言葉に出して…想いを確認する
簡単そうだけど…難しいものですね!

大人になると…いろいろなものを背負って
言いたいことも我慢しなくてはならない場合もあります


その一方で…大人でないと発せない言葉も…

「愛してる」…ってお子様には言えませんよね!
それから…口説き文句…これも経験が必要かも!


男が女性を口説くとき…
たぶん生物学的には自分の遺伝子を後世に残すために
「オス」としての本能が働く場面かもしれません!


ただし人間の男女の間には「言葉」によるコミュニケーションがあって

動物としての「オス」と「メス」とは決定的に異なります
→と言いながら…

オスとメスになる場面も好きですが(--;)


そして…

いつのときからは

大人になった「ボク」には…

前戯の言葉と…

後戯の言葉…

があることに気づきました


では具体的な場面でみていきましょう…
おっと!…お子ちゃまにはチョット
なので…限定で…

映画「転校生」…大林監督の尾道三部作の一つです!
リメイクで長野バージョンがあるそうですね

尾道バージョンはリアルタイムに観てないのですが
学生時代にオールナイトで尾道三部作を全編上映したのを
観に行ったことがあります!

いつか…尾道にいってみたい!
その希望が叶った時の話はまた別の機会にして…

映画「転校生」は…
「初恋」の想い出とオーバーラップして
小学3年生の時代に記憶を引き戻してくれます!

新学期のはじめに隣町から転校してきた「ボク」
夏休みが終わって2学期になって都会の学校から転校してきたPさん…
どこか清楚で涼しげな笑顔が印象的でした
とはいえ…それが初恋…だとはっきり分かったのはもう少し後になってからでした

掃除当番として「ボク」とPさんを含めて
6人くらいが教室に残って
掃除も終わりかけたとき…
何の拍子か…突然追いかけっこが始まりました
…記憶が定かではないのですが
…たぶんスカートめくり?でしょう!

すると突然…Pさんは
モップを両手で持ち上げ…
「やめろー!」「許さないぞー!」と…男子の前に立ちはだかりました
そうは言っても…男のプライドにかけて
スカートめくりを成し遂げたい(?)「ボク」らは
女子を追いかけ回すことを止めず…
「ボク」はモップを持ったPさんと対峙することに…

すると武器をもった女子に敵うまでもなく…
「ボク」は教室の床に倒れこんでうつ伏せに…
しかも…Pさんは「ボク」の背中を踏みつけて…
「どうだぁ!」と言わんばかり

身動きできない「ボク」…
手足をバタバタさせながら他の男子に「助けてくれー!」と…
「まいったか?!」とPさん

今でもはっきり覚えているのは
Pさんが目いっぱいの笑顔で「ボク」を踏みつけていて…
踏みつけられている「ボク」は…
何とも不思議で嬉しい気持ちになっていたことです

普段は読書が似合いそうで
少し上品で涼しげな表情をしているPさん…
「ボク」を踏みつけながら…満面の笑顔で笑っている…
そのまま踏みつけられて手足をバタバタすればするほど
笑ってくれている…
それで「ボク」も嬉しい気分になって…
そうした時間がもう少し続いてくれればなぁ…

とはいえ…それが「初恋」だって分かったのは…
3学期になったある日
友達4人で下校する夕方
「お前、誰のこと好きなんだ?」と…小学生の恋バナ
「カブは?」と聞かれて…
それまで誰のことを好きかなんて
自分で考えたこともなかった「ボク」は…
他に誰のことも思いつかずに…
「P…かな…」

「おぉ!やっぱ!そうか!」と友達…
妙に納得されました

それまでは同じ転校生として
何となく親近感をもっていたものの
「Pのことが好き」など…
明確に意識したこともなかった「ボク」
でも…

「P…かな…」
と言葉に発したその瞬間から
「恋」という感情に変化して
以降…
それが「初恋」として生涯記憶されることになりました

恋愛において
自分の気持ちがよく分からない…
って瞬間がありますよね…

そんなときは多分…

言葉にして…

自分の気持ちを確認する作業が必要なんでしょうね
「愛している」「好きだ」…とか
相手に伝えるだけでなく
自分の気持ちを確かにする
そんなプロセスが必要なのかもしれません…



で…転校生の話…

Pさんは3年生の終わりに

また都会の学校に転校してしまいました…

Pさんのことが好きだった「ボク」

映画のように走って手を振って見送ることもできず

なんとなく気が抜けたまま

新しい学年を迎えることになりました…



そして…時は流れて…夜中の映画館…

尾道三部作の最後は…

ショパンの「別れの曲」が流れる「さびしんぼう」…

小学生のときの記憶と共に

明るくなりかけた空を見上げながら

「いつか尾道に行ってみよう」…

そう思いながら映画館を後にしました…




あっ!「言葉にして…大人編」はまた後で…