2025年ニューヨークrydercupは9/26(金)~9/28(日)までニューヨークのロングアイランド中部にあるBethpage black courseで開催されました。このコースは何とパブリックコースで通常は一般の人でゴルフが出来て、料金も70ドル~80ドルで回れる非常にありがたいコースです。今回使われるblack courseがあるBethpage敷地内の他に、Blue、Yelloew、Green、Redのコースがあります。一応、Black Courseの周る人には注意書きがあり、「このコースは難しいので、シングルハンデの人向けです」となってました(笑)。でも次回行くことがあれば、Black Courseを周りたい!
ところで、今回私の旅行日程は9/24の夜に日本からニューヨークに入り、9/28日にニューヨーク出発、9/29に日本到着です。ryder cupは通常、試合が行われる金~日曜日の前々日、前日に各チームのコースでの練習を公開しています。
私は今回の旅行日程は本番前日の木曜日練習と本番初日の金曜日のチケットを購入していました。これには訳があり、本番前日の公開練習の後に、現地で全選手が集まって開催セレモニーが見れる為です。ところが、ニューヨークに向かう前日に主催者側から連絡があり、「木曜日(9/25)のセレモニーは、当日の雨が予想される為、前日の水曜日(9/24)に変更になりましので、木曜日のチケットを持っている方には、水曜日のチケットも付与します。」と来ましたが、日程的にセレモニーは見れないことが判明しました。まぁ、しょうがない。
予定通り、私はニューヨークのJFK空港に9/24日の18時頃に到着し、そのままレンタカーを借りて、予約していたブルックリンにある雰囲気抜群、料理も美味しかったオイスターバー(Maison Premiere)で夕食を済ませてから、今回の拠点となるロングアイランド諸島のFlushing地区にあるホテルに入りました。これで明日の練習日に備えます。
翌日、朝8時頃ホテルを出発して、練習日観戦に向かいます。選手達は結構早くから練習を始めていて、練習を最初から見たいなら現地に7時頃には到着しているのが理想です。私は途中からで十分だったので、気持ち早めに出ました。
さて、ゴルフ場までの道のりですが、関係者等でない限りはゴルフ場に直接車を停めれる事は出来なくて、一般の来場者は基本的に最寄りの駅から無料送迎バスか、指定の駐車場(要事前予約)に車を停めて、そこから同じく無料送迎バスで会場に向かいます。今回は私は後者でしたので、ロングアイランドの南に位置するJones Beachという場所に車で向かい、車を停めて無料送迎バスに乗り込みました。そこからほぼ真っすぐ北上した所にBethpage golf courseがあります。
流石はアメリカ開催のrydercup、フリーウェイに無料送迎バス専用の出口が設けられており、その出口から5分程で到着です。バス乗り場で降りて更に5分ほど歩くと、会場の入り口が見えてきます。
スマホに保存している電子チケットを提示し、手荷物チェックを通って中に入ります。持ち込み出来るバッグ等の荷物は、10インチ×10インチだったので、背負いバッグ等や大きい荷物で来てしまうと、手前の荷物預り所に預け入れる必要がありました。
中に入って最初に目に入るのは、所謂、写真映えスポットというか「RYDER CUP」と書かれた大きな看板とトロフィがあり、多くの人が来場記念に写真を撮ってました。
そして、次に大きなプレハブのrydercup shopが現れます。ココは訪れる価値アリです。フットサルコートが6面~8面位の大きい敷地に様々な関連グッズが売られています。何よりコラボしているメーカーがラルフローレン、アディダス、ナイキ等なので、売られているアパレル達は、カッコ良くて欲しい物に溢れてます。余談ですが、日本で行われている某アパレル企業主催のプロゴルフの試合会場でのグッズは、ダサいのなんの、センスが全く感じられなくて、買う気が全く起きませんでした。rydercupのグッズは、そもそも記念にもなりながらも、普段オシャレに使えるものばかりです。ただ、私は前回のrydercupローマ大会で、これらのグッズを爆買いしたので(笑)、今回はキャップ、Tシャツ、小物程度で今回は抑えました。
