咲かない花と
水をあげる少女

知っているのか
知らないのか

毎日欠かさず
何か話しかけてる

何の曲かは
知らないけども
水を浴びせながら
唄う鼻歌は
優しさにも似た
懐かしい感じ

いつも大事に
一緒にお散歩

まわりの
おとなたちは
みんな知ってるんだ

でも
誰もとめられない
だって、そうだろ
少女の瞳は
澄み渡る静かな湖

きっと
おとなたちは
自分の姿を重ねてるのかも

信じること
希望
絶望

ただ
何となくわかるのは
誰もが
芽がひょっこりと
にこやかに
微笑む
そんな瞬間



Drums-Sherbet
季節の変わり
吹き抜ける
突然訪れた
風がさらう

いつものことのように
ページはめくられなくて
閉じたままの
しおりは懐かしくて

ありふれた
いつもの角度で
そっとあわす
唇は優しくて

ふいに見上げる
頬を伝って
降り出した雨
紛らわす

ありふれた
いつもの時間で
そっと結わく
指先は懐かしくて

ふいに思い出す
花の香りのよう
振り返るたび
立ちすくむ

そんな
どこにでもあるような
いつもの中で
繰り返すリフレイン
心地よかった

そんな
ありふれたような
時間だけは
樹々の木洩れ陽
小さく輝いた

どこにでもありそうな
そんな唄だから
オルゴールにして
そっと閉じ込める
風がさらうのにまかせて



Drums-Sherbet