前記事で、脱線していくのがわかっているのに書ききってしまったのは、

いつぞやの“深夜の戯言(←twitter)”の影響です、たぶん。

あの場で、思ったことをつぶやいたけれど、心に引っかかっていたらしい。


普通の感想文も、一応、残しておきます。



今回は、ルキーニも、粘っこさがなくなっていたような。。。

正直、飽きていたというか、お腹いっぱい感が私の中で溢れていたのですが、

「あれ、意外と大丈夫かも・・・」と拍子抜けしたほど。

もしや、私が、慣れたor鈍くなっただけなのか?


くどくない分、舞台に集中できて見やすくなりました!

(ひどい言い方ですみません。。。)


瀬奈シシィの少女編、なんとまぁ、かわいらしいこと♪

2010年ver. より、実年齢は2歳(正確には1歳半?)年をとっているのに

前回よりもかわいい印象を受けるのは、なぜかしらん?


より、無邪気になっていましたね。

フランツと出会い、恋に落ちて全てがキラキラ見えてくる様子、

ハプスブルク家に嫁ぐということの重大さなんて、まったくわからず、

わかろうともせず、自分と自分のまわりの狭い世界しか見えていないところ。。。

そういう幼さもわかりやすかったです。


で、いざ嫁いでみて、「何か違う。何かおかしい。」と感じ出してからは、

強さが鮮明。今回のシシィは、クールな印象を受けました。


翼をもがれてしまった鳥という感じ。今までは自由気ままに過ごしていたのに、

急に飛びたくても飛べなくなってしまい、記憶の中の景色や空気に思い焦がれ、

心がぽきんと折れたら、そのまま感情がなくなってしまった、、、というか。


絶望し、あらゆるものを拒絶してしまうことから出る強いオーラ。

そういう意味での“強い”シシィ像の印象だったんですよね。


で、トートとやりあうところだけ、感情があらわになる。怒りとか、悲しみとか。

トートと向き合うと、シシィの“生”が際立ってくる。

そのバチバチ感、瀬奈シシィと石丸シシィの芝居&歌の相性がよいので、

とりわけ魅力的でした。生と死。この二人は、表裏一体。


私の観た回のキャスト組み合わせは、当たりだったんじゃないかな。

少なくとも、めちゃ自分好みだったので、私にとっては間違いなく当たり。


瀬奈シシィと石丸トートの「私が踊る時」は、歌自体も、歌っているときの表情も、

とにかく圧倒されました。ここ、大好き。

この二人に、岡田フランツが加わっても、いいバランスでしたよ。


あと、平方ルドルフ!よかった!

ロミジュリを観ていなかったし、前情報なしだったのですが、歌うまさんなのね。

石丸トートとの「闇が広がる」の素晴らしさは、鳥肌ものでした。

(ダンスは。。。でしたけど ^^;)


週末、もう一度、観劇チャンスがあります。

違う顔ぶれで、どう変わるのか、楽しみ。



2010年のエリザベートは、一度しか観に行くチャンスがなかったのですが、

そこで私が選んだのが、瀬奈シシィ×石丸トートバージョンでした。

これが、私のストライクゾーンど真ん中でして。

今回も、絶対にこの組み合わせは外せない!!と思っていたのです。


初日が開く前に、石丸さんがご自身のラジオ番組で

「前回の“ヘビ”トートをアレンジしていく」とお話しされていたので、

どうアレンジされていくのか、楽しみにしていました。


爬虫類系だとは思ったけれど、ご自身でも“ヘビ”と思っていたのね。

私は、あの“ヘビ”っぷりが好きだったのですが(笑)


