⑫ 霊的治療能力の本源
○墓参の心が先祖に通ずる
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ところが、私たち親子は眠ることが出来て安心しましたが、この子供の病気がなんら変りがなかったので、また高橋さんに相談に行きました。ところが高橋さんが、「それでは私が病院に行ってみます」と言ってくれました。そこでお願いして病院に来て貰ったところ、高橋さんが、「先祖供養していますか」と、娘に訊いて下さったそうです。
ところが、娘はなんぼ私が教えても興(味)ないんですから知らなかったそうで・・・「なんにもそんなことをしていません」と言いましたら、「先祖供養は大事ですから、先祖供養をするようにして下さい」と言って、詳しく先祖供養の仕方を教えられたのでございます。
それで、娘が、先祖供養にお墓参りに行くには(―主人の實家が花巻の矢沢村ですからそこのお墓にお参りするには)一日はゆっくりかかりますから、「お婆さんは先(ま)ず孫の看護に来て下さい」と言いましたので、私は看護に来たわけなのでございます。
ところが、娘がそのお墓参りに行く支度に・・・供物やお花や掃除するいろいろな物を買って仕度をしておりましたら、まだお墓参りをしなかったのに、その心が先祖様ヘ通じたと見えまして、「オカアチヤン、ワタシは手が、・・・手サ動きますよ」と言ってこうして・・・手を上げたそうです、左の。(拍手)
ところで、娘が喜んで私の行くのを待っていました。そして私が着くなり、「お婆さん、陽子がねぇ、今朝、“手が動きますよ”といってこう手を上げましたよ」と言って喜んでおりました。そこで私も大ヘん喜んで、親子孫と諸共・・・三人で手を取り合って喜んで泣きに泣きました。
そうして、娘はお墓参りに行きましたし、私はこの孫の看護をしていましたら、それからというものは、薄紙を剥(は)ぐように毎日日増しに病気が快くなりまして、それからの電話の知らせでは、「お婆さん、今日は、陽子はね、手が動くようになりましたよ。蜜柑(みかん)をー人で剥(む)いて食ベますよ。箸(はし)を持って茶碗をもって御飯を食べますよ。寝台から一人で下りますよ」という・・・本当に良いお知らせばかり受けたのでございます。有難うございます。(拍手)
そこで、私は、先祖供養ということが大ヘん大事な事だということは聞いておりましたが、その場面に直面(あた)ってみない間(うち)は「そうでしようかねえ」位のことに思っておりましたが、實直面(あた)ってみれば、
本当に初めて・・・私たちが幸福になるためには先祖様に供養し、樹(き)で譬(たと)えるなら、幹は親であるから親に孝行をし、その幹によってわれわれの枝葉は栄えるものであるから、先祖供養は大事である―と、いうことはかねがね聴いてはおりましたが、それを實行しなかったのであります。
それをしたら、この孫は恢復しまして、退院してもいいというお知らせを受けたのでございます。先生、有難うございます。(拍手)
そして、こうして皆様に體験話(おはなし)の出来るのは、神様のお蔭、皆様のお蔭と、本当に有難いことだと思って、皆様に御禮として、お粗末ながらこうしてこの場に上がらして頂いた次第でございます。皆様、どうも有難うございました。…
(中略)
皆様からご指導を頂きまして、お願いして、お別れの言葉と致します。有難うございます。
〈「精神科学」昭和48年11・12月〉
谷口雅春先生「人間無病の原理」
☆ 谷口雅春先生は本の一行に先祖供養は大切ですね!しか書かれません!笑!強制も何回も言われません!自分が直面して、医者に見放されて、初めて真剣に生長の家の話を聞くきになり、先祖供養の大切さを教わり、よし行こうと決心しただけで結果が出ると生長の家の話は本物だと分かり、先祖供養してまたまた結果が出ると凄い、何でこんな凄い話をもっと早くやらなかたんだと思うのです。皆んな同じです!笑!