こんばんは!サヨナラヒットです。
華の早慶戦。以前の熱気は今や昔ではありますが、それでも腐っても早慶戦という盛り上がりは、今でも3万人近くの観衆を集めるのは特別ではありますね。
それでは6月2日(日)に観戦した慶應大 vs 早稲田大・2回戦の観戦記をアップします。両チーム優勝はすでに失い2位争いとなった今春の早慶戦ですが、お互い宿敵を下して2位を確保したいところです。1回戦は早稲田大が3-2で先勝しています。
◎ 6月2日(日) 明治神宮球場
慶 應 005 000 000 5 H8 B5 E0
早 稲 田 000 000 010 1 H6 B2 E0
慶)木澤-佐藤
早)西垣-上條-藤井寛-田中星-柴田
本塁打)中村(慶)
二塁打)柳町(慶)、小藤(早)、加藤(早)、瀧澤(早)
慶応大が3回に柳町の適時2塁打、中村の3ランと強打を発揮して5点を挙げ試合を優位に進め、そのまま逃げ切って5-1で勝利しました。これで対戦成績は1勝1敗。2位争いの行方は3回戦へ持ち越されました。
慶応大の先発・木澤の好投が大きかったですね。度肝を抜くMAX154㌔を計測した快速球は、早稲田大の打線を完璧に封じました。とくに早稲田大は、序盤は手も足も出ない状況で、失った5点は序盤とは言え重かった印象です。
しかしながら熱戦を期待した早慶戦ではありましたが、慶応大の5点以外のところでは見どころもなく淡々と進んだ試合は少し緊張感に欠けましたね。
早稲田大の先発は西垣。この春のリーグはすっかり2回戦の先発を任され、その期待に応える安定感は評価できますね。この日は残念ながら3回に集中打を浴びて5点を失う内容は、これまでに無い結果だったと感じます。
慶応大の先発は木澤。力感あるフォームから繰り出されるストレートは立ち上がりから150㌔台を計測。MAX154㌔にも驚きでしたが、この投手のこんなにいいピッチングは初めて見ました。序盤から飛ばして行こうという意図も見えましたが、コントロールも良く早稲田大の打線を序盤は完璧に封じましたね。
素晴らしいの一言です。来年のドラフト上位候補に浮上してもおかしくないです。
慶応大は3回表、この回先頭の7番・小原が四球で出塁すると、8番・瀬戸西がセカンド前に絶妙のプッシュバント。この打球が内野安打となり、無死1,2塁となります。さらに9番・木澤が確実に送って(写真)1死2,3塁と絶好のチャンスを迎えます。
このチャンスにここのところ当たりが止まっていた1番・柳町はレフトオーバーのタイムリーツーベース。2者が還り慶応大は2点を先制します。
攻撃の手を緩めない慶応大は、2番・下山が四球で繋ぐと、打者は3番・中村を迎えます。中村の一撃は左中間の一番深い外野フェンスを越え、なんと追撃の3ランとなって慶応大はこの回一挙5点。試合を大きくリードします。
中盤5回までノーヒットに抑えられていた早稲田大は6回に小藤、7回に加藤がツーベースを放ち、慶応大の先発・木澤を捉え始めるも後続が凡退。チャンスを生かすことが出来ません。
慶應大は先発・木澤が7回途中まで無失点の好投。残りを左腕の佐藤が暴投で1失点を失いますが、最少失点で早稲田大を抑え、この2回戦は慶応大が5-1と勝利しました。
なんと言っても慶応大・木澤の好投と、3回の一挙5点が試合の全てだったですね。早稲田大も中盤以降走者を出す展開になりましたが、連打をすることが出来ず僅か1得点で敗退です。
※ちなみに今日行われた3回戦は慶応大が2-0で勝利。両校の成績は慶応大が2位、早稲田大が3位でリーグ戦を終了しています。