古代から中世にかけてアジア、欧州、アフリカを結んだ東西の交易路の総称。
19世紀にドイツの地理学者リヒトホーフェンが、
中国特産の絹がこの道を通ってローマまで運ばれたことから命名
単なる商品の通り道ではなく
仏教、キリスト教、イスラム教などの宗教や、
造紙術、火薬といった技術、芸術文化が伝播する文明交流の架け橋
主な3つのルート
地理的条件により、大きく分けて以下の3つのルートが存在
- オアシスの道(天山回廊)
- 特徴: 最も一般的な陸路。タクラマカン砂漠の南北を通り、オアシス都市をつなぐルート。
- 主要都市: 長安(西安)、敦煌、サマルカンド、バグダッド。
- 世界遺産: 2014年に「シルクロード:長安=天山回廊の交易路網」としてユネスコ世界遺産に登録。
- 海の道(海上シルクロード)
- 特徴: 中国南部から東南アジア、インド洋を経て紅海・ペルシャ湾に至る航路。
- 陶磁器や香辛料が主に運ばれました。
- 草原の道
- 特徴: ユーラシア大陸北部の草原地帯を横断するルート。
- 遊牧民族が介在し、カスピ海北岸を経てヨーロッパへ至ります。
日本との関わり
シルクロードの終着点は日本の奈良とも言われています。
東大寺の正倉院には、ペルシャ(イラン)やローマ風のデザインが施された宝物が数多く保管されており、
古代日本がこの広大な交易網の恩恵を受けていた証拠となっています。