誰でもいいから抱きしめてよ…

愛してほしいなんて言わない

ただ独りでいるには少し辛い夜だから。

だから今夜眠るまでは誰かの温もりで安心してたい…
うまくいかないときにだけ都合よく甘えて利用してるのわかってるくせに、なんで彼は優しく受け止めてくれるんだろう…。

彼を選ぶことなんて約束できないのに。

彼に全部預けて甘えて気の済むまで泣けば辛い気持ちなんて消えて、優しい気持ちで朝を迎えられるかな。

寂しさを盾にした貴方への裏切り行為だとわかってる。

それでも彼に縋る私は最低だよね…。
離れた時間分貴方のことを嫌いになれたらいいのに。

汚い嫉妬。

ぐちゃぐちゃの私。

不安で流した涙も言葉も届かなかった絶望感。

もう忘れたい。

友達でいたあの頃に戻りたい。


私から別れを告げたら
貴方のいない世界に逃げたら

今日までの時間を忘れられるのかな…。