◎ 人生は神生なり
藤原敏之先生
すべてを癒やす道より
○ 電話一本で流産をふせぐ
最近とくに個人指導をして貰いたいという相談が非常に多くなっています。この前出版して頂いた私の書いた『あなたは必ず救われる』という題の本を読んで病気が治ったとか、家庭問題で悩んでいたのが解消した。子供の問題が解決したという御報告のお手紙や電話を下さる方が多くなった反面、
あの本を読んだが、生長の家のみ教えでどんな病気でも快癒する、どんな難問題でも解決すると書いてあり、また実例もかいてあるので゛自分も今大変困ったことがあるのでぜひ一度相談に乗ってもらいたい、いつ行けば会ってもらえるか゛とか質問の内容を手紙に認めて送ってこられる方が沢山あります。
この本の6章では、いろいろな悩みを訴えてこられた方たちに文章で解答申し上げたものが、抜き出して掲載されてありますので、ご参考になることもあるかと思います。
近頃国鉄運賃や電車賃が上ったためか、それだけでもないでしょうが、電話による指導が大変多くなってきました。昨年(昭和51年)の春頃でしたか朝七時頃に電話がかかってきました。悲しそうな弱々しい女性の声です。「私は鹿児島の○○というものです(『あなたは必ず救われる』をよまれたらしい)が、今大変困ったことがあるのでちょっと電話で指導をお願いしてもよろしいでしょうか」といわれるのです。
私は電話となると、何だか気になって悠長にしておられません。電話料は向こうさんもちでも何となく気があせります。「早く用件をいって下さい。何ですか?」とききますと、ゆっくりした調子で「すみません。実は私結婚しまして…」といわれる。結婚出来ないのなら困るのですが、゛結婚した゛といわれるから、別にわるいことはありません。
だまっておりますと、「ところが赤ちゃんが出来まして…」といわれます。これも別にわるいことではありません、また黙ってきいておりますと「もしもし…」といっては「今ちょうど六ヵ月になります」といわれます。きいていると全部善いことばかりですので、私も何もいわないのも悪いと思い、「それは善かったですね」と申しました。
結婚して赤ちゃんが出来て、六ヵ月経ったというのですから別にわるいことは一つもありません。それで「それはよかったね」といったのです。すると「いいえ、それが善くないのでございます」といわれるので、「どうしてですか?どれもわるいことじゃないでしょう」というと、「実はそれから後がわるいので困っているのです」といわれるから、きいてみると「この間から出血が始まったのです。
病院に行きましたら、先生は『赤ちゃんが出かかっている、流産しかけているから早く出した方がいい』といわれるのです。主人も私も子供は欲しいので、主人も『何とかして生んでくれないか』と申します。私も何とかして産みたいのですが、先生、これ何とかなりませんでしょうか」
電話で血の出るのを止めてもらうこと出来ないでしょうかというのです。無茶苦茶です。゛産婦人科の手におえないから、電話で私に何とかせよ゛と、わざわざ鹿児島からの電話です。電話ですから顔も見えないし、きこえるのは悲しそうな声だけです。もっとも顔が見えないから遠慮なしに思い切ってものがいえるという利点もありますが…。
そこで私は「あなたは生長の家をどのくらい知っているのですか。お話を聞いたこと、あるのですか?」とききますと、「ハイ。『白鳩』というのを読ませてもらっております」と答えられますので、「それじゃ谷口先生の御文章をおよみになってわかっているでしょう。
赤ちゃんが出来、赤ちゃんが生れるのは、人間の力や努力で出来たりうまれたりするのではなくて全部神業であり、神意(みこころ)によるのですよ。全部が神様の働きであり、神様からの授かりものですよ。あなたの力で出来ることは何一つありませんよ。
そうしたら赤ちゃんのことに関して心配する権利はあなたにはありませんよ。越権行為ですよ。少しは慎みなさい。お礼をいう権利は許されているけど心配することはなりません。余計なこと心配することならん。血が出ようが槍が出ようがほっときなさい。
それよりも大事なことはご主人に謝りなさい。今まであなたはご主人を尊敬し、ご主人に感謝し喜んでいなかったでしょう。ご主人は神様なんです。夫は神様から授かった神様ですよ。あなたはそのことを忘れていたでしょう。何でも素直にハイと喜んで仕えていなかったでしょう。それを改めなさい。すぐに出血が止りますよ。さようなら」ガチャンと電話を切ったのであります
するとまた二日目の朝、七時すぎに電話が鳴り出しました。受話器をとりますと、昨日の鹿児島の御婦人の声です。「ああ、あなたですか?」といいますと、「先生ありがとうございました。昨日から出血が止りました。ありがとうございます」といわれます。私は「当たり前ですよ。はじめから血なんか出ていないですよ。あなたが勝手に出していただけですよ。よかったね―」と言って電話を切りました。
それ切りで音沙汰なく四ヵ月くらいたって、また電話がかかってきました。もっとも電話はその人だけでなく、方々から電話で「いついけば会ってもらえるか。何日はいますか」とか問い合わせの電話がひっきりなしにかかりますが、
その朝も「もしもし、あの鹿児島の―」といわれる声に「あーあなたですか…」と申しますと、声をはずませて、「先生有難うございます。一週間前に大きな男の子を安産いたしました」という御礼の電話でありました。
顔も見たこともなく、どこのどなたかもしらないのにちゃんと救われて下さるのであります。これもみな谷口雅春先生のお説き下さる真理がすばらしいからであります。私の力で救ったなどと思ったことは一度もありません。真理(神)が救い給うのです。ただ感謝あるのみです。
つづく
☆ 凄い体験ですね!
◉ 先ず!
病院に行きましたら、先生は『赤ちゃんが出かかっている、流産しかけているから早く出した方がいい』といわれるのです
電話で血の出るのを止めてもらうこと出来ないでしょうかというのです
そこで私は「あなたは生長の家をどのくらい知っているのですか。
赤ちゃんが出来、赤ちゃんが生れるのは、人間の力や努力で出来たりうまれたりするのではなくて全部神業であり、神意(みこころ)によるのですよ。
あなたの力で出来ることは何一つありませんよ。
そうしたら赤ちゃんのことに関して心配する権利はあなたにはありませんよ。越権行為ですよ。少しは慎みなさい
血が出ようが槍が出ようがほっときなさい。
◉ 凄いですね!ほっときなさい!
それよりも大事なことはご主人に謝りなさい。今まであなたはご主人を尊敬し、ご主人に感謝し喜んでいなかったでしょう。
◉ ここですね!流産しかかる、不都合が起こると云う事は、何か間違っていると云う事になります。一家の中心は御主人ですから御主人に「ハイ」素直になる。奥さんが社長で御主人より給料が良くても、会社の中心は奥様でも、家庭の中心は御主人です!
◉ それを改めなさい。すぐに出血が止りますよ。さようなら」
当たり前ですよ。はじめから血なんか出ていないですよ。あなたが勝手に出していただけですよ。よかったね―」
◉ あなたが勝手に出しているということです。
真理(神)が救い給うのです。ただ感謝あるのみです。