2月20日、NEMURI×GACKT PROJECT 眠狂四郎無頼控を観劇してきました♪

今回、親友と出演者の方との縁あって、素晴らしい席を用意していただいて、
私にとって素晴らしい一日となりました。

こういった舞台、時代劇という形の、ミュージシャンによる公演は、実は初めての私。
とても楽しみにしていたの。

会場へ着くと、コアなファンの方々は、若い方も(ガクトさんプロデュースと思われる)お着物をきて、髪もセットしてビシッと決められてる方も多く、客席も独特な雰囲気。


私も公演後のご挨拶に備えて、お気に入りのワンピ着てきてよかったぁ(ほっ)
親友とお花も用意していきました・・・ドキドキ☆
Sweet☆Sweet☆Vanilla  ~daily diary~

ロビーの一番目立つ所には、HYDEさんからGACKTさんへのお花もありました。
この東京凱旋公演はあと1週間27日までなので、HYDEさんも観覧に来られるのかな~

$Sweet☆Sweet☆Vanilla  ~daily diary~


私たちの席は、たぶん一番音響・視覚的に一番いい席を用意していただいていたんでしょう。
本当に感謝です!
同列には、K-1の魔裟斗さんご夫妻、さくら心中の徳山秀典さんもいらっしゃってましたよ~
(公演中にご挨拶もありました→ブログ


いよいよ開演!
開演を知らせる音も独特(オリジナル)で、すでに眠の世界観へ誘ってくれてた。
NEMURIのロゴが浮かび上がる真っ黒な緞帳に、イントロダクションの映像が流れました。

劇中も、CGや最新の色々な効果を多用した映像がスクリーンに映し出されたり、
映像や、音が、殺陣や役者さんの動きに見事にリンクしてた。
これはGACKTさんというミュージシャンだからこその、解釈・表現なんだろうな~

全体的な映像のカラーが、私好みというか・・・
ちょっとセピアのフィルターが掛かってる、バテレンの黒ミサの映像とか、
シーン的には悪の描写なんだけど、ゴシックでエロティックで好きだったな。
それと対照的に、雅な和の香り漂う、舞台の青みがかった照明(月明かり)の雰囲気も素敵だったな~♪

音楽も担当がSUGIZOさんということで、私にとっては好きなアーティスト同士のコラボレーション。
慣れ親しんだ・・というか、DANCE2NOISEのソロを彷彿とさせる調べも、初期ソロの頃から一貫してるSUGIZOさんの音も、ガクトさんの眠の解釈に寄り添ってて、素敵だった。

着物も素敵だった~シックで、濡れたような艶のある黒。
帯も同じ黒ベースなのに、銀色に輝いてて。

どっちにしろ、全てにGACKTさんのこだわりと美意識で洗練された眠狂四郎。
時代劇、なのかもしれないけれど、どこかロックも感じる。
だけど「カブきすぎてない」。
品格を感じる。そのバランスが絶妙。
私にはとても入り込みやすかった。


GACKTさんの殺陣は、噂にたがわぬ華麗さと色気をを漂わせて、流れるように、音楽が聴こえてくるようでした。
殺陣が始まると、ずっと瞬きをせずに目で追ってしまいます。
この流麗な動きの裏には、日々の鍛錬とストイックな自己管理があると、聴き及ぶたびに尊敬しちゃいます。

パンフレット内の田中健さんとの対談中のGACKTさんの言葉。
『眠狂四郎を知らない人たちがこの舞台を見たときに、「こんな男がいたらいいな」ってそう思える理想の男像を演じます。』

GACKTさん演じる眠狂四郎は、
原作を知らない私には、こんな風な人物として映りました。

美男子で混血異端の瞳の色を持つというビジュアル的な魅力、
心に闇と虚無を抱え生きていく運命。
その愛刀の技、強さ、真の優しさ、ダンディズム、色気、カリスマ性で人々を魅了し、
いつしか心砕いてくれる本当の仲間や理解者を得ていく。
素顔は実は、ちょっぴりテレ屋で不器用でニヒル。
心預けてくれる恋人と数奇な運命で出逢い、信頼で結ばれ、
恋人や仲間の危機には、ここぞというタイミングを逃さず強さを発揮し、守る。

私のこの解釈が、的を得てるかどうかは別として、
まさに、こんな男性がいたらそりゃ、敵だとしても惚れてまうやろ~!
て感じw(私的解釈なり~)

こんな面白くてカッコいいヒーローのお話が、昭和31年に生まれていたんですね~

HYDEさんが吸血鬼(VAMPAIRE)に自分の世界観がリンクしてると感じてVAMPSの活動につなげていったのと同じように、
GAKCTさんは眠狂四郎に自分の世界観がリンクすると感じてのプロジェクト発動なのかしら…。
(コアなファンの方々には周知なのかもしれませんけど)



