◎ 國際情勢の預言

 

 

 

◯ 大國主神(おおくにぬしのかみ)の御誕生(ごたんじょう)

 

 

 

刺國大神(さしくにおおのかみ)の女(むすめ)、名(な)は刺國若比賣(さしくにわかひめ)に娶(みあ)いて、生みませる子(みこ)、大國主神(おおくにぬしのかみ)。

 

亦(また)の名(みな)は大穴牟遲神(おおむちのかみ)と謂(もう)し亦(また)の名(みな)は葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)と謂(もう)し、

 

亦(また)の名(みな)は八千矛神(やちほこのかみ)と謂(もう)し、亦(また)の名(みな)は宇都志國玉神(うつしくにたまのかみ)と謂(もう)す。

 

并(あわ)せて五名有(みないつつあ)り。

 

 

(大國主神(おおくにぬしのかみ)の御祖(みおや)の段(くだり))

 

 

 

 

 

 

父君(ちちぎみ)である須佐之男命(すさのおのみこと)がソ連的唯物論の遠呂智(おろち)(遠きオロシアの智慧(ちえ)なるマルキシズム)を克服(こくふく)されましたが、

 

 

 

アメリカ的唯物論は克服し切れないで、人間を肉體と観た上での民主主義であるから、肉體の欲望を満足するのが人間の基本人権の自由であるというので肉体的快楽主義に陥られたので、

 

 

 

その生まれた子供は大國主命(おおくにぬしのみこと)のほかに澤山(たくさん)あるのであります。それを「八十神(やそがみ)」というふうに「古事記」には書いてあります。

 

 

 

そして最後にお産れになったのが大國主命(おおくにぬしのみこと)であります。

 

 

 

神の名(な)はその御使命またはこの神話に於(お)いて何を象徴しようとしているか、その内容をあらわす名前がついているのであります。

 

 

 

大國主命(おおくにぬしのみこと)は、アメリカのような大國(たいこく)の主宰者(しゆさいしゃ)という意味をもっております。

 

 

 

「大(おお)」は「多(おお)」にも通じまして、「多くの國々の主宰者」という意味  ―  即ち「國連の精神」の象徴と考えてもよろしいのであります。

 

 

 

大穴牟遲神(おおむちのかみ)という神名(しんめい)は「多名持神(おおなもちのかみ)」であって多くの名前をもっていられる神という意味もあり、また名が多くあるということは富が多くあるということであります。

 

 

 

現代でも富豪の名刺を見ると××会社重役、○○会社重役社長などと多くの名がついております。

 

 

 

また「大穴(おおな)」は「多くの女性」の象徴とも見ることができるのであります。

 

 

 

多くの女性をもっていた豊葦原第一(とよあしはらだいいち)の色男(いろおとこ)の神というのが、葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)という神名(しんめい)が象徴する意味であります。

 

 

 

八千矛神(やちほこのかみ)というのは矛(ほこ)は武器のことで八千矛(やちほこ)は多くの武器であって、軍備強大なる國を象徴いたします。

 

 

 

宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)というのは、ウツシは現象界のことであり、現象界の國々の國魂神(くにたまのかみ)として大國主命(おおくにぬしのみこと)は多くの國々を支配しているアメリカ的自由主義陣営を象徴しております。

 

 

 

アメリカ的民主主義に一應(おう)、八十神(やそかみ)は世界の支配権を譲ったのであります。

 

 

 

これを「古事記」は「故此(かれこ)の大國主神(おおくにぬしのかみ)の兄弟(みあにおと)八十神坐(やそかみま)しき。

 

 

 

然(しか)れども皆國(みなくに)は大國主神(おおくにぬしのかみ)に避(さ)りまつりき」と書いているのです。

 

 

 

「避(さ)りまつりき」とは「退(しりぞ)いて譲(ゆず)った」ということであります。

 

 

 

八十神(やそかみ)は國連に於いて一應(おう)アメリカ的民主主義の自由陣營に指導権をゆずっている國連加盟の數多くの小國(しょうこく)たちの象徴であります。

 

 

 

彼ら小國は一應アメリカに牛耳(ぎゅうじ)られていましたが、やがてソ連側に賛成する小國がふえて來まして、八十神(やそかみ)は「ソ連側」を象徴することになるのであります。

 

 

 

何故(なぜ)、八十神(やそかみ)たちが大國主命(おおくにぬしのみこと)を「避(さ)りまつりた」(遠ざかること)のであるかというと、大國主命(おおくにぬしのみこと)と八十神(やそかみ)との間に一人の姫(ひめ)の争奪戦が行われたからであります。

 

 

 

その姫というのは稻羽(いなば)の八上比賣(やかみひめ)であります。

 

