NASCARスプリントカップシリーズ第24戦、Irwin Tools Night Race(ブリストルモータースピードウェイ)
レース序盤、リーダー争いをしていた11号車デニー ハムリンと4号車ケビン ハービックが接触。
レース序盤、リーダー争いをしていた11号車デニー ハムリンと4号車ケビン ハービックが接触。
実は昨年もこのレースで因縁があった二人。クラッシュしたハムリンが怒っていることは
容易に想像でき「もしあの事故がなければ車に近づいて文句言っただろうけど、
さすがにやらんだろうなあ」と思って見ていたのですがこの後思わぬ展開に。
https://www.youtube.com/watch?v=fJGYUoonv_A
ルールに従っておとなしく帰ると見せかけてHANSデバイスをハービック車に投げつけ、
ルールに従っておとなしく帰ると見せかけてHANSデバイスをハービック車に投げつけ、
見事自分がぶつけられたのと同じ左リアに命中!いやあ、NASCARって、というかアメリカの
エンターテイメントってこうなんですよ(^-^;)
そして続く第25戦、Oral-B USA 500(アトランタモータースピードウェイ)
ここまで未勝利でチェイス進出が危うい状況だったケイシー ケインが2転3転した
レースを制して今季13人目の勝者となりチェイス進出を確定。
ここまで未勝利のマット ケンゼスもポイントでチェイス進出を決め、
日本時間の明日朝、現地時間のサタデーナイトレースとなる
日本時間の明日朝、現地時間のサタデーナイトレースとなる
Federated Auto Parts 400(リッチモンドインターナショナルレースウェイ)
でチャンピオンへの権利を有する16人が決まります。日テレG+も生放送!(もう雨降らないでね)
昨年は終盤にチーム、メーカーぐるみでチェイス枠を巡ったオーダーが出され、
翌週になってポイント剥奪や特例進出といったややこしい話が発生。
今年はまずクリーン第一に、そして激しいレースが見たいところです。
SPRINT CUP CHASE SEEDING
POINTS AHEAD OF 16TH/BEHIND 17TH
WINS POINTS
1 ジェフ ゴードン 3
2 デイル アーンハート ジュニア 3
3 ジョーイ ロガーノ 3
4 ブラッド ケゼロウスキー 3
5 ジミー ジョンソン 3
6 カール エドワーズ 2
7 ケビン ハービック 2
8 ケイシー ケイン 1
9 カイル ブッシュ 1
10 デニー ハムリン 1
11 カート ブッシュ 1
12 エリック アルミローラ 1
13 A.J.オーメンディンガー 1
14 マット ケンゼス 0 +89
15 ライアン ニューマン 0 +42
16 グレッグ ビッフル 0 +23
17 クリント ボイヤー 0 -23
18 カイル ラーソン 0 -24
19 ポール メナード 0 -53
20 オースティン ディロン 0 -54
1レースで獲得できるポイントは43位1ポイントから1つ順位が上がるごとに+1、
ここにラップリードで+1、最多ラップリードでさらに+1、優勝なら+3で最大獲得ポイントは48。
もし既にチェイスが決まっているドライバー、もしくは権利の無いスポット参戦ドライバーが
優勝した場合、ニューマンは37位以上、ビッフルも18位以上でチェイス確定。
しかしもし未勝利ドライバー(確定しているケンゼス以外)が勝利してチェイススポットの
14番目に滑り込んでしまうと、ニューマンが当落線上の16位となり、現在
19ポイント差のビッフルと争うことになります。
この場合でもニューマンは14位以内ならビッフルに抜かれることは無いので
14位はニューマンにとっての絶対安全圏。
一方ビッフルは今年の最高位がタラデガでの2位。タラデガはスーパースピードウエイでの
リストリクタープレートレースなため、プレートレースを除くと最高位は5位で、
ここ5戦連続でトップ10フィニッシュしているとはいえ19ポイント差を自力でひっくり返すのは
簡単ではありません。
彼にとっては自分が結果を残すかどうか、という問題のほかに、
先頭争いを誰がしているか、ということを気にする必要が大いに出てくることでしょう。
とはいえ何が起きるか分からないのがレースの常。
先週のレースでもボイヤーがシフトレバーが壊れるトラブルから結局戻って来れず
38位となり、チェイス争いから大きく後退してしまいました。
さあ、明日が楽しみだ!