近年様々なトラブルがあり裁判や訴訟問題が身の回りに増えてきていますが
ネット上でのトラブルに関していくつか注意点を記載しております
あなたのご参考になればと思います
「あなたの誹謗中傷に我慢できない!開示請求をして訴訟をします!
今なら名乗り出た方は示談相談のります」
と、深夜の通販番組のように【示談の安売り】発信し
言葉巧みに自分を正当化し
あたかも弁護士に依頼したように声高に叫びエビデンスも出さずに語り
それを恐れる人を示談に持ち込ませる示談ビジネスが流行ってるようです
開示請求されて家族や職場に知られたら!
と、慌てて連絡をする人も少なくないようです
つい先日、当事者同士が示談し数日で完了している案件を見ました
それにより幾つか気づいた注意点を
I.その事例は法的に正式な手段を用いられているのか
本当に開示から訴訟までをするつもりで発言してるのか?
まず被害者(ネット中傷を受けた)が示談を進めるケースに 皆さんもよくご存じの開示請求があります(アメブロ、Twitter、5ちゃん等)
開示請求の手続き費用は高額で時間を要します
また開示されるかどうかもやってみないとわからないというリスクもあり安易にはできません
まずは、示談ビジネスの可能性もあるので弁護士の先生と示談交渉をしたいと伝えましょう ここで弁護士の名前を出せない場合は示談ビジネスも疑って下さい
II.示談交渉の内容に不備はないか
示談交渉では主に以下の内容について話し合うことになります
①加害者から被害者への謝罪
②慰謝料の具体的な金額や支払い方法
③誓約書
(刑事事件へ発展してしまっている場合)告訴の取り下げ
④清算条項を入れる
清算条項とはこれ以上同じ問題で紛争を蒸し返さないといった意味です
金額の折衷がつき後は示談書に必ず入れたいのがこの項目
後々蒸し返す人や示談書に記載が無いと言って勝手に内容を 自身のブログで掲載する人がいます
(現在でも他人のアメ限記事やコメント欄をどこからか入手して自身のブログで掲載してる人がいますが、そもそもその行為はプライバシー侵害に該当します。常識がある方はそのような手段を取らないと思いますがお気を付けください)
示談の金額の相場はケースにより様々ですが 一般人への名誉棄損の慰謝料(5~50万円)
示談の際の参考として下さい
とはいえ発端は自分自身がネット上で相手を誹謗中傷したことにより
起こった代償なのでネットモラルを持ちくれぐれもネットリテラシーの
欠如が招いたトラブルを起こさぬようご留意ください