⑪〝記憶〟と〝業〟の問題について
○「業」は形に転化すれば消える
「業」というものは、一種の潜在しているところのエネルギーである。丁度壊中電燈の中の乾電池に電気になるエネルギーが潜在している。あの潜在している電気になるエネルギーは懷中電燈のスイツチを人れて「光」という形にあらわすと、数時間のうちに消耗(しょうこう)してなくなる。
それと同じ様に吾々の「業」というものも、それが或る「形」にあらわれると、それが消えるのであります。
だから過去に悪い「想念のエネルギー」の蓄積―即ち悪い「業」―があっても、それは「形」にあらわれたら消えるのですから、
何か悪いものが出て来た時に、これは悪い「業」のエネルギーが消えてくれつつあると思い、「有難うございます、有難うございます」と感謝するのがよいのであります。そうすると本当に悪い「業」が消えてしまうのです。
それだから黒住教祖も、「難あり有難し」と言われたのである。近項の新らしい文字の遣い方では「ありがたし」とは「難有(なんあり)」とは書かないけれども、明治までの人は「難有候」などとヒックリ返して書いた訳です。それ読んで黒住教祖が「難有、ありがたし」と、それをもじってわかり易く言われたのであります。
つづく
谷口雅春著「人間無病の原理」
☆ 特にこのブログを毎日読んでおられる方は知らないうちに潜在意識が真理の言葉によって清められ業がひとりでに出て行く時、今まで何とも無かったのが、急に熱が出たとか、咳が出てきたとか、上手くいっていた仕事が悪くなって来たとかなったらこれは過去の業の自壊作用と思ってあわてず、これで消えてなくなると「ありがとうございます!ありがとうございます!」と感謝されていますと自然に悪い事が消えて健康に、繁栄になりますので安心して下さい!