国際教養大学 | スキャルピング三昧!

スキャルピング三昧!

記事はhttp://blog.livedoor.jp/cissokumax/に転送されます

秋田県にある2004年に新設の公立大学です。別名秋田国際大学。

とある雑誌で存在を知り、過去のカンブリア宮殿でも紹介されているようでネット上で番組を見ましたがなかなか面白い学校です。

すでに私大トップ校にも匹敵する難易度を誇り、多くの有名企業の人事がわざわざ秋田まで訪問してくる、就職率は100%で有名どころも多い。

図書館は24時間オープン。

授業は全て英語。学校内では英語しか使えない(大学関係者同士の会議さえも英語)。


卒業するには1年間の留学が義務(学長は元東外大の学長で世界トップ校との提携を実現)。


入学も大変だが卒業も大変。卒業できるのは3人に2人くらいで、150人中50人くらいは留年かドロップアウトしていく。卒業できたことが能力の証明とみなされている。

いわゆるアメリカのリベラルアーツ型の大学で、自分で課題を発見して自分で解決する能力を重視する教育をしている。

今でも1学年175人で、少人数でみっちり勉強させて欲しいという学生から人気を得ている。

番組を見ていて、人気の最大の理由は、時代や社会が求める人材をしっかりつくっていく、という大学の本来の重要な機能をみっちりやってきたことではと感じました。

それが結果的に学生や企業に評価されたのでしょう。もはや企業はOJTで社員教育をしていく余裕はなく、即戦力となる人材が欲しいという本音に見事にはまった。学生も有名大出だけでは希望の就職ができないことを知っているので、そうしたニーズにもばっちり応えた。

日本の大学では、有名どころでも放任主義なところが多くて、僕も英語教育がすごい!はずの大学に入りましたが、インドなまりの変な先生に1年間ずっと同じシャーロックホームズのビデオを見せられ大変失望させられた経験があります。。完全に教えることを放棄してましたからね。。その他の授業も放任主義とまではいえませんが、世間の評判とは違い、凡庸でごくごく普通の大学でした。

少子化の今後、呑気に放任主義でやっていく昭和的な大学は今後どんどんレベルが低下するだろうし、潰れていくところも多いかもしれないですね。

国際教養大学のような大学がどんどん出てきて日本の大学のレベルを底上げして欲しいです。

最後にこの大学の学校案内から気に入った記述を張っておきます。こうした教育こそが今後の日本に一番必要なものではないでしょうか(小中高レベルからでもやるべきこと)。

①積極性と創造力を養う少人数教育 
1クラス15人程度を基準とする国際教養大学の授業は、学生が自ら考え、意見を述べ、積極的に議論するスタイルで進められます。ディスカッションやディベート、プレゼンテーションへの参加を通して、相手の意見を尊重しながら自らの意見を積極的に伝えられるコミュニケーション能力と創造性を身に付けます。

②世界を視野に入れた人材づくり
本学の卒業生は、在学中に身に付けたコミュニケーション能力と国際教養の知識を活用して、世界を舞台に業務を展開する企業や団体及びこれから世界に進出を目指す企業などでの活躍が期待されています。就職支援の詳細はこちらをご覧ください。また、専門分野の知識を深めるために、国内外の大学院への進学を希望する学生もいます。

③アカデミックアドバタイジング: サポート体制の充実
国際教養大学では、毎週一定の時間、学生が教員の研究室に自由に出入りできる「オフィス・アワー」を設けています。オフィス・アワーでは、授業に関する質問や勉強方法などについて教員に気軽に相談することができます。

また、「アカデミック・アドバイザー制度」により、入学後、すべての学生にアドバイザーが割り当てられます。アドバイザーは受講科目や専門課程の選択など、学習プランに関する質問はもちろん、授業以外の大学生活や悩みなどについても相談にのってくれます。本学では、在学中に1年間の海外留学が義務付けられていますが、アカデミック・アドバイザーは、留学についても様々な情報を提供してくれるでしょう。