それにしても・・・劇中思ったのは、
GACKTさんの色気がすごすぎて、共演の女性たちの色気が負けてた気がwww
とくにヒロインの強さや優しさの由縁が、はじめのうち理解できなくて????となってた私。
原作知らないからなぁ…ただそこにいるだけで「凛」と感じさせる女性像って、難しいんだろうねぇ。
文字若さんが一番女性として熟してて印象に残った…というのは役の設定からなのか、女優さんの経験値、内からにじみ出るものなのかしら?有森也実さん、素敵でした。

脇を固める、ベテランの役者さんは、流石!としか言いようがなくて、
これが、生の時代劇か~って、安心して物語に身を委ねられるのね。

特に、武部仙十郎の田中健さんとGACKTさんとの絡みでは、唯一、狂四郎が笑顔見せるとシーンがあるの。
自然なやりとりの中で、狂四郎の無邪気で素直な部分を魅せてくれたりして。
それはまるで親子のようにも感じられるようで、
舞台を降りてもそういう関係があるんじゃないかな~と伝わってくるような、
信頼の上に成り立ってる演出のようで、観てて微笑ましかったな~。
狂四郎ファンとしても、そのシーンが演じられることで、狂四郎像に新たな一面を見せ、深みを持たせてるように思えました。
各公演では、その部分は時に長く、色々な表現で演じられてるとのこと、(時には客席いじりもあったりする…今回は短めだけれど、狂四郎と武部との信頼関係性が伝わる、テンポよくぎゅっと凝縮した表現演出になってました。
それにしても、もう健さんは「殿」にしか見えないです~魅せられちゃいました♪


ついに最後のクライマックス。

円月殺法キラキラ

すごいかっこよかった~~!!!
まさに「この世の見納め」と謳われるだけある、息を飲む瞬間でした。

子供が仮面ライダーの変身シーンをまねたくなる気持ちがわかったww
私も円月殺法やりたいもん!!


緩急鮮やかに展開し、ラストどばーっと盛り上がった舞台が終わった後、しばらく放心状態。
終演後もずっと興奮冷めやらぬ状態が続いて、感激しっぱなしでした。


親友をはじめ出演者の方々、スタッフさんにはとてもよくしていただいて、本当に感激しました。
みなさん常に笑顔絶やさず、でも緊張感を持って、礼儀正しく気持ちのいい方ばかり。
GACKTさんの姿勢が、指針となって隅々まで行きとどいてるんだろうなって思いました。

本当に、カッコいい人だよなぁ…どんな場面でもGACKTであり続けるって凄いことだなぁ。
内面から、素の状態から、まったくもってGACKTさんはGACKTなんだなぁ…。
上手く言えないけど、<どこを切ってもGACKT>でした。

眠狂四郎が「こんないい男がいたらな」と思わせる男像にしたいということだったけれど、
まさにご本人が「こんないい男いたらな」的な存在、現代の狂四郎なんじゃwww


とにかく、皆さんが誇りを持って好きな仕事をしてるというのが伝わってきました。
いい職場ってこういう雰囲気だよな~って感じました・・・

各地を滞在型で廻ってくる、というのは滞在型ツアーにも似てる。
この凱旋公演でラストとなる舞台。皆さんの思い入れも深いのでしょうね。
そこには、長く一緒に過ごし着実に培われた皆さんの絆、ファミリーという雰囲気を感じました。


そんな中、どうしても私は、チームVAMPSを思い出さずにはいられなくて・・・w
チームVAMPSと似てるような、またちょっと違うような…って舞台と比べる話じゃないってねw

NEMURIの皆さんは、時代劇だからかなぁ、和のイメージだからかなぁ、若いスタッフさんもいっぱいいるのに、落ち着いてる感じがしたかも…
筋金入りの時代劇で活躍する、年期入ったプロの第一線役者さんも多数おられるんだから、それが当たり前なのかw

チームVAMPSは、それに比べたらやっぱりインディーズロックバンドな雰囲気だ。
いつもワイワイ賑やかで、忙しくて、色んな意味で少数精鋭のスタッフが走り回っててw(VAMPSの二人はむしろホワ~ンと落ち着いてるんだけどもw)やることが派手で、打ち上げも派手で、全体的にやんちゃなイメージあるもんね。


とまぁ、最後には結局HYDEさん(VAMPS)に思いを馳せている私でしたが、
今日ばかりはドッキドキにGACKTさんにすっかり魅せられちゃいました。
狂四郎に惚れちゃいました~♪


またこういう舞台があったら、観劇したいなぁ~。
というかNEMURI×GACKT PROJECTってコレが第一弾ってことは、他の表現方法で続いてくの?
同じ世界観の写真集が出てたけど…
ライブやMUSIC CLIPなどに繋がってくのかしら~?
(もしすでにそのプロジェクトでリリースなどされてたら、無知でごめんなさいw)


お土産~♪
Sweet☆Sweet☆Vanilla  ~daily diary~