最初の経営方針説明時に、私が社員に対して期待する行動規範についても定めて説明しました。


行動規範を3つに絞って説明したのですが、その3つは以下の通りです。


1つ目の行動規範については日本の本社在籍時から各部門の責任者をしていた時に時から変わりません。


尊敬する経営者の1人である稲盛和夫さんの


「人間として何が正しいのか」を判断基準として判断する

 Base Criteria for Decision-Making on "Doing What Is Right as a Human Being.”


という行動規範をこの海外子会社でも同じように求めることにしました。



2つ目は、「他責思考よりも自責思考をして欲しい」

ということを2つ目の行動規範としました。


この自責思考というのは失敗やトラブルがあった時に、他人や環境のせいにするのではなく、自分にも何らかの責任があったのではないかと考えて反省し、その次の改善につなげる思考様式です


一番大事なのは改善することです。


発生してしまった失敗・トラブルについてはもう取り返しようがありません。

今後どのように発生を防止するか、いかに改善していくか、

これを自分で考えるように社員に求めたいと考えて決め行動動規範です。



3つ目は、「同僚のいいところを褒めよう、同僚の成功を祝おう」

というのを3つ目の行動規範にしました。



他にも色々期待したいことはあるのですが、自分なりに本質的に考えた結果として

この3つに絞りました。


これを繰り返し繰り返し、色々な場面で社員に問うていくことが大事だと考えていますし、愚直に実践していきます。


2018年 年明けから社長に就任するにあたり、年末から会社のビジョンの策定を考えていました。

もちろん、日本企業の子会社ですから日本本社のフィロソフィー・ビジョンがあります。


私が考えるポイントとしたのは、

■そのフィロソフィーとビジョンを、この海外子会社にどのように落とし込むか

■そのビジョンを社員の皆にいかに納得してもらうか

■そのビジョン達成に向けた具体的行動をどのように促進していくか

というこの3点について念入りに考え、自分なりに納得するものを策定しました。


その中で苦心したことが、

■このビジョンを達成すると、いかに会社として持続的成長を達成するのか

■その上で社員の皆さんが幸せになるのか

ということをリンクさせるような論理展開を加えることでした。

この点に非常に苦心しました。


簡単な論理展開としては、

①我が社のビジョンは表現は異なりますが、

 お客様第一と同様の考え方であり、

 お客様とベストなパートナーになろうという趣旨のビジョンです


②ですので、お客様第一を実現していくと、

 お客様はお客様第一の会社が大好きであり、

 そのお客様の評価が結果として会社の売上につながる


③継続的にお客様に価値を提供して評価いただくためには、

 新たな価値を開発する必要があり、その開発に投資をしていく必要がある


④そのためには、会社は利益を捻出し

 新たな投資に資金を回さなければならないし、

 その投資を差し引いて、会社存続のための利益を出さなければならない


⑤このために我々は売上を最大にし、経費を最小にするという

 当たり前の努力をして成果を出す必要がある


⑥この努力の成果である純利益から株主に配当として還元して

 株主満足も果たす必要がある。


⑦そして、②のさらなる新製品の開発投資、お客様への新たな価値の提供につなげていく、

この循環上昇のプロセスを通して会社は持続的に成長することができ、このプロセスの実践を通して社員は人間として成長し、また社員の方々の給与も上がり社員自身そして家族が幸せになっていく。



このような、お客様・株主・我々社員も幸せになっていくという理想像を説明し

私の作成したビジョンの達成がいかに会社にとって、社員の皆さんにとって

重要であるかということ、そしてこの実現に向けて一緒に頑張っていこう、

と呼びかける内容としました。



1月2日のプレゼン中は、社員のみなさんはウンウンと頷きながら聞いていたので

なんとか伝わったのかな、と考えています。


ただ、この毎回毎回同じ事を言い続けることこそ、大事なので事ある毎に

ビジョンの達成に向けた話をしていきます。



Markと申します。

大学を卒業し入社した会社で工場の技術職として勤務しながらも、商売・経営に非常に興味があったためビジネス書・経営書をよく読んでいました。


その中で経営するためには、財務諸表・経理も勉強しないといけないよね、ということで、気軽な気持ちで日商簿記2級を勉強し、なんとか合格しました。

一旦は嬉しかったのですが、、、その後、「あれちょっと待てよ!?」 と思い直し、

「僕のやりたいことはこんな事じゃないぞ、管理会計だ!」と思い直し

本職の傍ら勉強し始めました。


ただ、やはりそれだけでは何か物足りず、なんとか思い切って経営について本気で勉強しよう、「よしMBAだ!」と決心し、妻を説得しました。

ただ、住居と勤務先が都会ではなかったため、インターネットで学べ、会社を辞めずに学べる大前研一さんのビジネス・ブレークスルー大学大学院を選び2年間かけて MBA を取得しました。


