◎ 生命の実相  第二巻實相篇(下)

 

 

人間の本当の姿は何か

 

もしも「この絵は紙とえのぐ  ー  つまり物の集まりだからなんの価値も無い」という人がいたらあなたはどう思いますか。わたしたちは人間の本当の姿をなにによって知るのでしょうか?どうしたら「真の人間(リアル・マン)」を自分のものにできるでしょうか?

 

本書はこれらの問いに根本的解決を与え、あなたをすべての縛りから解放し、人生の道を示してくれます。

 

 

 

 

 

はしがき

 

本巻に収められた實相篇の「生命の實相の超薬物学」は、『生命の實相』全集全巻を通じての枢軸部(すうじくぶ)をなす部分であり、その一部分が六十四ぺージずつ二冊のパンフレツト『いのちのゆには』および『こころ我を生かす」と題して発刊せられたとき、その読者のうちに無数の奇蹟的治癒が起こり、著者みずから驚異の念をみはった部分である。

 

 

 

たとえば、当時子爵(ししゃく)で宮中の舞楽(ぶがく)の係をしておられた秋田重季氏(しげすえ)の笛の友達である京都の谷口隆之介氏(りゆうのすけし)が直腸癌で悩んでおられたとき、たまたま『いのちのゆには』のパンフレット一冊を得て、一夜に二回読み終わると、翌朝にはすでに忽念(こつねん)、直腸癌の症候が消滅(しょうめつ)した。

 

 

 

それを谷口隆之介氏から秋田氏が直接きいてさっそく生命の實相の誌友となり、「生命の実相」の愛読者となったごとき、また岩手◯◯の◯◯◯◯氏は、胃癌のため◯◯病院で治癒の見込みなしとの宣告を受けて呻吟中(しんぎんちゅう)、たまたま本章の一部が雑誌『生命の實相』に掲載され、その見本誌の無代進呈を一燈園の『光』誌にて知り、請うて見本誌二冊を繰り返し読むうち、忽焉(こつえん)として、「人間・本来病無し」の自覚に入り、さしもの胃癌も全治して、以後最近まで二十五年間あまり、健康に生活せるなど、驚くべき奇蹟が続出したのである。

 

 

 

ここにわれらは世人から「本を読んで病気が治る」ところの治病宗教(ちびょう)というあまりありがたくない迷信的な名称を賦与(ふよ)されたのであるが、そのよってきたる理由はどこにあるであろうかそれははたして迷信であろうか。決してそれは迷信ではないのである。

 

 

 

ここに仏教の生きた神髄があり、キリスト教の生きた神髄があるのである。読む人必ず手を拍(たたいて)"仏典かく解すべきか、聖書かく解すべきか快哉、快哉"と叫ぶであろう。

 

 

 

読者はみずからこれを読んで冷暖(れいだん)を自知(じち)せらるべきである。

 

 

 

とくに本巻掲載の部分は繰り返し繰り返し、寸暇を見てでも常にいくページでも読まれることにせられるならば、自覚の深化に役立って単に健康のみならず、あらゆる人生問題に処して、立処皆真(りつしょみなしん)なる生活を営むことをうるにいたるのであるから、まことに『生命の実相』全巻中の最も有意義な部分である。

 

 

 

 

昭和三十七年五月二十日

 

 

 

 

著者識す

 

 

 

 

 

實相篇光明の真理

 

 

細胞は粘土、心は彫塑家、作品はわれらの肉体である。われらはすべて自己の肉体をいかようにでも作る権利をもった全能者であるのである。

 

 

ウェルズによれば、人体内の細胞の総数は一千兆以上ある。この驚くべき多数の細胞が、「一糸乱れない支配」のもとにいろいろの分業に専心している。この「一糸乱れない支配」は誰がするのであるか、それはわれらの心がするのである。

 

 

 

心を切り離すとき、細胞はもういろいろの分業をしなくなる。

 

 

 

一個の細胞を「人間」から切り離して人工培養をした実験によれば、心臓の細胞でも、腎臓の細胞でも、その他人体のどこの細胞でも、生きてはいるけれども、一列一帯に、どれが心臓の細胞だか腎臓の細胞だかいっこう区別のつかぬ類型的な働きしか、いとなむことはできないのである。

 

 

 

そうすると心臓の細胞が心臓特有の働きをし、腎臓の細胞が腎臓特有の働きをし、その他、人体各所の細胞がおのおの特有の働きをしているのは細胞自身の働きではなく、「われ」の心の支配力を受けてのことであることがわかるのである。

 

 

 

わが心は全身の肉体細胞にいかなる働きをさせるかについて絶対の支配権をもっているのである。この心が支配権を捨てるとき全身の細胞の働きが乱れる。これを病気というのである。

 

 

 

 

 

 

 

*先日NHKで人体の細胞が会話しているとかいう予告番組を目にしましたので、今ネットで調べましたが、下記しか掲載されていませんでした。

 

 

臓器たちは“会話”している?

健康常識が変わる新シリーズ

NHKスペシャル「シリーズ人体~神秘の巨大ネットワーク~」

 

9月30日(土)[総合]後9:00 プロローグ

10~3月 毎月放送

 

突然ですが、皆さんは自分の身体をどこまで理解していますか? 肺、心臓、胃など、さまざまな臓器があることは知っていますが、どうしてみんな一糸乱れず働いてくれているのか、その仕組みはよくわかりませんよね。最新の研究によると、臓器同士は常に会話をするように情報を交換しながら、支え合って働いていることがわかってきたんだとか……。

 

そんな人体の「新しいイメージ」をひも解く大型シリーズ、NHKスペシャル「シリーズ人体~神秘の巨大ネットワーク~」が9月30日(土)から全8回シリーズでスタートします。司会はタモリさんと、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんです。

 

この番組を見れば自分の体の驚くべき仕組みがわかるかも? 浅井健博プロデューサーと井上智広プロデューサーにインタビューしてきました!

 

 

 

上記がコピーしたものです。谷口 雅春 先生は戦前悟りで把握し「生命の實相」に纏められ本として出版されました。それが今科学として徐々に証明されています。ただ解説上、当時の科学を材料に説明するしかなかったので、科学的説明上現在と違っている部分はありますが、根本的な部分は変わることなく科学が発展すればするほど、この「生命の實相」の真理が証明されると思います。しかし、筑波大学名誉教授 の村山和雄 、稲の遺伝子の解読を世界で最初になしとげられたかた、遺伝子工学博士がアメリカでは夜、科学者が酒を飲んで話すと不思議だ、々、我々は解読するだけだが、設計はだれがするのか(神)?と話題になるようですが、日本の科学者は一切言わないようです。神、仏とは、それを科学者がいうとレッテルをはられて科学の世界におれなくなるようです。それからいくと日本の医療業界は限度があるように見えます。アメリカでは西海岸の病院と東海岸の病院どうしで祈りで病気が治る実験や笑いの効果等々、何十年前からやっているようですから!