私達は常に死に向かって行き続けていると言う事。
永遠に命が身体があり続けていると錯覚していた十代、二十代、三十代の頃。

誰もがいつの間にか生まれて居て死を学ぶために生かされている。

ねえ、こんなに沢山の体験や知識を得た脳と身体をまた放棄させられて一からやり直しなんて冗談じゃない。

出会う人々も折角運命の人だと分かってももう時間が限られていたり。
前世からの知り合いや親しかった人達もまた最初から会い直し。

どの位繰り返して行かなければならないかと聞けば、もうそろそろこの世界は終わりに近づいていると言う。

修行と呼ぶこの世界での肉欲との戦いに勝ったり負けたりして私達は次は何処へと飛ばされるのだろうか。

役割が終わるその時まで私は二度とこの世界に修行しなくてすむようになってこの世界の生を終わらせることが出来るのだろうか。

私は誰に何をしてあげられただろうか。
私に酷い事をしてきた人達をわたしは許すことが出来るだろうか。
会うべくして会ったのに会えなかった人達は永遠に会えなくなるのだろうか。

私は私で居続けられるのだろうか。

子供のような自分を受け入れてくれた全ての人達に感謝します。
お弟子さんたち、奢ることなくその若さで未来のスピリチュアルワールドを構築されて行って下さい。

会うべくして会えなかった貴方と交流が出来なくなることを一番の心残りだと思い、最後には貴方の声を胸に抱いてあちらに持っていきます。

私だけが持つ貴方の声を胸に抱いて
跡形も無くこの世界からは消して持っていきます。

私が愛した人達、どうか幸せになっていますやうに。

私に酷い事をした人達、どうか後悔し懺悔し、そして幸せになっていますやうに。

何度でも言う。

見果てぬ夢見て 我 朽ちぬ

空蝉うつせみの 声

何処へ  消ゆ


更なる常世  重ねては

我の行く先

誰ぞ  知る

byソフトバレエ


乙姫
otohime8350@ezweb.ne.jp