『夜に爪を切ると、親の死に目に会えない』

そんな迷信があるそうなニヤリ

昔は今みたいに、夜でも明るく電灯がついてるわけじゃ無いから、暗がりで爪を切って怪我をしないように、という戒めから来たのかな。


まだ若くて、親がいた頃。

夜に爪を切りたい時には「ネコの爪」って言ってから切るように言われてた。

「今から切るのは私の爪じゃなくて、ネコの爪だよー」って、誤魔化すため、なんかな?

誰に対して誤魔化すんやろ?爆笑


昨日、夜に爪を切ろうとして、ふと思い出した「ネコの爪」。

両親も見送り、もう「ネコの爪」と誤魔化す必要も無い。

何となく呟いてみた。


「ネコの爪」



近所のレンタルビデオ店がもうすぐ閉店する。
子供たちが小さな頃はよくお世話になったけれど、最近はAmazonプライムだのNetflixだのTverだので、懐かしい映画から最新のドラマまで観ることが出来てしまうので、私もすっかり足が遠のいていた。
が、うちの長男は、もう何年もずっと毎週1回、通い続けていた。
長男は高校を卒業して以来、人生のロングバケーションに入っていた。
これと言った目標も見つけられず、まぁまぁ長い時間を過ごした。
「母親が甘やかすから。」
「この先どうするの。」
わかってる。
でも、待つしか無いじゃないか。

そんな中でも、毎年センター試験は受け続け、センター試験は共通テストと名前が変わった。
英語のリスニングを少しでも磨くため。
そして、引きこもりで運動不足になるのを防ぐため。
毎週同じ曜日に、レンタルDVDを借りて1週間後に返却して、また新しいDVDを借りる。
それが何年続いただろう。
リスニングは鍛えられたのか、運動不足は解消されていたのか、それは定かでは無いけれど、間違いなく彼の生活のリズムを整えるために一役買っていたとは思う。

今年に入って、その店が閉店すると知った。
時期は3月末頃。
昨年からようやく、共通テストだけではなく2次試験を受け始めた。
昨年はほんの数点差で逃したけれど、つい先日、合格の知らせをいただいた。
長い長いお休みを終えて、やっと次の一歩を踏み出す長男。
そんな彼の傍に、いつも居てくれたお店に。
「ありがとうございました」。

某衣料品店でお買い物していた時のこと。


レジ前のお客さんは、高齢の男性。


お会計担当は,若い男性のスタッフさん。


「ショッピングバッグはご入用ですか?」


あ?と聞き返すお客さん。


この時点で「あー、聞こえづらいんかな、お年やもんな」


と思う私。


「ショッピングバッグはご入用ですか?」


同じ声量、同じ言い回しで重ねて尋ねるスタッフさん。


しばしの無言の後


「あー、いや…ええわ」とお客さん。


それ、絶対聞こえてないぞ。


聞き返すのが面倒なのか申し訳ないのかで


わかったふりをしただけやで、多分…と思う私。


お会計を済ませ、商品を目の前にしたお客さん。


「あー、これ、なんか袋に入れてくれんかな。」


ほら,やっぱりショボーン


「袋ご入用ですと1枚5円に…」と説明するスタッフさん


最初に聞き返された時点で、聞こえづらいのか


「ショッピングバッグ」という単語に馴染みがないのか


とりあえず伝わってないぞ、と理解すべきかな。


そして、伝わるように、平易な単語を使ったり、


少し声のボリュームを上げたりした方がいいよね。


「袋は要りますか」「アプリはお持ちですか」


「カードをお作りしますか」


「お箸はおつけしますか」「温めますか」


あちこちの店で、あれこれいっぱい聞かれるし


それぞれの店で、何を尋ねるかどう尋ねるか、


マニュアルがあるんだろうけど、


型通りでは無く、個々の相手に合わせる必要があるよねぇ…