◎ すべてを癒やす道

 

 

○ 練成指導にあけくれた十二年 

 

 

 

真理は絶対であり、谷口雅春先生のお説き下さるみ教えが素晴らしいので、練成会でも大きな悩みや苦しみを抱えて参加する人々が例外なく救われ、悩みは解消し、どんな難病、業病もことごとく癒えるのであります。

 

 

 

ただ身体の病気がよくなるばかりではなく、真理を体得せられるので、その喜びは格別で、世界中みなもらったよりも、もっともっと大きな喜びとなります。生長の家は人間全体を救う教えであり、今、救われる教えであります。

 

 

 

本部講師を拝命してからの私の過去の十二年間は一貫して生長の家の練成による明け暮れでありました。その間ご縁のあった方々の数だけでも何万人であります。

 

 

 

また個人指導を申し込まれて、お会いした人々の数は何千人になると思います。またそれ以前の地方講師としての十八年間に個人指導させていただいたのを含めますと、優に万を越えるものと思います。

 

 

 

本書でも、おりにふれいくつか御紹介しますが、その間、指導した問題の内容も多種多様であります。涙なしには聞かれないような深刻なものから、笑い出したくなるような面白いものもあります。

 

 

 

最近の傾向としては、やはり病気が圧倒的に多いようでありますが、その中でも神経系統の病気に悩んでいる人が一番多く見られます。

 

 

 

その次に多いのが、子供さんの問題であります。病弱なお子さんをお持ちの方、知恵おくれ、勉強ぎらい、学校に行くのが嫌がる登校拒否の子供さん、万引きや盗み癖のあるお子さん等々、子供さんのことで泣いておられるお母さんが大変多いのであります。

 

 

 

つぎに多いのが家庭問題であります、親子や夫婦の不調和、とくにこの夫婦間の問題が多く、そのつぎに多いのが経済問題であります。

 

 

 

不況の関係で営業の不振や倒産などで苦しんでおられる方が非常に多いのであります。

 

 

 

そのつぎが交通事故や機械による事故の後遺症で悩んでおられる人が多くなっております。

 

 

 

よくもこんなに悩んだり苦しんだりしている人があるものだと不思議に思うくらいでありますが、人々の間にどれだけ生長の家の救いの手が待ちのぞまれているかということを今さらのように感じさせられます。

 

 

 

 

○ 母親と祖母が連れてきた唖(おし)の子 

 

 

 

聖経『甘露の法雨』にもありますように、「神があらわるれば乃(すなわ)ち善となり、義となり、慈悲となり、調和おのずから備わり、一切の生物処を得て争うものなく、相食むものなく、苦しむものなく、乏しきものなし」

 

 

 

とお教えいただいていますように、悪いものや不完全なものや不完全なものなどは存在しないのであります。

 

 

 

真理が現成し、無明(まよい)が無くなれば、唖(おし)でさえも目の前で消えて無くなるのであります。それは地方講師として活動しておりました昭和二十六年ごろ、広島県の呉に居た頃のことであります。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

藤原敏之著 すべてを癒す道より

 

 

 

 

 

 

☆ 新型コロナウイルスも

 

 

心に病念なくば病菌は身体に現われない

 

 

人間が攻撃精神を起こす、即ち人を害するような心を起こすと人間の精神波動は、萬物の霊長の精神波動でありますから、徽菌の精神波動なんかと較べたらもう空気銃と水爆位の違いがある訳ですよ。

 

だから忽ち人間の精神波動によって微生物は感化される。そうして今迄害をしなかった分泌物を出しておった菌が吾々に有害な分泌物を出すという様な菌に変化して、それが病菌に変るという訳なのであります。

 

詳細は当ブログ2020年3月25日「(34)生命の實相第二巻」参照