動けなくなり感じた幸福感 | さやのりこ 国際画家 絵画は生命を動かす

さやのりこ 国際画家 絵画は生命を動かす

国際画家さやのりこ
国際画家。幾何学構成的絵画、新造形主義、抽象絵画、アクリル技法。奇跡の素粒子アートとも呼ばれている。詩人。日本の芸術家。ペルー共和国クスコ市立現代美術館に絵画「Tropical Bride」は永久保存されている。




13年前だったかな


両手足の感覚はなくなって

動けなくなったのです


仰向けになり天井をみつめてて

これって 冗談よねって

とりあえず疑いました


まさか動けないなんて

正座して足の痺れくらいしか経験は無かったので


足の痺れが全身になったのかも

少し時間が経てば動けるわねって

訳の分からない思考で安心させていた記憶があります


仰向けになり

手足の状態が分からないし

首から下のカラダが行方不明になってることに気付いて


動けなくなっちゃったって

実感した瞬間に


あ~よかったぁ

これでもう何もしなくてもいいのねぇって

これまでに無い幸福感を感じたのです


これで守られる

みんなが守ってくれるって満面の笑みがこぼれて

目の前に綺麗なお花が

ひらひらと舞い降りて祝福してくれているように感じて

その感覚に浸っていました


その後一気にジェットコースターに乗せられ

頂上から真下に落とされるように

恐怖と絶望感はやってきました


ですが

本当に不思議なのですが

幸福感は残ったままなのですよね  今も。


その幸福感は生きる力になってくれていると感じます


心にゆとりのある生き方になるのも幸福感のおかげなのかもしれない


あなたはカラダが不自由だから

さらに魅力的なのよって言われた時に


そんなふうに感じられるのねぇって変に納得したことも思い出します


失くしたものを補うように

他の人には見えたり感じたりしないものが貴方には分かるようになったんだねって言われた時にも


その通りだわって嬉しく感じたこともありました


ペルー共和国の遺跡からは

6本指の手型があり

その手を守るように

5本指の沢山の手型が残っていたと考古学者に教えてもらいました


太古は不自由な身体を持つ人を神と崇めていたのではないかと。


その考古学者は

貴女にも大きな使命があるんだ

貴女は神さまだよねって言ってくれました


ずっと感じている幸福感は

今も私を幸福に導いてくれています

こんなにも沢山の大きな愛で守られています


あの時感じた幸福感は本物だったのですね❤️