「生命の実相」に学ぶ 第二十九巻ー③
◎ 因縁因果の法則
第二十九巻 女性教育
第三十巻 児童教育篇
聖典講義篇
○善き良人となるべき相手を引きよせるためには、女性はどのようにしたらよいでしょうか?
「生命の実相」第29巻 五八ページ(携帯版六○ページ)に、
「結婚前の娘および母ヘの注意」という章がありまして、結婚前の娘が、どういう心構えをもっていれば、よい相手をうるか、ということが精しく書いてあります。
『善き良人となるべき相手方を引き寄せるためには、悪しき良人となるべき相手を反発するような雰囲気をもっていなければなりません。
ただ雑然と、猫も杓子も、男性でありさえすれば引きつけるような雰囲気をもっていることは危険です。
どんな男性をでも数多くさえ引きつければよいのは、男を魅惑するのが稼業である女性のことです。
あなたにとって必要なのは、ただあなたの将来を幸福にしうる男性をさえ引きつければよいのです」
生長の家で説く「心の法則」の中で「類は類をもって集る」という、似たものが相い結ばれるという法則からいえば
「生命の実相」第29巻 (九○ページ、携帯版九三ページ参照)、
自分が明るく、正しい心をもっていれば、明るく、正しい心の人を引きよせることになるのです。
また同じ生長の家の「心の法則」の中で、もうーつ「類でないものは反発する」という法則からいえぱ、自分が明るく、正しければ、暗い「正しくない者は引きつけないということになります。
つづく
徳久克巳著「生命の実相」に学ぶ 第二十九巻 ー ③
(著者紹介 医学博士 産婦人科医 生長の家理事長)
☆「生命の實相」第29巻 58ページ
第六章 結婚前の娘および母への注意
一、良人の選び方
未婚の娘にとっては、いかなる良人を選ぶかということは最も大切なことであります。それは生涯を賭けた冒険であります。結婚後の婦人の運命は、その大半を自分が選んだ良人の生活によってその幸不幸が定(き)まるといわねばなりません。
しかし自分が相手をどんなに選んだからとてその相手が必ずしも自分の良人になってくれるとは定まってはいません。また必ずしも自分の選び方が正しいとはきまっていません。
生長の家では、「環境は自分の心の影」だと申します。「立ちむかう人の心は鏡なり、己(おの)が姿を移してや見ん」と黒住教祖は詠(よ)まれました。自分の運命を幸福にするところの善き良人を自分の身辺に引きつけるためには、自分自身がそれを引きつけうるところの磁石となることが必要です。
善き良人となるべき相手方を引き寄せうるためには、悪しき良人となるべき相手を反発するような雰囲気をもっていなければなりません。
ただ雑然と、猫も杓子も、男性でありさえすれば引きつけるような雰囲気をもっていることは危険です。どんな男性をでも数多くさえ引きつければよいのは、男を魅惑するのが稼業である女性のことです。
あなたにとって必要なのは、ただあなたへ将来を幸福にしうる男性をさえ引きつければよいのです。そういう男性のみに魅力ある女性となればよいのです。さてそんな男性をのみ引きつけるにはどうしたらよいでしようか。
二、類は類を招(よ)ぶ心の法則
人と人との牽引(けんいん)は「類は類を招ぶ」という心のリズムの共鳴の法則に従うのです。男性は女性を牽引し、女性は男性を牽引するのであって、かえって類を異にする者同士が牽引するのだと言って抗言する人があります。
しかしこれはまったく別問題です。男女相牽(あいひ)くのは陰陽和合の法則でありまして、心のリズムの共鳴の法則とは別個のことであります。ラジオ・セットは陰陽相引(あいひ)く法則により,電気の陰陽の両極を結合することによって組み立てられています。しかし、そのラジオ・セツトに起こっているラジオ波は同じ波長の放送のみを引きつけるのです。
それと同じように男女は陰陽和合の法則により異性互いに相牽引しますが、異性のうちで最も多く牽(ひ)きつけるのは、心のリズムの合った人です。そうすれば、善き良人となるべき男性を引きつけようと思うならば、自分自身が欲する自分の良人にもって欲しいと同じような心の雰囲気を作るように心掛けなければなりません。