 

 

前述の如く大國主命は、大國(たいこく)の主人公アメリカ合衆国を象徴しており、稻羽(いなば)の八上比賣(やかみひめ)とは、豊葦原(とよはしはら)の稻原(いなはら)に在(ま)す八百萬(やおよろず)の神々(かみがみ)のうち最も上(すぐ)れたる姫神(ひめがみ)で日本の國を象徴しております。

 

 

 

日本國は米國と安保條約を結ばないで、スイスやインドやオーストラリアのように中立國となれば、たとい米ソが原水爆戦争をはじめても、それに介入することなしに濟むというような安易(あんい)な考えをもつ人がありますけれども、

 

 

 

それは日本國が八上比賣(やかみひめ)のように美人であることを考えに入れない偏(かたよ)った意見なのであります。

 

 

 

スイスやオーストラリアやインドやラオスなどは、八上比賣(やかみひめ)のように魅力はないのであります。

 

 

 

醜婦(しゅうふ)はしつこく狎(な)れついて來(こ)られたら却(かえ)って迷惑(めいわく)であって、中立宣言してくれたら、むしろ厄介拂(やっかいばら)いくらいに考えられるのでありますが、美人はそうは行きません。

 

 

 

引く手あまたであって、誰か定(き)まったしっかりした旦那様がなければ、皆のもの(八十神(やそかみ))が彼女を゛自分のもの゛にしたいと思って強姦(ごうかん)でもしかねないのであります。

 

 

 

日本國は八上比賣(やかみひめ)のように八百萬(やおよろず)の國々に上(すぐ)れて魅力がある。

 

 

 

ヨーロッパにも比肩(ひけん)する國がない位すぐれた知能をもった東洋一の工業國であります。

 

 

 

この國を自分の妻にすることができれば東洋を制することができるのであります。

 

 

 

だから日本がアメリカと手を握らなければ、八十神(やそかみ)のうちの強大な國が、多分ソ連や中共が手を握りに來るでありましょう。

 

 

 

そのことを「古事記」は、八上比賣(やかみひめ)をめぐる大國主命(おおくにぬしのみこと)と八十神(やそかみ)との争奪戦のかたちで象徴的に書いているのであります。

 

 

 

つづく

 

 

 

谷口雅春 著 「古事記と現代の預言」

 

 

 

 

 

★ 面白いですね!

 

父君(ちちぎみ)である須佐之男命(すさのおのみこと)がソ連的唯物論の遠呂智(おろち)(遠きオロシアの智慧(ちえ)なるマルキシズム)を克服(こくふく)されましたが、アメリカ的唯物論は克服し切れないで、人間を肉體と観た上での民主主義であるから、肉體の欲望を満足するのが人間の基本人権の自由であるというので肉体的快楽主義に陥られたので、……

 

昨日書きましたように。實相を悟っても、物質無しがわからないと、だめだと書いてあります。唯物論なんですね!そこに隙ができるのですね!深いですね!

 

古事記にそういう事が書いてあるという事が驚きです。私にはわかりません!笑!

 

それから、スイス……のように日本は中立国ではおれないのです。と書いてあります。以前野党は安保条約制定の時日本もスイスのように中立国になればいいと盛んに言っていました。学校の先生にもそのように教わりました。当時はネットがありませんので、そうかなと思っていました。その内にだんだんと内情がわかって来ました。スイスは全ての国民が軍事訓練を受けて、銃が各家庭に配備されているという事です。

 

それに、谷口雅春先生は日本はスイス…とは事情が違うのだ、女性に例えて日本は美人なんだ大国がほっておかないんだと!それと日本を守る為に自衛隊は必要なんだという説明で、夜道を若くて綺麗な女性が一人で歩いていたら危険です。しかし小さい拳銃一つでも手に持っていたらそう簡単に襲っては来ないでしょうそれと同じですと説明されました。

 

このように散々野党は日本をおとしめる事ばかり言ってきましたね!社会党の土井たかこ党首が国会でいいましたね!北朝鮮が拉致なんてするはずがないとしかし現実でしたね!野党だけではないですね!マスコミも新聞も何か言うと国連に言いつけると言っていました。国連は平和をもたらしてくれると、それが先日何かで平和どころか国連は各国の権利を主張する場であると!アフリカやアジア中南米の小国が集まって多数決で決めているようです。

 

何でそうなったか、戦後の占領軍の日本弱体化政策で国家の誇りを持たせない、占領軍の批判はしない、全て検閲、当然天皇をほめることなど禁止です。

 

それに日本国を二度とたちあがれないように共産思想や占領憲法を押し付けてきました、雅春先生はこの憲法を守っている限り日本は駄目になると国会議員やあらゆるところで憲法改正の運動をやって来られてやっとここまで来たというところです。

 

安倍総理が憲法改正やるということで野党や左翼等マスコミは反対やりはじめましたね!