その後、このMBA取得を会社に報告すると、数年後にこれを活かせる海外事業部に異動させてくれ、数年間海外子会社のビジネスデベロップメントを担当しました。

ただ、この業務は海外子会社の経営支援であり、自分が実践するわけではありませんでした。


自分でも分かっているのですが MBA を取得したからといって、実際に経営できるわけではありません。もちろん経営に必要な基礎知識・思考方法・行動様式などは頭では理解しているつもりです。


しかし、やはり経営は実践です。


頭の中で分かっていることと、実践することは何倍何十倍もの差があります。

そのため、上司にもチャンスとタイミングがあえば、私にも海外子会社での実践経験を積ませて欲しいと何度も懇願していました。


その結果念願かなって海外子会社の社長を任せてもらうことになりました

その社長のスタートは2018年1月1日です。


これから今までの人生経験、 MBA での学び、書籍で学んだ人間としての在り方・行動様式、これらを実践にうつし、実証していきます。


また日本人とは異なる文化・考え方を持ったアジアの方々とのコミュニケーション・ビジネスの苦闘奮闘の実践を記録していきます。


この経営における実践の記録が少しでも皆様の参考になればと思っています。

プロの経営者の方々にはお恥ずかしい内容ばかりでしょう、、、しかし、一歩でもプロ経営者に近づくための道のりだと思って、大目にみてやってください。


このブログを通じて皆様と経営の実践・人間としてのあり方について議論できれば、自分もより深い学び・そして成果があげられるのではないかと考えています。

では、よろしくお願いいたします。


Markと申します。

大学を卒業し入社した会社で工場の技術職として勤務しながらも、商売・経営に非常に興味があったためビジネス書・経営書をよく読んでいました。


その中で経営するためには、財務諸表・経理も勉強しないといけないよね、ということで、気軽な気持ちで日商簿記2級を勉強し、なんとか合格しました。

一旦は嬉しかったのですが、、、その後、「あれちょっと待てよ!?」 と思い直し、

「僕のやりたいことはこんな事じゃないぞ、管理会計だ!」と思い直し

本職の傍ら勉強し始めました。


ただ、やはりそれだけでは何か物足りず、なんとか思い切って経営について本気で勉強しよう、「よしMBAだ!」と決心し、妻を説得しました。

ただ、住居と勤務先が都会ではなかったため、インターネットで学べ、会社を辞めずに学べる大前研一さんのビジネス・ブレークスルー大学大学院を選び2年間かけて MBA を取得しました。


その後、このMBA取得を会社に報告すると、数年後にこれを活かせる海外事業部に異動させてくれ、数年間海外子会社のビジネスデベロップメントを担当しました。

ただ、この業務は海外子会社の経営支援であり、自分が実践するわけではありませんでした。


自分でも分かっているのですが MBA を取得したからといって、実際に経営できるわけではありません。もちろん経営に必要な基礎知識・思考方法・行動様式などは頭では理解しているつもりです。


しかし、やはり経営は実践です。


頭の中で分かっていることと、実践することは何倍何十倍もの差があります。

そのため、上司にもチャンスとタイミングがあえば、私にも海外子会社での実践経験を積ませて欲しいと何度も懇願していました。


その結果念願かなって海外子会社の社長を任せてもらうことになりました

その社長のスタートは2018年1月1日です。


これから今までの人生経験、 MBA での学び、書籍で学んだ人間としての在り方・行動様式、これらを実践にうつし、実証していきます。


また日本人とは異なる文化・考え方を持ったアジアの方々とのコミュニケーション・ビジネスの苦闘奮闘の実践を記録していきます。


この経営における実践の記録が少しでも皆様の参考になればと思っています。

プロの経営者の方々にはお恥ずかしい内容ばかりでしょう、、、しかし、一歩でもプロ経営者に近づくための道のりだと思って、大目にみてやってください。


このブログを通じて皆様と経営の実践・人間としてのあり方について議論できれば、自分もより深い学び・そして成果があげられるのではないかと考えています。

では、よろしくお願いいたします。


「人生は山登りに似ている」と言われますが、人生を戦略的に生きていくためには、

自分が登りたい山の「頂」を決めることが先決です。

これがなくっちゃ始まりません。


自分の登りたい山頂を決めないで、日々仕事、勉強などに打ち込んでいませんか?

それでなかなか結果が出ない、成功しない、などと相談されることがよくあります。


登りたい山頂が決まっているからこそ、リスクをとって直線的に急斜面を登るのか、

それとも低リスクでなだらかな道をS字カーブを描きながら登るのか、

自分の状況・能力・精神力などを考慮してルートを考えることができるのです。


また、山頂を決めることは、仕事・勉強の努力の方向性を決めることができるし、

何よりも「Focus」することができます。

Focusするからこそ、仕事・勉強の質があがり、より山頂に近づくのです。


まずは、登りたい山頂を決めること=「目標設定」から始めてみませんか。