それは、突然の出来事だった…
 
 
大事なデータを取り出そうと、いつものように電源をいれてみた。
 
 
 
ピーピーピーピー
 
 
 
 
けたたましく電子音が鳴り響く夜中の3時。
 
 
私は慌ててイヤホンをジャックに刺した。
 
 
しかし、全く音が小さくなることもなく鳴り響きながら、不気味な文字が表示された。
 
まるで、電子音とダンスをするかのように、
リズミカルに15文字くらいずつ、気味の悪い文字がそこに並び始めた。
 
 

 
 

 
まさに、デスノートパソコン…
 
 
 
キーボードか壊れ、外付けのキーボードを使ったのが悪かったと言わんばかりに、相変わらずけたたましく電子音を鳴り響かせていた。
 
 
「お願いだから、どうか、スタートアップ修復の起動をしてください…」
 
 
私は、その願を叶えたい。
 
 
が、しかし、いくらそれを選択しようとしても、その願が届かない…
 
 
なぜなら、本体のキーボードは否応なしに拒絶を繰返し、挙げ句の果てには、USBポートも1ヶ所破壊され、唯一のUSBポートに接続したら、お前(キーボード)のせいだと拒絶を繰り返すではないか。。。
 
 
なぜだ…
 
 
 
君は一体、どこへ向かいたいのか…
 
 
この矛盾を一体どうしろというのか…
 
 
 
このデスノートパソコンから死神が出てこれぬよう、
封印するしかなさそうだ。。。
 
 
これ以上、犠牲を出すわけにはいかない。。。
 
 
リューク…
 
 
お前がこのノートパソコンを地上に落とした真の目的はなんだ!
 
 
見えない世界の具現化が怖いのか?!
 
 
今に見ておれ…
 
 
このデスノートパソコンには、重要な、世の中には出してはいけない数々のデータが入っている。。。
 
これが世の中に出回ったら、大変なことになる。
 
世の中の神話が崩壊されてしまうかもしれない。。。
 
 
修理には出せないから、完全分解して死神ごと闇に葬るとしよう…
 
 
かつて、使い捨てカメラを分解して、高圧電流注意箇所も分解しようとして感電しているような人間だ。
 
私に怖いものなど何もない。
 
 
 
 
 
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以上、真夏の怪奇現象 デスノートパソコンでした☆