今日は子どもたちと映画館へ〜🎥
風邪がやっと治ってきたのでね(汗)
病み上がりでも無理せず楽しめる映画館へ。
なんなら、しんどかったら寝とけるしな〜という感じで←
見たのはこちら💁♀
インサイドヘッド2❣️
ミニオンと迷ったけど、評判が良いと聞いてこちらに。
ずっと前に前作をみたとき、よく考えられてておもしろいなーと思ったし、ちょうどこないだ地上波でも放送してたから子どもたちも見てたしね。
よく知らないなぁという方のために簡単にあらすじを紹介すると‥‥
主人公のライリーの脳内には、ヨロコビやカナシミやイカリなど、5人(匹??)の感情たちがいて、その感情たちがライリーが人生で困らないように、司令室(脳内)にて感情をコントロールして日々助けているという設定。
自分の脳内で、天使と悪魔が戦う瞬間とかあるやん?←
👼めろ「だめよ!そんなことしちゃ!」
😈めろ「ええやんええやん!やったれ!」
みたいな←
そういう感じをストーリーにしてると思えば分かりやすいかな?
前作は、ヨロコビって感情って基本的には前向きでポジティブで素敵なんやけど、それも場面が違えば空回りして空気読めない感じになっちゃったり。
怒られてるときにヘラヘラ笑ってると何やコイツ!ってなるみたいな。
逆にカナシミってネガティブな感情でもあるんだけど、悲しみが分かるからこそ誰かの悲しみに寄り添えたりする。
なんかそいういうほっこり系の深イイ話だったのね。
で、今作もストーリーとしては自分の脳内の感情たちがドタバタするっていう舞台はそのまま。
私もそれ以外は詳しい内容は把握してないままフラリと観に行ったのね。
なので前作のライリーが、13歳の女の子に成長していたのにビックリ🙄←
13歳ってちょーど娘と一緒やん!となったよね。
今回の物語は、成長したライリーが大好きなアイスホッケーの試合をきっかけに、アイスホッケーの名門校のコーチ?に合宿に誘われるところからスタートする。
この合宿で結果を残せれば、この先、アイスホッケー名門校への入学も夢ではない!
ライリーはホッケー仲間のお友達ふたりとともに、大喜びで合宿に参加する。
ライリーに訪れたこのチャンスに、ライリーの脳内の感情たちも大喜び!
‥したのもつかの間。
突如として、司令室に今までに聞いたことのない警戒アラームが鳴り響く。
それは「思春期アラーム」だった。
この思春期アラームを期に、ライリーの脳内は思春期作業員?の方々によってハチャメチャに壊されて、司令室の装置もめちゃめちゃに。
軽くヨロコビのスイッチを押すだけでライリーは大喜び、軽くカナシミのスイッチを押すだけでライリーは激萎え。
母親のちょっとした言葉に今までにない大きな反応をするライリー。
思春期に揺れ動く女の子の心をよく表してるなぁと関心した😳
さらに新たに脳内に入り込んできた新しい感情たち。
シンパイ、イイナー、ハズカシ、ダリィ。
役割は名前でだいたい察して←
これまでライリーの感情はヨロコビがリーダー的存在で主にコントロールしていたんだけど、その座をシンパイに奪われる。
思春期になると、幼少期のようなシンプルな感情だけではうまく渡っていけない。
後先のことを考えてシンパイして、安全な道を選ばないといけない。
自分だけ年齢にそぐわない言動をしてたらハズカシいっていう感情も芽生える。
オシャレなイケてる先輩に憧れる、イイナーっていう気持ちが原動力になったりもする。
ダリィっていう無気力な感情だって複雑な思春期を支える大事な気持ちなのかもしれない。
合宿を期に、新たな感情たち、中でもシンパイが主導権を握り、ライリーを上手に合宿に馴染めるように誘導していった。
シンパイは、言うなれば「その場の空気を読むスキル」に特化してる印象だったかな🤔
ここでこう言ったら印象いいかも、とか、この場でこうやったら浮く、とか、先のことや周りの空気を読む力って女社会では重要よね‥🥹
思春期のライリーに必要不可欠とも思える新たな感情、シンパイすげーって雰囲気になる。
これまでライリーの感情の主導権を握っていたヨロコビもいいところをみせようと奮起するんだけど、すればするほど空回り。
ライリーに空気を読めない痛い言動をさせてしまい、合宿で先輩たちも巻き込む迷惑をかけることに。
もともといた感情たちは、新たな感情たちに司令室から追い出されてしまう。
また、司令室内にあったライリーの人格の核となる心の花?のようなものも、もう必要ないと捨てられてしまう。
思春期になると、これまで培ってきた「私はいい子」という核だけではもう足りない。
シンパイたちは、ライリーにもっと強い新しい人格の核となる心の花を形成していくことにする。
13年間育ててきた人格の核となる心の花が捨てられ、ヨロコビやカナシミといった感情ももう必要ないと追い出されて‥
なんだか今まさに思春期の娘と重なるよね。
すべり台だけで大喜びでエンドレスで遊んでいた娘‥
