昨年、ホンジュラスマホガニーでグリップを制作した群馬のいりちゃん様よりご依頼頂いた

ウッドグリップが完成し、発送致しました。


Standard edition

前回、スポーツザウルス社製フィリプソン後期型のハンドルを送っていただいた際

実はアルミヘッドのハンドルも一緒に届いていて

今回はその時のアルミヘッドのハンドルをベースにグリップを本紫檀で制作致しました。

グリップ部分の形状、仕様に関しては前回と同じですが、今回は唐木ということで

オイルの配合と内容を変えてあります。



こういう濃い色の木は写真に撮ると全部黒くなっちゃうんですが(技術的な問題)

強い光を当てるとこんな風に見えます

通常本紫檀はもっと赤みが強いようですが、今回の素材は比較的控えめな感じです。



仕上がりの良さは唐木ならでは

ええ艶が出ました。
今回、パリサンダーでご依頼を受け、インターネットで調べてみると
『パリサンダー=インディアンローズウッド=本紫檀』とあったので
本紫檀を仕入れにいつもの木材屋さんに行ってきました。

実際に木材屋さんに行ってみると、本紫檀もパリサンダーも
インディアンローズウッドもそれぞれ別々にあることが分かった。

左:本紫檀 / 右:パリサンダー

依頼者のいりちゃんさんに上の画像を送って確認したところ
左側の本紫檀に決定

一般にローズウッド(紫檀)と呼ばれる木は12~20種ほどもあり
本来、本紫檀と呼ばれるのはタイ原産の紫檀だけを指すそうですが
現在タイでの原木伐採が出来なくなった為、ラオス・カンボジア・ベトナム辺りの原木を
本紫檀として輸入しているそうです。
また、インディアンローズウッドは東インド原産ですが
それをインドネシアで栽培するとソノケリン、またはインドネシアローズと呼ばれ
パリサンダーはマダガスカル原産ですが
他にマダガスカル原産のマダガスカルローズという種もあるようです
実際のところ何が何なのか分からなくなってくる
(同じ種子でも気候風土により成長が異なる為、産地により材質に多少の違いが生じるようです)


しかし買って来たこれはパリサンダーでもインディアンローズウッドでもなく
本紫檀って書いてあるんだから本紫檀なのだ

(5月24日、一部追記・修正)

ご無沙汰してます

色々とありまして一部例外を除き『New Model』以外の記事カテゴリーを非公開としました