ヒューマンドキュメンタリー「大竹しのぶ 50歳からの私」
録画しておいたヒューマンドキュメンタリー「大竹しのぶ 50歳からの私」 をやっと見ました。
NHKなだけあって、民放のこの手のドキュメンタリーよりも飾り気なく作られてる気がしたけど。
本人の中身があれば、それで十分なんだなぁと感じてしまった。
それほど、本人の個性が光る内容でした。
というか、本当に天才なんだと。
思いましたよ。
大竹さんは憑依型だといわれてますが、どちらかというと、本人はもうちょっと冷静ですね。
とはいえ「そこに行けばいい」って説明は、全く持って天才の言葉であって、凡人には理解不能ですけども(笑)
大竹さんの北島マヤ見たかったなぁ。
ガラスの仮面で、昔やってたんですよね。
まぁ、北島マヤよりよっぽど天才だと思います。
北島マヤは、役になりきってる間は全く自分自身のことが見えなくなるけども。
そこはそこで意識があるようなので。
商業的にもいける人なんだなぁと再認識。
ただ演技がうまいだけで芸能界生き残ってるわけじゃないよね・・・。
そんでもって、勝手に、舞台の直前はそれなりにピリピリしたりする人なんだろうと思ってたもので。
舞台に上がるほんの直前まで自然体というのにはビックリしました。
台詞を忘れるかもとか、そういう話ではなくて。
彼女の場合、役そのものであり、すべての台詞がその役のものとして落とし込まれているから。
何があってもその役でい続けられるんだろうなぁ。
気になったのは子供たち。
長男は、経営者になりたいとか言ってた記憶があったので、母のマネージャーになってて驚き。
まぁ、就職向きじゃなさそうなしゃべり方ではあったけど・・・(苦笑)
一方IMALUちゃんは、まず名前の発音が違ってた。
上がるのね。本当は。
彼女は態度でかかったなぁ(爆)
勝気というか、なんというか。
まぁ、親といるときだけそうなっちゃうだけかもしれないけど。(それは自分も似たり寄ったりなのでわかる。)
それでも、ああいう場では、にこやかにやればいいのになぁなんて思ってしまった。
老婆心。
(きっと私も思われてるに違いないんだけども。)
大竹さんは狂気の演技をさせるとすごいなぁと映像越しに見てても思いました。
ここでやってた野田作品の「ダイバー」や、一人芝居「あいのうた」(新藤監督がいらしてた日に私もいってました)も、実際に見ていたけど。
映像で見るとまた違う。
大声出して、枯れない理由は「大声を出そうとしていないから」
らしいです。
「赤ん坊がいくら泣いても声がかれないのといっしょ」と。
いやいや、人間絶対どっかで力んじゃうよ。
でも、そういうのが当たり前にできちゃうのが、天才たるゆえんなんだろうなぁ。
とか思ってしまった。
まぁ、とにかく「天才」っていう言葉がちらついて仕方のない番組でした。
ちなみに、金平糖の話、「嫌われる」といってたけど、私はスキだったなぁ。
むしろ、その気持ちに納得したり(笑)