006
9
ブラッド ケゼロウスキー
チーム ペンスキー
F
2003
10

マーティン トゥルーエックス ジュニア

ファニチャー ロウ レーシング
C
2003
11
デニー ハムリン
ジョー ギブス レーシング
T
2003
12
ジェイミー マクマーリー
チップ ガナッシ レーシング
C
2000
13
ジェフ ゴードン
ヘンドリック モータースポーツ
C
2000
14
ライアン ニューマン
リチャード チルドレス レーシング
C
2000
15
ポール メナード
リチャード チルドレス レーシング
C
2000
16
クリント ボイヤー

マイケル ウォルトリップ レーシング

T
2000