からみつくようなねっとり感が薄れ、あっさりしていましたね。

シンプルで、ストレート。シシィへの気持ちが、わかりやすいトート閣下でした。


トートとシシィが出会う場面も、「なんなんだ、この感情は」みたいな

ためらいや戸惑いなんて見せず、いい笑顔。

「見つけた!」って感じ?うまく言えませんが。。。


シシィを狙うギラギラした感じも、薄まっていたような。

なんか、自信満々なんですよ、トート閣下。


「あさこシシィのことは全部わかっているのさ。最後は必ず俺のところに来るのさ」

そんな自信&あさこシシィへの愛情に溢れた熱い視線が、バチバチ。

いい場面で、いい表情で、見つめているのよね。


あさこシシィがなかなか振り向かなくても、それすら楽しんでいるように見える。

余裕あるトート閣下に見えました。時折見せる、ニヤリ顔もポイント高し。


今回は、シシィが前回よりも強かった気がするのですが、

このシシィには、こういう包容力のある?トートが合うなぁ・・・と思ったり。

やっぱり、あさこさんと石丸さんは、芝居の相性がいいと思う。


歌も文句なしです、石丸トート。好みの声なので、なおさら聞き惚れちゃう。


今回、譜面どおりにリズムをとっていない印象を受けたんです。

下手に自己アレンジをされてしまうと、気になって仕方がないのですが、

石丸トートならば、OK。歌うまさんだし、自分が好きだから、なんだけど。

でも、一番の理由は、石丸トートらしさが伝わってくるから。


エリザベートは、他のミュージカル以上に歌が重要ですよね。

歌によって進行していくから、歌詞が聞き取りやすく、音程を外さず、

声が奇麗に伸びる歌うまさんが歌ってくれると、ストーリーがわかりやすい。


でも、セリフ替わりの歌だから、譜面どおりにならないのもありだと思うのです。

普通に話すときだって、感情によって、声質も声の大きさも、変わってくる。


歌がうまいのと、歌から何かが伝わってくるのは、別。

うまくて、さらにメッセージが伝わってくるのがベストだし、

音が取れていなかったりして耳障りな上、何も伝わってこないのは論外ですが。


伝わってくるかどうか、耳触りと思うか耳に心地よいと思うか、

このあたりは受け取る側の問題でもあるとは思います。好みは人それぞれだし。


だから、私にとって、石丸トートの歌はベストなわけで、

なにより、「あさこシシィの歌も、私にとって、ベスト!」なわけだ。

(まわりくどかったけど、結局、これ↑が言いたかったの~)


あさこさんよりも、歌に定評のある女優さんはいるけれど、

やっぱり、あさこさんの、気持ちのこもった芝居歌は最高なのさ。

歌だけでなく、芝居も魅力。いつも、ぐいっと心を持って行かれちゃう。

で、その世界に浸れちゃうのが、なんとも心地よいのです。


もしかしたら、あさこさんが意図している世界と、私が感じ取っている世界は

微妙に違っていたりするかもしれないけどね。


でも、目の前の非日常の世界に、すんなり引き込まれるのは、

作り手(あさこさんを筆頭に)と受け手(私)の相性がいいからだと、勝手に思っています(笑)




普通に、観劇の感想(特に、あさこシシィと石丸トート)を書くつもりが、

思いっきり話がずれていきました。。。

が、軌道修正できなかったので、このままアップしちゃいます。


余裕があったら、もう一度、普通の感想文を書くかも、です。。。

エリザベート、行ってきました!!


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6/2(土)マチネ


エリザベート・・・瀬奈じゅん

トート・・・石丸幹二

フランツ・ヨーゼフ・・・岡田浩暉

ゾフィー・・・寿ひずる

ルドルフ・・・平方元基

少年ルドルフ・・・山田瑛瑠

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2010年のエリザベートは、瀬奈シシィ×石丸トートの組み合わせで

一度だけ観ることができたのですが、この組み合わせがかなりのツボでして。

今年も、この組み合わせは絶対に外せない!と思っていました。



大好きなプロローグが始まると、もうそれだけでドキドキ×ワクワクがMAX♪

でも、「!?」と引っかかったところがひとつ。

亡霊フランツ、若くない?若すぎない?


禅フランツが大好きな私ですが、岡田くんも期待していたんですよ。

なんたって、To Be Continued だもんね。

でも、やっぱり、若すぎ・・・?


でもでも、杞憂でした。よかったですよ~、岡田フランツ。

歌も上手だったし、年老いていく感じも、よく出ていました。


岡田フランツは、シシィ大好き。でも、ちょっと弱っちい。

ゾフィーママに逆らえない(逆らうことなんて、これっぽっちも考えていなさそう)

優しいおぼっちゃまという感じ。


プロポーズを受けた瀬奈シシィは、この先の自分の幸せしか見えていない。

王家に嫁ぐことで自由が奪われることを、フランツは諭しているけれど、

ちっとも耳に入っておらず、キラキラ目を輝かせている。

「あなたが側にいれば」では、そんな奔放なシシィを愛おしく、

でも困ったような笑顔で見つめているのが印象的でした。


その後も、皇帝として立派に勤めを果たしていくフランツ。

妻も息子も、自分のもとから離れて行ってしまう。

厳しさと孤独。それがすごく伝わってきたんですよ。

だから、ルドルフとの諍いのシーンや、マイヤーリンクのシーン、、、

フランツが気の毒で。切なくて。


「夜のボート」もよかったです。

瀬奈シシィとデュエットの相性、いいですね~。もちろん、芝居の相性も。


今回の瀬奈シシィ、前回よりも“強さ”が出ているように感じました。

ルキーニの「エリザベートはエゴイスト」というセリフも納得できる役作りだったと思います。

(それについては、長くなるので、別記事に・・・)


だから、フランツとは交わらない、交わるわけがない。

そのすれ違いが、フランツ目線では切なく、シシィ目線では当然のことと、

すーっと受け入れられる。

実際のフランツとシシィもこんな感じだったのかも、、、

なんて思わせてくれる、(私が)心を寄り添わせやすいフランツでしたね。



まさかのフランツ語りになってしまいましたが、

瀬奈シシィと石丸トートについては、また改めて。。。