カナンデーグアモータースポーツパークで発生した
ケビン ウォード ジュニアの死亡事故に関し、
彼の父、ケビン ウォード シニアがシラキュースポストスタンダード(電子版)
に口を開きました。
彼は
「トニースチュワートはあの夜コース上でとんでもなく
最悪のドライバーだった。なぜ彼はあれほどまで高く
我が物顔で上ったのか、理由なんてない。
どうやら、トニーはあの場で唯一息子が見えていなかったらしい。
あの夜何が起きたかを唯一知る人間は、おそらく懲役10年にはなるだろう。
彼が自分のしたことを話すだろうか?」
最悪のドライバーだった。なぜ彼はあれほどまで高く
我が物顔で上ったのか、理由なんてない。
どうやら、トニーはあの場で唯一息子が見えていなかったらしい。
あの夜何が起きたかを唯一知る人間は、おそらく懲役10年にはなるだろう。
彼が自分のしたことを話すだろうか?」
と、明確に「息子の命を奪った男」を非難したようです。
一方で、捜査にあたるオンタリオ郡警察は、事故後から
スチュワートが罪の問われることは無いとの方向性を度々示唆していましたが、
火曜日の会見で
「捜査の初期段階において事故に故意の兆候を示すものは無かった」とした上で、
「捜査には少なくともあと2週間はかかる」との見方を示しました。
しかしFOX SPORTSは法律の専門家の意見として
「これがスチュワートの“シロ”を意味しているとは言い切れない」とする
分析を示しました。
この記事では、通常なら捕まりそうな、ボクシングで殴りあったり、
野球選手がスパイクを立てて2塁へ滑り込むといった行為は罪に問われないが、
元メジャーリーガー、ホゼ オファーマンがマイナーリーグの試合で
ボールをぶつけられた後バットを振り回してマウンドに向かったことで罪に問われた
ようなケースがあると紹介。
(Wikiによると投手が指を骨折、捕手も頭を殴られて脳震盪を起こし選手生命を絶たれた。
後に2つの第2級暴行罪について無罪が確定)
1949年、ミジェットカーレーサーのジョセフ ソスティリオが幅寄せをして他車を
クラッシュさせ、相手の車が3回転してドライバーが死亡したことについて
殺人罪に問われたケースがあるといいます。
この裁判で最高裁判所は、フットボールやボクシングでの激しい接触は必ずしも
罪にはならないとしたものの、裁判官は「このケースでのフィジカルコンタクトは
モーターレーシングの要素ではない」、つまり競技における
必然性のある事故ではない、と記したということです。
この例は半世紀以上前のもので今とは環境が全く違うことにも触れており、
スプリントカーにはNASCARのような無線も記録装置もないため
立証のハードルが高いようですが、さらなる情報が待たれます。
また、前回もリンクしたジャックアマノのコラムでも続報が書いてあり、
前回の私のヘボ翻訳よりちゃんとした内容が書いてあります(^ ^ ;)
彼は、警察が最初から事件として扱う姿勢が妙に薄いことや、
本当は車にカメラが積まれていたのにその存在があやふやになっていることなど、
今回の事件捜査には不明瞭な点があると疑問視。
私もしばらく辞書片手にFOXやらESPNやらを巡回する日が続きそうです。