私たち庶民が地震予知に関心を寄せるのは愚かなことです。

地震から命や財産を守りたければ、予知ではなく

地震が起きたときへの対策に熱心になってください。

対策と申しましても色々ございますが、主に

逃げ道と逃げ場の準備です。

食べ物や飲み物は何とかなるものでございます。

非常用品一式と非常食を持って逃げられるに越したことは

ございませんが、阪神淡路の震災や東日本の震災で被災し、

飢え死になさった方がいるという話を聞いたことがありますか?

それとは逆に、家具の下敷きになって部屋から出られなかったり、

家屋に埋もれて生きながら炎に包まれてしまったり、

逃げた先で津波に流されてしまったりと、逃げ道の確保や

逃げ場の準備ができていなかったがために命を落とされた方の

話はいくらでもございます。

気象庁も予知連も数十年単位での確率を出しているだけで、

地震の予知は無理だという趣旨の見解をしております。

地球レベルでの数十年は人間にしてみれば「まばたき」するより

短い時間だから多少の誤差はあるとおっしゃる方もおりますが、

そんなものは全く以て詭弁でございます。

個人の特定は控えますが、地震を予言する人、また、それを

動画やSNSで紹介する人たちは、信用に値しない人たちですので

だまされないでください。地震予知の発信(地震予知に否定的な

ものを除く)をするアカウントを見られましたら、即刻、

チャンネル登録やフォローを解除して、二度と見ないことを

おすすめいたします。

地震以外のことでも、あなたをだましているかもしれません。

繰り返しますが、いつどこで大きな地震が起きても不思議でない

日本では、地震は予知ではなく対策が重要なのでございます。