もしも明治大学法学部に入って普通に卒業していれば　以下のことは理解しているはず。

（後述するように国民主権党代表　平塚正幸　は明治大学法学部を中退して、逆恨みし「誰でも入れるクソ大学」と罵っていますが）

日本国憲法
第97条　

この憲法が日本国民に保障する基本的人権は，人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて，これらの権利は，過去幾多の試錬に堪へ，現在及び将来の国民に対し，侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

これ人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果　とあります　

これにはちゃんとした歴史があるのですが・・・　それを潰そうとしている人たちがいます。

過去の　片山さつきの　ツイート内容に出ています。

このようなやばい思想の持ち主が、自民党憲法改正草案として　日本国憲法第97条　を削除しているわけです。

人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて　と言う文言が虫唾が走ると言うわけです。

天賦人権説　とは、人間は生まれながらにして自由平等で　幸福を求める基本的人権があると言う考え。

天賦人権論[西洋]とは - コトバンクブリタニカ国際大百科事典小項目事典 - 天賦人権論[西洋]の用語解説 - 人は生れながらにして人間としての不可侵，不可譲の権利を有しているとする思想で，17～18世紀の社会契約説の基調となっていた。バージニア権利宣言，アメリカの独立宣言，フランスの人権宣言などはこの思想に基づく。

kotobank.jp

↑より。

人は生れながらにして人間としての不可侵，不可譲の権利を有しているとする思想で，17～18世紀の社会契約説の基調となっていた。バージニア権利宣言，アメリカの独立宣言，フランスの人権宣言などはこの思想に基づく。

アメリカで独立戦争が起こったのは、アメリカ大陸をめぐってイギリスとフランスが戦いを繰り広げ、イギリスが勝者になったものの財政面で疲弊して、アメリカ大陸の植民者に重税をかけ反対者を弾圧したのが事の起こりです。

フランス革命が起こったのは、それまで　第一身分（僧侶）、第二身分（貴族）が様々な特権を持っているのに対し　第三身分（平民）は何の権利もなく重税にあえいでいたところにフランス財政が破綻して　課税問題をめぐって身分間の争いが激化したのが事の起こりです。

アメリカ独立宣言もフランス人権宣言も　人権を認められず抑圧された人たちが立ち上がって権利を勝ち取ろうとしたもので、ここに天賦人権思想が盛り込まれています。これを捨て去り、時代に逆行しようとしているのが全体主義者や権威主義者です。

この天賦人権思想は　日本では明治時代に福沢諭吉や中江兆民が紹介したものです。

日本国憲法97条の「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」の「人類」とは「日本」のことじゃないでしょうね。西洋の弾圧抑圧された人たちが自由獲得のために努力した成果ということ。

以前　天賦人権を否定する　権威主義バンザイ人間がネットでこんな書き込みをしていました。

あまりにも異常なので　全文転載しておきます。

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自民党憲法改正草案は、今まで散々国民を甘やかしてダメにしてきた「自由」や「人権」をバッサリ排除し、公の秩序に反する集会結社の自由は認められないので今まで自由を濫用して日本で暴れまわってきた人権派弁護士などの息の根を止めることができます。
もともと西洋で生まれた自由だとか天賦人権とかいう荒唐無稽な思想は日本人には合いません。
常に個より公を重んじて犠牲になるのが東洋の美徳であり、自民党案は舶来の思想を思い切って棄て、本来の日本人の感覚に寄り添うものにほかなりません。
なにが問題なんですか？
問題だと思うならそれはあなたの脳みそが問題なんです。
普通の日本人なら何の異論も無いはずです。