昔、両親が家を1から購入して凄く貧乏だった頃、私達は洋服をまともに幾つも買ってはもらえない時期が有った。
外出用の衣服は2セットしかなかったので、一着をどれだけ大切に着ていたか。
ある日ふと見ると、グリーンのカーディガンにもなるトップスにタバコを押しつけられたかのような焦げ跡が有る。
いつついたか、誰に聞いても吸わないし知らないと言う。
もの凄くショックだったが、それを着ていくしかなかったが、あの時の恥ずかしさったら今思い出しても悔しい。
それが背丈が伸びて大人になった頃、母親が自分の小さい頃の衣服を整理してと言われ、焦げ跡の有るグリーンのトップスも出てきたので焦げ跡を探してみた。
無い?!
くまなく注意深く探したけれど焦げ跡が無い!
とても変わった生地で出来ていたからリフォームは不可能だったからこそ、あんな嫌な思いをしながらも着ていたのに、目の前のトップスにはその跡が無かった。
そもそも、最初から焦げ跡が有る方がおかしかったのだが、確かに有った焦げ跡が見事に消えていると一体何が起こったのか分からなくなってくる。
誰に聞いても分からないのなら、この現象は何だと思う?
地球がもう一つ太陽を挟んで同じように有るのではないかという仮説が有るけれど、
多次元の話をしたように、意識があちこちにもしかしたら入れ替わった時期が有ったりはしないだろうか?
などと不可思議な話を更に不可思議に思う事を考えてみたりした。
似たようなこんな経験、有りませんか?