 

それから戦後毎朝2年間占領軍が、ラジオで全国に日本軍がいかに悪かったか、我々は日本の国民を解放しにやってきたのです。と放送したようです。民主主義、民主主義と云って、この頃言わなくなりましたが、私もアサヒビールの会長で亡くなられましたが講演を聞いてはじめて知りましたね。会長は陸軍の参謀だったようです。

 

軍隊に行く時は村上げて万歳、万歳と送り出して帰って来たら非国民扱い友人は気狂いになったと話されました。

 

よくテレビで評論家が民主主義とか云っていましたが、日本は太古の時代から民主主義でした!笑!戦前の教育を全て否定されたのですから、先生も大人も何も言えないですよね!それに共産思想の普及でしょう!私しが中学の時、天ちゃん天ちゃん言ってる教師いましたよ!

 

雅春先生の自衛隊は必要だと聞いた時は、他人にはいえない雰囲気でしたね!日本の常識は世界の非常識と竹村健一が云っていましたが、まだまだ注意しないと日本人は何考えているのと外国人に馬鹿にされるかもしれないですね!

 

ついでにイラク戦争の時日本は軍隊出せないのでお金を世界で一番出しました。そしたら戦勝祝勝会で日本だけが招待されませんでした。その時の総理が海部総理でした、テレビでだれも教えてくれなかったと泣きごとを云っていたのを覚えています。ドラえもんのスネオですね!金だけ出して自分は何もしないこれでは世界には通用しないという事です。

 

それからです。外国に自衛隊を派遣し出したのは、イラクに派遣された自衛隊のヒゲの隊長佐藤さんだったか日本に変えられて講演を聞いた事がありますが、自衛隊は外国では軍隊です。出発する時は安全な所で自衛隊を外国の軍隊が守ってくれます!と云っていましたが、軍隊をどこの軍隊が守ってくれますか!と言っておられました!笑!そう言わなければ自衛隊も派遣できない国家が日本だという事です。

 

こんな事書いていますと私も年とったなと思いますね!少しは歴史を見てきたんですね!笑!

 

 

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☆ 古事記物語は雅春先生が書かれた古事記の解説をよりわかるように書かれてありますので、並行して掲載しています。

 

 

 

◎ 古事記物語

 

 

◯  大国主命 (おおくにぬしのみこと) 

 

 

須佐之男命(すさのおのみこと)から六代めの子孫に、大国主命(おおくにぬしのみこと)というお方がいらっしゃいました。

 

このお方は、またの名を、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)・葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)・八千矛神(やちほこのかみ)・宇都志国玉神(うつしくにだまのかみ)、という五つの名前を持っていました、この大国主命(おおくにぬしのみこと)には、おかあさんの違う兄弟がたくさんおりました。

 

ところが、この兄弟たちは、みんな大国主命(おおくにぬしのみこと)をいじめたり、いじわるをしたりし、ついには殺してしまおうとしたのです。

 

大国主命は、一所懸命逃げまわりました。それでも、いろいろなことがあって、しまいには、自分のもっている国を、みんな、大国主神にゆずってしまわなければなりませんでした。

 

それには、どのようなことがあったのか、次のようなお話があります。

 

それは、大国主神が、まだ、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)と呼ばれていたころのお話です。

 

稲羽(いなば)という国に、八上比売(やがみひめ)という、たいへん美しいお姫さまが住んでおりました。大穴牟遅(おおなむぢ)の兄弟たちは、みんな、この八上比売(やがみひめ)を、なんとかして自分のお嫁さんにしたいものだと思っておりました。

 

そして、ある日のこと、「わたしたち兄弟が、いくら八上比売(やがみひめ)を自分のお嫁さんにするのだ、と言い争っていてもしかたがないから、みんなで、稲羽(いなば)の国へ行き、誰のお嫁さんになるのかは八上比売(やがみひめ)にきめてもらおうではないか「それはさんせいだ。

 

八上比売(やがみひめ)が誰を選ぶかわからないが、とにかく行って決めてもらうことにしよう。その時誰が選ばれても文句は言いっこなしにしよう ー 」

 

「さんせい、さんせい」

 

と話がまとまりましたが、兄弟たちは、一人でも競争相手のすくない方が良いと思いました。

 

大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)には、自分たちの持ち物ぜんぶを大きな袋にいれて、それをせおわせ、兄弟ではなく、いやしい身分の、お供の者だということにしてつれていきました。

 

 

 

つづく