◎ 子供のいのちを輝かす言葉の力
「すべての人間は何らかの天分何らかの天才を与えられていて、そしてそれぞれの天分を引き出すのが教育の根本であリ〝生命の教育〟においては「言葉の力」によってそれを引き出し、その引き出す秘訣について掲載します。
◯ 言葉の力で神性を引き出す
「生命の實相」の教育法は、一言で言えば、どういう教育法であるかといいますと、人間のうちに宿っているところの神なるもの、仏なるものを引き出すところの教育法であります。
それはいかなる方法によるかと申しますと、「言葉の力」による。言葉の力によって人間に内在しているところの「無限の力」を引き出すこれが「生命の實相」の教育法の中心であります。
今までの教育家のやっておられる教育法をみますと、たいていは人間のわるいところを見つけまして、それを「ここがわるいから直せ」というふうなことを常に言ってきたのであります。
そうして「お前はできがわるいからよく勉強せよ」こういうような調子で教えてきたのであります。
そうするとその子供はどういうふうになってゆくかといいますと、「お前ができがわるいから」とこう言われると、言葉の力によりまして、「自分はできがわるい」ということを強く強く心の底に印象させられるのであります。
そうして「できがわるいからやれ、やれ」と言われますと、「わたしはできがわるいのだ、やらなくちやならない」と思いましても、心の底に、「自分は成績がわるいのである。頭がわるいのである。よくできないのである」
という強い信念がその子供の潜在意識に強く印象しておりますから、勉強しようと思っても勉強に興味が起こらないのであります。それをいやいや「できないできない」と思いながら勉強しましても、本当にその勉強が心に這入(はい)らない、
そのため、いくら勉強しても、その効果があがらないということになるのであります。これが言葉の力であります。
つづく
谷口雅春 著「生命の實相」頭注版第30巻
★ 私の親もこれを知ってくれたらもう少し頭が良くなっていたかも?親の責任ではないですね。笑!今孫娘で実験しています。よく勉強しています。喜んでやりますね!