パトリック・デュポンさん追悼のため無料で公開されている

白鳥の湖の感想です!

※ど素人です

 

恥ずかしながら、デュポンの作品も見たことなければ、ブルメイステル版の白鳥の湖も見たことなかったので、ワオの連続でした!

(ヌレエフ版ばっかり見ていました。プティパ版も見たことはあるかも)

 

1幕の時点で衣装にはおお、、、って感じでしたがまあそこは置いておいて、、、

バリエーションは女2男2で新鮮でした!

なんなら、こっちの方が1vs1でしっくりくるかも笑

ただ、ただでさえ短めのバリエーションが速いテンポでさらに短くなっているので、あ、おわっちゃった、みたいな感じで味がないなあとは思いました。

あと、弓矢持ったときのデュポンの躍動感がすごすぎて、すでに洗礼を受けましたね!

ヌレエフ版に比べて、王子の見せ場が少ないなと感じましたが、それでも圧倒的な存在感!!歩いているだけでもオーラがすごい!

 

2幕

全体的にテンポ速くね?って思いました。わざとなのかもしれないけど。

特に4羽なんて、最後の方みんなこけそうになってたし首もついていってなかったけど大丈夫?とか勝手に心配しちゃいました。

あとカメラワーク!!!どうにかして!!!もう!!!まだ、DVD撮影とかあまりなかった時代なんでしょうか?恣意的なものを感じました。

振付は、ヌレエフ版より白鳥っぽいっていうか、繊細だけどダイナミックな感じがあって、好きでした。

でもまあ2幕はいつも見ているのとそんなに変わらないかな?オデットのバリエーションの最後にいきなり王子が出てきてびっくりしましたが笑 いつもあんな感じだったっけ!?笑

ピエトラガラは、すごい色気があるオデットだなと思いました。白鳥よりも人間っぽい。あとなんだろう、胸筋と背筋が柔らかいのかな?特別腕が長いわけではないのに、とても大きく見えます。

 

3幕

衣装が、あれまあ。バブリーです。(1992年の映像だし、日本人デザイナーだから、本当にバブリーテーマなのかも!?)

全体的に長いチュチュは足が見えにくいので嫌いなのですが(だからジゼルとかも嫌い)、それに加えてこれは無駄に目がチカチカします。フランス人として、衣装があれで良いのでしょうか?w せっかくレテステュを見つけたのに足が見えなくて終始イライラしてました笑

それにしても、キャストが豪華!それぞれのバリエーションに見所があるところは、ブルメイステル版のいいところかもしれないです!

そして、ピエトラガラ!オディール似合いすぎでしょ!

うまく表せないですが、体全体を使った表現力、ダイナミックというか、悪く言えば大袈裟なんですけど、それが力強さを体現していて、素晴らしいと思いました。

デュポンもエネルギーに満ち溢れていて、でも二人で踊る時はきちんとサポートに回って、、、

マザコンとは思えない素敵な王子でしたw

ああ、これがオペラ座か、と思いました。本当に素晴らしい!

 

4幕

4幕では、ピエトラガラはあまり可憐な感じはなく、パワフルに王子をロットバルトから守るタイプのオデットでした。

あと、白鳥のフォーメーションが難しそうで、文字通り踏んだり蹴ったりがないのかちょっと冷や冷やしてしまいましたが、でもすごく素敵なフォーメーションでした。

みんながオデットを止めるところとか、一人ひとりの表現力がすごい!

そして最後、ハッピーエンド💓よかったです!

エンディングすごいですね、オデットがちゃんと人間になって出てきました!

 

総評

デュポンの出番は思ったほどありませんでしたが、でも彼のすごさがわかった一作でした。そしてピエトラガラとのケミストリー、とても独特。

デュポンは、熊川哲也さんみたいな、男なのに(と言っては失礼かもしれませんが)主役級の存在感で舞台の中心になってしまう、そんなダンサーだったんだなあと思いました。がたいが良いのもあるのかもしれませんが。あのジャンプとターンは、オペラ座らしいダイナミックさを感じました。

そしてピエトラガラも、そんな存在感に負けることないダイナミックさでした!白鳥の湖って、腕の使い方がすごく重要だと思っているのですが、ピエトラガラは白鳥というより鷹のような力強さを感じました!

そして他のキャストも豪華で(レテステュ、ムッセンetc.)、やっぱり1990年代のオペラ座すごいなーって思いました笑

RIP Patrick Dupond.

 

 

<備忘>

Le Lac des cygnes, Marie-Claude Pietragalla et Patrick Dupond © Jacques Moatti / OnP

(le 18 Julliet, 1992 20h @ Opera de Paris Bastille

Chorégraphie et mise en scène Vladimir Bourmeister d’après Marius Petipa et Lev Ivanov
Orchestre de l’Opéra national de Paris

ブルメイステル版「白鳥の湖」とは?ロシアの振付家ブルメイステルによる、世界的に成功を収めたドラマティックな演出版です(1953年初演)。ブルメイステルはチャイコフスキーの原曲に立ち返り、ドラマ性を高め、最大の見どころである第三幕では民族舞踊の踊り手が実は悪魔の手先だったという、劇的な展開に変更しました。1960年にはパリ・オペラ座バレエ団が「白鳥の湖」初演にこの版を採用。ミラノ・スカラ座バレエ団のレパートリーにもなっています。