しまじろうのコンサートで目をキラキラさせていた娘‥
小学校のプールが深いという噂を聞いて、怖いとシクシク泣いていた娘‥
先生の言うことを聞かない男子にプリプリ怒っていた娘‥
そんな娘はもういない。
「親や先生の言うことをきくいい子」
「学校のルールを守る真面目ないい子」
幼い頃は大切なことだけど、もう中学生になれば、親や先生なんかより友達の影響力の方が大きい。
大人の言うことや規則よりも、友達の方を選ぶこともあるだろう。
大きく変わっていく思春期の心に、シンプルなヨロコビやカナシミなどの感情は、少し幼い。
これまでの自分を作ってきた心の花も、変化していく時期。
考えさせられるー🥲
さらに、一緒に合宿に来ていたお友達ふたりとも、変化が訪れる。
一緒に合宿先のアイスホッケーの名門校に進学するものとばかり思っていたのに、ふたりは他の高校に進学するのだと打ち明けられる。
突然のことに戸惑い、何も言えないライリー。
でもこの合宿で最高の思い出を作ろうね!と友情を誓いあう三人。
先のことはどうであれ、今を楽しむんだ!という気持ち。
しかし、合宿先で出会ったイケてる先輩たちや高校生の大人な雰囲気にドキドキする。
いつか別の道を行く今の大切な友達‥
この高校に進学できたら、いずれアイスホッケー仲間になる憧れの先輩たち‥
この合宿でどちらを優先すればいいのか揺れ動くライリーの心。
なんか分るなぁーーーっていう複雑な乙女心よね🥲🥲
例えば、この子たちとはずっと親友!と思ってても、クラス替えとかで新しい友達に出会ってさ。
どっちも大切なんだけど、じゃあ同時に一緒にお祭りいこーって誘われたら、どちらを選ぶ?みたいな。
女子が大人の階段をのぼる過程で誰しもが味わう、些細なことなんだけど、めちゃめちゃ重要で、分かるなぁっていう繊細な描写がたくさん。
先輩たちに、好きなバンドは何?と聞かれて、このバンド好きって言ったら子どもっぽいかも‥と躊躇したり、ゲームのキャラが好きなのに秘密にしたり。
あーー、思春期ーーーってなる(T_T)←
どんどん、言いたいこと言えなくなったり、周りを気にしたり、楽しくなくても笑ったり、楽しくても笑えなかったり、大人になるって複雑。
物語の中盤、ヨロコビがふと、
「大きくなると、ヨロコビって少なくなっていくのかもしれない‥」
と漏らすのに切なくなったり。
物語のラストにむかって、重大な危機も発生。
本当に大切な感情って何?
本当に大切な気持ちはどこにあるの?
大人になるってどういうこと?
全編を通して、女子ならば目の奥がツンとするような切ない描写が続いて、目頭が熱くなる。
感情の波に振り回されて、何もかも失ってしまいそうになったライリーに待っている結末とは?
もーね、ずっと涙をこらえながら見ていたけど、ラストスパートでBBAの涙腺崩壊。
共感、懐かしさ、切なさ、歯がゆさ、忘れかけていた気持ち、忘れちゃいけない気持ち‥
そして隣にいる今まさに思春期の娘‥
いろんなものが駆け巡り、堪えていた涙がポロポロ。
ディズニーの映画らしく、最後にはみんなハッピーエンドで、見終わったあとは胸の奥に温かいものがじんわりと広がっていく。
エンドロールでセカオワの主題歌が流れると、世界観がマッチしすぎてまた涙腺をやられる。
子どもたちがいるから、親の威厳を保つためにまだ何とか涙ポロポロ程度で耐えたけど、ひとりだったら号泣したと思う。←
上映後、周りでもすすり泣く音が聞こえたよ🥲
ディズニーピクサー、名作揃いだけど、隠れた名作だと思う。
シリーズものって、やっぱり初代が頂点で、それを超えるものってなかなかないと思うんだけど、こちらは前作を超えてきた。
こんなに名作なのに知名度低いのは、キャラデザかなぁと思っている←
もっとかわいいキャラデザにしたらさらに国民の心を掴みそうなのになぁと前作から思っていた←
娘も「感動した🥹」と言っていて😊
間に息子がいたから分からないけど、たぶん泣いてたと思う🙄
見せてあげれてよかったな😊❣️
思春期の女子や、思春期の子をもつ母にぶっ刺さるよー!
お年頃なお子さんとぜひ一緒にみてほしい😊❣️
しかし、男子には刺さらん!笑
息子も一緒に見てたけど、
「ぜんぜんわからんかったけどおもしろかった😙」
というしょうもない感想←
ドキドキハラハラする冒険シーンがあったからまだそこで楽しめたと思われるけど、この繊細な女子の心理描写は絶対に男には分からん。笑
旦那も見てたとしてもこの作品の真の良さは分からんだろうなぁ🤷♀💫
この記事を読んで、ちょっとでもおもしろそうだなーと思った方、騙されたと思って見に行ってみて❣️
全米が泣くような大きな感動はない。
手に汗握る壮大な冒険もない。
誰かが命を落とすような深い悲しみもない。
誰しも経験するような、ごくふつーの女の子の成長の物語。
でも見終わったあと、思春期の娘も、思春期の娘の母も、ちょっと優しくなれる‥‥
かもしれない🩷