今回はまずショップ一通りだけ見て外に出て、奥に進むと練習パター&アプローチのグリーンとバンカー、その奥にドライビングレンジが見えてきます。既に選手達の練習が始まっているようです。この練習日はある程度、各チームがまとまって行動している事が多く、私が着いた時間にはヨーロッパチームが各々練習を始めてました。この風景を見るだけでも相当な価値があります。世界ランク上位の選手達が集まって練習しているので、見どころが多くて困ります。ドライビングレンジの方に選手達が集まっていたので向かうと、いきなり大好きな選手、ビクター・ホブランドを始めショーン・ローリー、ラスムス・ホガードがコーチのチェックを受けたり、動画を取りながら練習しています。そして間もなくローリー・マキロイ、トミー・フリートウッド、更にはジョン・ラームまで登場!もうどこ見て良いか分かりません。各選手の物凄いボールがどんどん打ち込まれています。今回のドライビングレンジには奥に大きなビジョンが設置されて、どんな選手がドライビングレンジに来て、打った球がどのような球筋で、どれぐらい飛んだかをリアルタイムで見る事が出来ます。マキロイがドライバー練習に移ると、340ヤード超えのショットを連発。ギャラリーが湧くと、マキロイはこちら側に笑顔を浮かべて、サービスショットと言わんばかりにフルスイングを披露。380ヤードオーバー!ギャラリーも更に盛り上がり、マキロイもまた笑顔。ずっと見てたい練習風景です。そして、以後の出来事を暗示する事になるのですが、ヨーロッパチームはドライビングレンジに殆どの選手が集まって並んで練習しているのが印象的でした。前回大会と同メンバーというのも影響してかと思います。
少しずつヨーロッパチームの選手達が練習を引き上げて、4人ずつのグループでコースを周る為に移動し始めたので、この間にショップに戻って買い物をしてました。そして、またドライビングレンジを見ると、アメリカチームの選手達が練習を始める頃だったので、またそこに向かいました。
アプローチ周りにはコリン・モリカワが、ドライビングレンジには、キャメロン・ヤング、ジャスティン・トーマス、サム・バーンズが小雨の中、練習を始めてました。その後、スコッティ・シェフラーやザンダー・シャウフェレがやって来て、これまた豪華な練習風景!トーマスは狙ったピンにビタビタ止めて、ヤングは線は細いのに、凄い飛ばすなぁという印象。しかし、何だろう、何となく違和感。そう、ヨーロッパチームの様な「まとまり」が感じられなかったのです。個人的にデシャンボーのドライバーを見たかったけど、このタイミングでは現れずで、私は少し練習を見てからコース視察に向かいました。すると途中にあったもう一つのパッティンググリーンでデシャンボーがパット練習してるじゃないの!そこで1.5m位の軽いスライスラインを何回も動画を取りながら打ち続けてました。ほぼ全部カップに入っていたけど、ボールの転がりが気になるのか、ホントに細かい修正を繰り返しており、この辺りが天才と呼ばれる所以かなと。そして同じく孤高っぽさも感じました。
さて、ヨーロッパチームはもう練習ラウンドに入っているので、視察に行こうとまず1番コースに向かうと、色々と遠い事が判明。1番ティーグランドと18番グリーンは隣り合ってるものの、そこから他のホールに向かおうとすると、かなり労力が必要な状況。
ヨーロッパチームはこの時、5番ホール~辺りにいるので、行って帰ってくるのが大変だ。って事で、今日は小雨も続いているので、早めに切り上げる事に決定。
そして、また帰り道のドライビングレンジを見ると、デシャンボーが一人で練習してるじゃないか!丁度良かった!多くのギャラリーとしばらく彼の練習を見る。本番前日だし、ドライバーもコントロールショットが多いのだろうけど、すべて330ヤード超え!改めて今大会の主役の一人だなと感じました。
明日はrydercup初日。アメリカチームのホームであり、アメリカは前回大負けているから、今回はほぼアメリカチームの応援が占めて、ヨーロッパチームはかなりブーイングが予想されるけど、私は日本人だし両方に好きな選手が沢山いるから、場の雰囲気に合わせて楽しもうと思います。







