古びたトランジスタラジオ
懐かしげな音色は
初夏の色

誰がスイッチをいれた訳でもなく
流れるそんな、映画みたいに
胸を打つ苦しさと
水色のコントラストは
嫌いじゃなくて

でも決壊間際の
堪え難い詰まる思いは
やり過ごせなくて

壊れかけのトランジスタラジオ
見届けるまで
壊れやしないよ
そして、時折こんなかんじで
電源が入っては
困らすんだ




Drums-Sherbet
走る車のサンルーフよじ登って
風を掴むように
星を仰ぐ

流れゆく景色と
空の変わらぬ景色とが
対照的で

何処までも
変わらぬ宇宙の煌きが
眩しい程
優しくて

風になれたらなんて

矛盾だらけの
ビール瓶逆さにして
寝転んだり

少しだけ
いつもと違う世界に
ちょっとだけ酔いしれて

わからないんだけど
どっか向かってるんだ




Drums-Sherbet